無印良品の黒ゴマせんべいを食べている時に、少しでも違う色のゴマが混じっていると、思わずじっと見てしまうことがある。過敏症だろうか?しかし、数万円もしている老舗の高級料亭さえも、客が箸を付けていない料理をそのままリサイクルしている時世だから、何を信じてよいのやら………。虫がお菓子に混入していただけで大騒ぎしていた頃の方がマシに思えてしまうのは、随分と後退した感があるけれど、見てみないフリをして来たのと、実際に「今」増加し
たのとでは、全然モラルハザードの現状の意味合いも違う。ここまで「蓄積」して、手に負えなくなる前に、対処しておくべきだったと言うのが正しいと思う。
…とか言いつつ、今回のコラムは締め切り日ギリギリで書いていたりしますのですよー……うう、北原さん、ごめんなさい。中々、今週は降りてこなくて…GWは特に関係ないです。(反省する前に、まず手を動かす〜!)
で、えーと4月の終わりごろですね、それ程、話題として大きく取り上げられた訳でもないので、スルーしたか、気が付かなかった人も多かったんじゃないかと思いますが『人気ゲーム「ひぐらし…」の「毒めぐ」、少女にみだらな行為』と言うタイトルで、ネットのニュースにも流れてましたこの事件。実際、私もスルーしようかと思ってしまったんですが、一応、腐女子をやっていますので、『小さな迷惑、大きな一歩』と言う観点から(そんな、言葉は無い。)
気になった点をまとめてみました。
産経新聞の辺りが出していたネット・ニュースの記事の概要は以下の通りです。
女子中学生にみだらな行為をしたとして、神奈川県警横須賀署は14日、県青少年保護育成条例違反の疑いで、横浜市鶴見区駒岡の派遣社員、石井ショウ翔(めぐる)容疑者(25)を逮捕した。
関係者によると、石井容疑者は猟奇的殺人事件を題材にした人気ゲーム「ひぐらしのなく頃に」のファンがつくる小説集で、「毒めぐ」というペンネームでイラストを描いたことがあるなど一部のゲームファンなどの間で人気があった。
で、この後、この男は彼のブログに書き込みをしてきた、彼のファンらしき、当時中学3年生の女子をホテルに連れ込んだ挙句に、このまま関係を続けたければ『金を寄越せ』と要求して、被害者から15万円を受け取っていたと言う、お粗末極まりない事件なのだけど、これだけだったら、特に彼らが『オタク』かどうかと言う点には、関係が無さそう……。ちょっと、名の知れた○○崩れがファンを騙して……みたいなくだりで良くありそうだけど……。勿論、中学生に手を出した挙句に、金を要求って何様だよ、この勘違い腐れチンコ野郎!とは思うけど、それ以上、この件に関しては、他の事件と比較しても「特殊性」は特に見られなかった。しかし、マス・メディアでは相変わらず、事件の「犯人」は「外部化」するのが慣例化しているのか、朝のワイド・ショーで、彼が自分のブログでゴスロリ風の「女装コスプレ」などをしている写真を見ながら、当然のように、テリー伊藤が、「特殊な世界ですから」と流していましたけどね。「特殊」な世界ね………。
特殊その1:オレ様、偉いと思っていた。
特殊その2:スカートは女子のものだと思って、穿いていた。
特殊その3:女、子どもを見下していた。
特殊その4:特殊なことは、特別な『コミュニティー』の中でのみ存在していると思っていた。
つか、最初、ニュースを見た時に「毒めぐ」って誰?そんなヤツ居たっけ??程度しかなかったもんなー。「ひぐらしのなく頃に」のファンサイトは多いし、そちらと交流が無ければ、2次創作の有名人なんて知るすべも無い。もし、この事件で「特殊事項」があるとすれば、そんなファンの間の断絶、もしくは、そこまで極端ではなくても「タコツボ」的なマーケットのあり方の「特殊性」の方に目を向けるべきでは………。「タコツボ」が顕著に出ているのは、「コミケ」などのオタクたちが集まるイベント会場に、一番良く出ていると思いますが。地方からだとあんまりピンと来ない所もありますが、とにかくこの細分化はカタログだけでも熱く伝わって来るのだからスゴイものがあるさ〜。例えば、ブースの出し方の記載の例で、こんな注意書きなどがありますよ。
「合同で、出展する際には、必ずジャンルは『統一』しましょう、違うジャンルを一緒に並べると、片方が売れなくて『悲しい思いをします』。」
いや、すごいです、もう脇目もふらずに自分の希望の『創作ブース』に突撃する、ファンの姿がこれだけでも、ありありと浮かんできます。
実際のコミケ参加の参加者のレポートからも同様の熱気が出ています。並んで、突撃して、(関係ないジャンルは見ず。)自分の望む『戦利品』を大量に手に入れた。(それ以外は、目に入りません。)オワリ。
後日談で、一緒のオタ友の違う『萌え』の話が出てきても、それはオ・マ・ケ。1次創作は見ないの?たまには『2次』ばかりじゃなくて、新しいものも見ないと、市場の発展的には『萌え』尽きたら後がないよ……て思うのは禁句、勿論大きなお世話。因みに、コミケには『ジャンル限定』のものも多くあるから、そこでは更に『タコツボ』化している。
でも、これは誰が悪いかと言えば120%「売り手」の方にあると思うけどな。オタク=お客は悪くない。コミケ自体はファンによる自発的なものが多いけど、狭いコミュニティーの中で、1次以上にカリスマ力のある『2次創作』の創り手が出てきても、何ら不思議はない状況にある。それを放置して、せこい囲い込みで、自分の方のみの「2次創作」に絞らせた宣伝要員に利用しようとしている、一部の利益企業の性格の悪さが背後に見え隠れもする。もっとも、ニコニコが普及しだしてからは、あちこちの有名作品を混ぜた、まぜこぜネタが増えているから、ある意味、遠まわしにファンに逆襲されているとも言えなくはない。
『2次創作』のための『2次創作』は、いつかは必ず『毒』になって遠隔操作の『1次』の元にも帰ってくるだろうからね。元の『創作』文化が意味を失くすまで………。
特殊その5:考えたくない事は意識の中からゲームのリセット・ボタンのように、常に『外部』に向けて、無きものに『放逐』してしまおう!