みんな元気?
先月はどう、なにかステキな事があった?
アタシ?
いや、なんにも特別なことはなかった、いつも通りよ。
さて、今日はコリアン・ボーイズについてお話します。ビックリ、じゃない?アタシは普通、オトコの話はしないから、特に韓国の男たちについてはなおのこと、ねっ。でも、ある韓国の男たちが、世界ニュースと日本で大ニュースになっているみたいじゃない、だからアタシも、それに便乗しない手はないと思って、でしょ?
ま、マジなわけ?最近日本では何が起こっているの?あの「ヨン様」に関するクレイジーなことよ。はぁ〜、テレビでヨン様が羽田空港に到着した時、赤ん坊のように泣き叫んでいた日本のオンナたちを観たわよ。たくさんの人たちが、ヨン様に夢中だって事を知ってアタシは、かなりショックだった、そして更にショックだったのは、その夢中になっているオンナたちの大部分は30代〜40代のオンナたちだってこと。ヨン様は、なんてラッキーなサノバビッチなの!!「冬のソナタ」は、そっちでも人気なの?こっちでもかなり人気なんだよねー、でもアタシ、5分以上続けて観たことがない、だってホントに、ホントにヒドイんだもん。たぶんね、これ読んでいる皆の中で何人かは、アタシがクサイものを好きだって思っているだろうけど、あれは行き過ぎだ、ホントに。どんなに努力して観ようとしても、5分以上観続けることができないんだよ-なんでそんなに努力して観ようとしているかというと、あの番組の一部は、アタシのホーム・タウンである春川で撮影されているからなんだけど。
で、正直言ってね、あのドラマの俳優達は、アナタたちの親愛なるヨン様を含めて、演じるってことをわかっちゃいない。だから、いくらあのドラマが、アタシの故郷の美しい景色(イェス!)たちでいっぱいで、胸を打つ物語で(皮肉です)、バックミュージックがステキでも(またまた皮肉です)、全然アタシはそそられなかったわけ。とにかく、皆、アタシがなんであの番組が嫌いなのかわかってくれるといいな。でもさ、皆の中の誰かが、「冬のソナタ」とヨン様を好きなことは、スゴくクールなことだと思うわけ。アタシは、人間の自由と、価値観の違いを信じている。ヨン様は、かなりルックスがいいしね、アタシの趣味じゃないけど、へへ・・。
そのヨン様熱狂事件の中でも、アタシは1つとっても気に入っていることがある。日本人の皆を、固い木か何かのように思っていたの。なんつーか、ひどく慎ましくて、超丁寧で、超感情を押し殺す人たちみたいな、わかる?でも、1人の韓国人オトコに向かって、泣き叫んでいるのを観て、アタシは、日本の皆も人間なんだ、って思ったよ。恥ずかしさもなく、心からの感情を出している何人かの日本人を観た、初めてのチャンスだった。あの30代から40代のオンナたちはたぶん、結婚していて夫もいるんでしょ?ちょっとぉ〜、彼女たちの正直さは、少なくとも称賛されるべきだと思うよ。そんなに良くないとしても、アタシの意見では、韓国人オトコが、アタシの仲間たちである日本人オンナたちに幸せと喜びを与えたってことに、アタシは全然問題ないんだけど。好きなだけ、ただただヨン様を楽しめばいいじゃん。奴はアナタたちのもんだよ。
オールド・ボーイ
とても才能のあるパク・チャヌク監督(彼は「JSA」のディレクターでもあるけど、この映画は「JSA」とは全然違う)による「オールド・ボーイ」という韓国映画が、第57回カンヌ映画祭のコンペティション部門にノミネートされた。だから、5月12日から23日までに開催される映画祭では、この映画も世間の注目を浴びることでしょう。ところで、この映画について、日本の皆にとって、興味深いことがある。この映画は、土屋ガロン作、峰岸信明画の同名のマンガが元になっている。
たぶん何人かの人は、このマンガを既に読んでいることでしょうね、でもこの映画は、マンガと全然違うらしい(少なくともアタシが聞いた話ではね。)この映画は、原作のマンガから元のあらすじを使っただけで、それはあるオトコが、この韓国映画ではオ・テスという名のオトコが、何者かによって誘拐され、その理由もわからないまま、密室で15年間も監禁されるというもの。まず、オ・テスが、なんでぇー監禁されちまったのかということに困惑するようなところから始まる。彼は理由を探し出すことに苦しみ、脱走することを何度か試みるんだけれど、いつも失敗する。そして、ついに彼は諦めて、その狭い場所で、なんとか生き延びようとする。彼はそこで、エクササイズをしたり、オナニーしたり、そして彼の人生の、過去の物語を書く。彼はさ、それまで自分を悪い人間だと思っていなかったのだけれど、1度自分の人生を書き始めたら、自分が思っているよりも、実は自分は悪い事をたくさんしてきた事に気がついてしまうわけ。で、彼は、自分を誘拐した可能性のある人たちのリストを作る。それと彼は又、自分の手に刺青を入れる。一行が1年。解放された時、彼は15行も刺青をしていることになる。
そう、彼はある日突然解放されるのよ、何の説明もなしに、15年も経った後で。彼は、自分自身の物語を書いたノートを受け取るだけ、そして超クールな服とサングラスをもらう。ここから、この映画が更にエキサイティングになるところよ、アドレナリン全開、バイオレンスとセックス、そしてまたバイオレンスだっ。この監督は、観客にずっとエサを与えつづけるわけ、だから観客は、なんでだろう、どうしてこのかわいそうなオトコが、いったいどんなサノバビッチによって監禁されたのか、考え続けちゃうわけよ。続きを知りたいでしょ?
でも、今はこの話を続けるのを止めたほうが良さそうだね、じゃなきゃ、皆の映画を観る楽しみを台無しにしちゃうもんね。では、もう1つ、この映画のおもしろい要素をお伝えしましょう。この映画のマーケティング戦略なのかなんなのか、この映画の結末は、パンドラの箱のように封印されたままでした。この映画関係全スタッフと俳優達は、結末を決してバラさないことを契約書にサインさせられた。映画会社も、ほとんどの韓国のプレス人たちに、映画が公開される前に結末をばらさないようにと命じたわけ(にもかかわらず、ある気の違ったバカなメディアはバラしてしまったけど。)映画公開が近づくにつれ、韓国市民の好奇心は大きく、大きくなっていったわけ:誰が主人公を、なぜ誘拐したのか???だから、映画が2003年11月21日に公開されて、興行成績NO・1になったのも、驚くことじゃないのよ。
なんでか知りたくない?だったら、日本公開されるまで待つべきだよ。日本のある会社が、映画公開の権利を買ったというニュースを観たよ、遅かれ早かれ日本でも公開されるでしょう。何人かの人たちは、この映画はとても暴力的で狂っていると思っているけど、アタシは、この映画は、映画ファンに完全なる楽しさを与えてくれるものだと思う。良くできた映画ってそういうもんでしょう:素晴らしい脚本と監督、オ・テスを演じる韓国のトップ・スター、チェ・ミンシクによる、すんばらしい演技、そしてパワフルな音楽とカンペキな撮影法とライティング。それに、この映画は、観ている間ずっと観客の血を湧かせてくれる。映画を観る時、どれくらいそんな気持ちになる?残念ながら、アタシは最近そんなふうにあんまり感じない。だからこそ、きっと、アタシはこの映画がとっても好きで、皆が観た時のリアクションを聞くのが待ちきれないのよ。この映画、見逃さないでよね!
ケイ