このクレイジーな暑い夏の中、皆様いかがお過ごし? 今年の夏は、アタシが今まで生きてきた中で1番最悪な暑い夏だ、ホント、ソウルは最近かなり暑い。先週中、文字通り、アタシは死んでしまうところだった、それで、最終的にエアコンが今すぐ必要だってことに気がついて、身体が溶けてしまう前に、タクシーをひろって、電器屋に行って、エアコンを買った。この貴重なエアコンの助けなしで、このエッセイは書けないと思う、だってきっとすぐ気がおかしくなるはずだから。ところで、そっちの天気はどんな感じ?どうして、年々こんなに暑く、暑くなっているのかね?韓国は、亜熱帯になったのかな?オッケィー、暑い天気の話はこれまでにしましょう、話しているだけで暑くなっていくような気がするから。今日は「鬼神」という韓国映画の話をしましょう、だって何か涼しくなるものが必要でしょ。
「リング」(1998)が、韓国でリリースされてから、韓国映画の鬼神はどんどん“貞子1色”のように見える。最近では、韓国ホラー映画で、貞子のような鬼神を出すのが流行のよう。
例えば、「狐怪談」(2003)の中には、貞子そっくりな鬼神が出てきて、アタシをひどく怖がらせたし。それから、今年の新映画の「霊」、「分身娑婆」と「フェイス」の中には、またしても貞子のような鬼神が出ている(写真を見てね。) どうして、急に全ての鬼神は貞子のようなんだろう? 貞子は、東アジアの究極の鬼神なの?
そもそも、何故みんなが貞子を真似し始めたのかわからない、でも韓国の究極の鬼神は、とっても貞子に似ている。小さい頃、よくテレビのホラー番組を観ていて、その中には同じタイプの女鬼神たちが出ていて、すっごく怖かった。
みんな白の服で、冷たい青白い顔で、長い黒髪で、口から血を流していた。(左側の写真を見てね。)韓国女鬼神たちは、貞子と比べると、もっと人間っぽい。貞子は、化け物のような特徴があるでしょ、ヘンな動きとか、あのおっかない目玉とか!
でも、韓国女鬼神たちは、人間のように振舞うし、人間のように考える。彼女たちが探し求めているのは、復讐だけで―だいたいは、自分達を裏切って、殺される原因になった男たちに対しての復讐だけ(多くは自分たちで首を吊って死んでいるんだけど。)だから、彼女たちは、自分たちを利用したヒドイ男たちに対して、遣り残した仕事を終えてから、天国(か、地獄)に戻る。
彼女たちは、ちょっと悪いけど、そんなに悪者ではないわけ、邪悪な男たち以外には誰も傷つけたりしないし。この伝統的な女鬼神たちは、女性たちに対して残酷で、もの凄く保守的だった韓国社会の結果なんだ。彼女たちは、たくさん苦しんで、生きている間はひどく虐待されて、だから死んだ後に戻って来なきゃならない。なんて悲しいことなんだろう、ねぇ? そう、子供だったけど、時々彼女たちをかわいそうに感じたなぁ。
でも、最近の韓国女鬼神たちは、とても貞子チックになってきて、化け物的で、伝統的な鬼神とはかなり違った新しいホラー感を韓国の観客に与えている-たぶん鬼神は若い観客を惹きつけるために進化しなければならないんでしょう。アタシは「リング」を観た後、2週間はテレビ自体が見られなかったよ。
貞子がテレビから出てきた時、「オーマイガー!」な状態で、あんまりにも驚いたんで、しばらくの間、呼吸ができなかった。アタシの人生の中でも、かなり怖かった瞬間の1つよ!
アタシはホラー映画の大ファンではないけれど、夏にはつい観てしまうんだよね。人間ってとっても奇妙な動物だね、そう思わない?ホラー映画は作るのが簡単ではないし、観客を感心させるのはとっても難しい、だって皆ホラーものを観る時、必ず期待感を持っているし、長年たくさんのホラーを観ているから、できの良いホラー映画というものをよく知っている。できの良いホラー映画のルールは、いくつかあって、第1ルールは、「たとえどんなものでも、怖いものであること!」アタシの好きな韓国ホラー映画は、怖いだけじゃなくて、とても悲しい話な映画。「箪笥」(2003)と「鳥肌」(2001)が好き。とても怖くて悲しいものが、同時に好きなアタシは、かなりサド的なのかな?
日本では最近韓国ドラマが、ポピュラーという以上に流行っていると聞いている。でも、こんなひどい暑い天候を乗り切るために、韓国ホラー映画の「箪笥」(2003)と「鳥肌」(2001)でも観てみてはいかが?クサイ「冬のソナタ」より全然良いよ。ちょっと待てよ、実際アタシは、「冬のソナタ」を10分くらい観終わってから、とっても怖いドラマだと思ったんだっけ。ハハハ・・・
2004年8月4日
ケイ