韓国映画はどのようにして、面白くないものからアジアの人気者になったのか

誰がこのたった5年間で、韓国映画が見るに耐える、ステキな、ワクワクするような、楽しめる、かっこイイ映画になるって想像できたんだろう? 正直言って、アタシは全然想像できなかった。

1998年の終わりにアメリカから帰国して、初めてビデオ屋に行った時のことを思い出す。アタシの実家のすぐ隣のビデオ屋に行って、何年も見逃していた幾つかの韓国映画を借りようとしていた。でも、アタシが見逃していた韓国映画って、それほど多くはなかった。

適当な韓国映画を見つけようと30分以上も苦しんだ結果、見つけた映画は、"Rub Love" (1998)、「豚が井戸に落ちた日」 (1996)、「グリーンフィッシュ」 (1997)というタイトルのたった3つの映画だけ。 ビデオの表紙から、少なくともアタシを惹きつける、または興味をそそる韓国映画は、その数年の間にあまり作られていなかった。 自分の祖国の映画界に自分の能力を貢献しようと映画を学ぶために海外留学までした若い韓国人オンナにとって、それはあんまりにも気分の悪い経験だった。(注意:当時アタシは、とても世間知らずでかなり興奮していて、社会に対して自分が何かできると思っていたのでした。)

当時の韓国映画界の状況について、もう1つあんまり芳しくない話がある。 アタシがアメリカにいた時、学校で香港映画や日本映画を上映するたくさんの映画祭を開催していた、世界中でも超、超有名な教授がいた。でも彼は、アタシが学校に在学中に韓国映画を上映したことはなかった、だからアタシはある日彼の事務所に行って「どうして????」と訊ねたことがあった。(注意:ねぇ? アタシは当時かなりヤルキだったでしょ。)

もちろん彼は、「韓国映画はくだらないから!!」とは言わずに、だって彼はイイ奴だったからさ、それでも彼は韓国映画に全く興味がないんだとアタシは感じた。いや、韓国映画が彼の興味を引かなかったと言うべきだった。ほんのつい最近まで、韓国映画がどれほどヒドかったって考えられる?ホント想像して欲しい、アタシは昔、韓国映画がどれほどヒドイかって、たくさんの言葉を使って表現してきたんだから。

よっしやぁ、ここから違う事について話題を移しましょう。それでは、この5年間で、こんなに早く劇的に、韓国映画の状況がどのように変わってきたか? 韓国映画は、韓国だけでなくたくさんのアジア圏で、なぜこれほどポピュラーになったのか?

みんなは、1999年に全韓国映画興行成績記録を破った映画「シュリ」から、全てが変わったと言う。うん、それはアタシも事実だと思う。みんな、「シュリ」から、韓国映画を違う目で見始めた。韓国映画が良くて面白いものになるという、かすかな可能性を見始めた。そして、2000年に映画「JSA」が上映され、再び韓国映画興行成績記録を更新した。 更に映画「友へ/チング」が2001年に上映、韓国映画興行成績記録をさらに破った。他にも、この2年間で「猟奇的な彼女」(2001)、 「おばあちゃんの家」(2002)、「殺人の追憶」 (2003)、 "A Tale of Two Sisters" (2003)、 "The Scandal" (2003)、 "Old Boy" (2003) などのたくさんの映画がヒットした。

どんどんとスバラシイ韓国映画が出てくるようになると、皆はその現象にヒドク興奮するようになってきた。韓国映画だけが、韓国でよりポピュラーになってきたわけではないけれど、海外からスバラシイ評価を受けるようにもなった。韓国映画は、海外の映画祭でたくさんの賞を受賞している。

たとえば、映画「ペパーミント・キャンディ」は2000年のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で特別審査員賞をもらっている。映画「オー!スジョン」は、2000年の東京国際映画祭の審査員賞特別賞を受賞。映画「チファソン」は、2002年のカンヌ国際映画祭の監督賞をもらった。そして、映画「地球を救え!」は、2003年のモスクワ国際映画祭監督賞を受賞した。このように、韓国映画のクオリティも、ここ数年の間にとても向上したんだと思う。

その上、アタシは、映画「猟奇的な彼女」をとても楽しんだと、他国に住む友人から、その映画主演者のチョン・ジヒョンがとても好きだと、何度聞かされたことだかわからない。チョン・ジヒョンは、今「I Introduce My Girlfriend」と言うタイトルの映画を撮影中だ。その映画は、映画「グリーン・デスティニー」(2000)や「ヒーロー」(2003)を制作した香港の有名プロジューサー:ビル・コングの100%お墨付き映画。

さてと、今日はもう充分、輝かしい韓国映画の状況を話したわ。次の回でも、もう少し話を続けていきたいと思います。もちろん、良いことばっかりじゃなくて、イヤなことも話すつもりだよ。「カンペキ」な状況なんて、あるわけないんだし、ねぇ?

謹賀新年!
ソウルのケイより
2004年1月11日

PS:ついに韓国テレビで中谷美紀が観れることになったよ!! 来る1月22日から、あるケーブルテレビで、「真夏のメリークリスマス」が放映されるぅ。


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