BL妄想カルチャー

最近、数分ほどはTVを観ているのだけど(少なっ。)たまたま観ていたローカルのニュース番組で、「チクワ」に穴を開けて笛を吹いてる小太りの男性の演奏を見て、即座に笑い死にそう……(悪質)。だって「チクワ」だから、前後に「曲げたり」戻したり、くにゃくにゃ、ぐにゃぐにゃっ…もう駄目だ!(しばし、脳内が「変な物質」に占拠されております。)

ところで、前にも言いましたが私はリアルでは女子が好きです。なので、あんまりBLもたしなんでいる訳では無いのですが、しかし今更だけど、BL的世界は「リアル」とは程遠いからね。だから、なんとなくアニメを観たり、ゲームで攻略したりも出来る。逆にいくらリアルで女子が好きでも、ギャルゲーの有り得ないアホ・ヒロインを見ても全然萌えない。幾らKYでも、自意識抜きでも、ここまで(悩み方も)アホな女子は現実で見たことが無い…萎える。乙女ゲーは主人公が個性が薄いし、あんまり相手の男キャラにろくな人格設定が無いから(失礼)、余計にやる気が起きない……百合はギャルゲーから、男を抜いただけのものが主流だから、やっぱりパス。ナイーブなだけのヒロインは人生の心配の方が恋愛よりも先に立つ、ゲームのキャラに人生相談なんかされたくないよ、自分で消化しろよ…(そんなイベントは滅多に無いけどさ)。消去方で気が付いたら、やっぱりBLで何かないかーと、見てるような悪循環……良いのか自分はそれで……。

や、ほんとは違うと思ってる!本音を言うなら、この差別的な中の、特に無意識のミソジニーの空気で自閉しているオタクの壁をどうにかしたいと思ってる。
いや、それが時代の鬼子のフリをながら、しっかり表と『連動』してる空気に薄々気が付いている。ミソジニーは『オタク』発ではない。それは表のカルチャー自身に既に内包されているものを、多少の増幅はしつつも、彼らは素直に内部に吸い込んでいる。

自分自身も、常に『女子』として扱われ、表カルチャーのヒエラルキーで踏みつけられたからこそ、その空気にNOと言う。もう、見てみないふりをしたくない。誰のためにでも無く、自分が居心地が良い『オタク』の空間が欲しい!(特に妄想で……。)

そんなことを思ったから作った同人ゲームがこちらのサイトのオリジナルゲームの『マリモ』だったのだけど…。

制作期間は約一年程、こつこつ殆ど一人で創ったゲームだったのだけど……女子主人公初のリバーシブル宣言!を銘打った、過激なエロのゲームは……やっぱり、と言うか案の定…『腐女子』の壁には勝てなかった……取り分けBL腐女子には……。なんだろ、この壁は??

一部の、はまり込みすぎで『擬似FTMのミソジニー風味なゲイ男』化している腐女子を除いて、彼女たちの殆どが、根は表カルチャーの『ヘテロ女子』自認だとしても、不思議なぐらいに届かない。オチコボレの名も無いサークルが作ったにしても届かない……何故?

昨年末は、そんな腐のスパイラルで頭の中がいっぱいだった。まあ…これは自分の好みで創っているから良いのかもしれない、自分が創るのをやめなければ良いだけ、何せ裏テーマが『女子の掴む妄想権力』だしね(笑)
今の日本で『権力妄想』まで、自分のものにするツワモノ女子には中々、お目にかかれない。私は、自らの内に『ガキ大将ジェンダー』体験を持っているから判るのだけど、殆どの女子は『ガキ大将』経験は持たずに大人になるから、その体験の楽しさや、バカバカしさの『妄想』真髄は知らない。妄想は…時に人格も形作る。疑似体験でも良ければ興味のある方は、こちらからどうぞv

それにしても……ヘテロの女子が中心で好む、『BL妄想』とは一体ホントは何なのだろう?場末のはぐれ気味の腐女子は疑問に思った。

よくある腐女子批判に、BLは『ゲイ差別』じゃないかと言う意見がある。
ある一面で、それは正しいと思う、彼女達の殆どは、何も気負わず、気楽に『ホモ』なんて口走る。気楽な排除だ。だけど、腐女子のブログなどを覗いたり、チャットなんかの話でも、誰も聞いてなくても、これは「ファンタジー」だからと言う暗黙の(?)前提で楽しむのが流儀だから、現実のゲイを差別しているんじゃないかと言った所で、こちらは「ファンタジー」であちらは「リアル」と言われるだけ。随分、きっぱり言うなーと間違ったところで感心してしまう。

『妄想』に『現実』は含まれていないから、これは差別には当たらないなんて、滅茶苦茶な理屈だと思う。しかし、自分の『真の男像』妄想と、そのウンコ残骸の『女像』妄想を『現実』だと言い張る、悪質なチンコ・ワレワレ星人に比べれば、どうせ現実では出来ないし…と卑屈と共存しながらも、自分が『現実』を操れないと、初めから諦めているオタクの方が、どちらかと言えば安心できてしまう。

勿論、行き過ぎた『卑屈』も、行き過ぎた『妄想』も全く『無害』のまんまではいられない。『妄想』が現実の政治性や、差別に(たとえ自覚がなくても)繋がってしまう危うさは常にある。『真の男妄想』は迷惑だよ。妄想が真実だと言い張る時点で暴走している。2次元ロリコン・オタクの妄想は、実は下地の部分に、そんな『真の男妄想』で溢れてる。妄想なのに『戦争オタク』の防衛省に、しっかり『ガンダム』を製作させてしまうことを肯定してしまったり、妄想なのに、現実に、下の階級の『メイド』を復活させてしまったりしてる。あそこまで、国レベルでビジネス化したら、ごっこ遊びとは言えない。全然『無害』じゃない。

不安定な状況に、そのまま安住できる人はあんまり居ない。例え妄想と割り切っていても、どこかでそんな自分を肯定してもらいたい気持ちが浮かぶのは不思議ではない。『メイド喫茶』も防衛省の『ガンダム』も、オタクの発案では無い。それでも、内心嬉しいと思うのなら、どこかで『妄想』に暴走モードのスイッチが入っていたりしないだろうか?それでも自閉しています、放っておいてと言うのなら、私はオタクの妄想が有害だと言う。余りにも表のカルチ
ャーに無自覚に連携して、提供しておきながら、関係ないと言う態度は暴力だと思う。『オタク』だからじゃない、誰でも不安定な位相にある自分に対して、そうなる可能性があるから、そう思う。しかも、そうなって最後に、ご都合主義に『トカゲの尻尾切り』的に切り捨てられるのは、自分たちなのに…もう、既にそうなりつつある。なんで『オタク』だけが?!って喚いたところで後の祭りだろう。

しかし誰がどの『妄想=ファンタジー』を今しているかなんて、そんなことは判らない。そうなんだよね…『BL妄想』も、目の前でどんな妄想しているかなんて、エスパーでもなければ判らない。この掴めなさが実態を判らなくする。特に『女子』は中々、本音が見えにくい。

以前に、某萌えキャラのチャットで、皆に、このゲーム中で主人公は受けが好きなんですか?とマヌケーな質問をしてしまったことがある。勿論、皆バラバラの答えだった。それはエロの中身もバラバラで、根はきっちり『真の男像』に囚われている(それ故、コンプレックスだらけの)ロリオタ男よりも幅があって、しまいにはロリオタ男の差別ネタまで引っ張り込んで吸収して、BLにしてしまう想像力にびっくりしたり、感心したり、呆れたり…そんな彼女達を頼もしいと思った。じゃあ、BLには何も問題はないのか?

妄想は誰にも止められないし、止めなくても良いと思う、だけど自分がやったことが例え小さくても、『何か』に繋がっていることは逃れようが無い。BLは市場規模は小さいけど、TVになって映画になって、実写化までして、最早、『BL妄想』カルチャーは、現実の『ゲイ』カルチャーとは無関係とは言い切れない、それが『妄想発の現実』で現実(ゲンジツ)なんだよ。何が好きでも『妄想』と言う言葉は、免罪にはならない。自分も一部のBLにハマって、それに救われた時期があったから言うけど、何を思って『BL』に引っ付いているのかは、この状態に余り関係がない。現実のホモ・フォビアを見てみないフリをするなら、或いはそれに関わるなら、尚のこと性質が悪い。それは、現実のミソジニーから、自分だけが『妄想』に現実逃避しても、悪い地盤は変わらないのと同じ。

もうきっぱりと『サブ・カルチャー』と自分を呼ぶのは止めた方がいいと思う。
サブだろうがメインだろうが、どう言う結果を引き起こすにしても、誰もが、そこで『現実』に関わっていることは自覚しなきゃいけない時期に来てると思う。麻生みたいな気味の悪い政治家まで、いつのまにか引っ付いてきてる。
『妄想』だから気楽な時代は、とっくの昔に過ぎている。面倒だから『オタク』なんかやーめたでも別にいい、どうせ属性でもないんだから、気楽に入って、気楽に離脱できるよ!皆、そうしている。勿論やってきたことはゼロにはならないけどね。

さて、これから自分は一体どうするか………。どうしようか…腐女子たち…!
なんか色々、大変そうだ。(妄想して考えろっ)


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[2008/06/06]
腐女子は変身ヒーロー(2)
[2008/05/30]
BL妄想カルチャー
[2008/05/23]
ロストジェネレーション
[2008/05/16]
エレメンタラー
[2008/05/09]
「毒めぐ事件」とリセット装置
[2008/05/03]
オタ友
[2008/04/25]
乙女の秘密
[2008/04/17]
みんなのワレワレ星人
[2008/04/11]
歌は世に連れオタクは世にツンデレ
[2008/04/04]
カオナシたちの聖戦
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