のさちーぬさま。
「道場破り系」、ものすごく嬉しい評価です。
ありがとうございます!!
しかし、滞りがちな連載、腹立たしい本を手に取る機会を、まだあまり増やせていないというていたらくでございます……。
あ〜う〜。また看板奪いに行かねばなりませぬな。新年1冊目は何にしようか……。
腹立たしい本を買うのも、私が書いた文章によって誰かが買うのを思いとどまるかと思えば、社会のために役に立っているような気分になります。むかつく文章も、何をどう叩くかと考えながら読むと、むしろ元気になっちゃう感じです。意外と、精神衛生に悪くない、むしろよいくらいかもしれません。
むかつく本を読んだときは、とにかくその思いを友だちに話したり、ブログに書いたり、なんらかの形でその怒りや徒労感を誰かに伝えると、その本のために費やした金や時間も無駄ではなかったような気持ちになれて、だいぶ気分転換になるかと思います。……とこんなんで、参考になりましたでしょうか。
コラム読者のみなさまは、うっかり腹立たしい本を読んでしまったときは、ぜひワタクシ宛に「オマエもこの本を読め!」というメールをいただければ幸い至極でございます。
しかしまあ、腹立たしい本によっては精神健康をさして乱されないワタクシではありますが、ここのところ、精神を病んでおります。
2007年は、私にとってはけっこう激動な一年でございました。4万円払った女性健診で甲状腺機能亢進症が発覚し、これまでの「なんとなく不調」や「会社にいると襲いかかる吐き気」の原因はこれだったのか治るのか! と明るい気分になったものの、治療を続けても体調はあまりよくならず。3年半(うち2年は遠距離恋愛)つきあった男にふられる(原因は私の浮気)。6年半勤めた会社を、年末で退社(次の展望なし)。5年半くらい住んだボロアパートを引き払い、出会って半年くらいの自称フェミニスト男と同居を始めることに。さらに、世間に流されて、住宅手当のために、婚姻届を提出することに。(「入籍」という言葉を使わないあたりが、せめてもの、しかし無意味な抵抗)
年末年始に相手の実家にも行き(相手の祖母に「おまえ100までわしゃ99まで、ともに白髪が生えるまで、仲良く暮らすんだよ」と涙ぐまれ、お祝い金をもらってましたが)、私自身の親にも会わせることになりました。驚くほどの流されっぷりです。親友には、「あんたの人生はなんでそんなにネタなのか」と呆れられてます。ちょっと最近の私は、フェミを名乗るのはいかがなものかと思うわけです。
さらに、その同居男性は、「一穴一棒主義を粉砕せよ!」という思想の持ち主で、実際ほかにもセックスする相手がいて、2shotチャットで相手を探して「会おうよ」と誘ってセックスをしたりしているのです。ほかの女性と旅行に出かけたりするわけです。
たしかに私も、そもそもつきあうという契約関係の中でほかの男とセックスをして破綻したわけだし、日々「私はサセコではなくヤリマンでありたい!」などと息巻いているわけですが。
でも、私自身は、ある固定の継続的なパートナー関係を築くこととポリガミーとは両立しえないと思っていて、彼のやっていることは「浮気公認」みたいでなんかキモチワルイ。「自由恋愛」のメリットを、本当に男女がともに対等に享受できるものなのか、非常に疑問。私は今はあまりほかの男性と性的な関係を持ちたいという欲望がなく、何よりも、感情的に私は彼がほかの女性とセックスをするのが嫌なのです。
んで、「長田さんも所詮『普通』の人だったんだ」とか、「ほかの人とセックスするな、なんて無茶な要求だ」とか、「つきあうという契約関係を結んでいるのに嘘をついて『浮気』をした長田さんの方がよっぽど罪深い」とか、「一穴一棒は家父長制を助長するのに」などと言われつつ大喧嘩してるわけです(何やってんだか)。
というわけで、かなりの無茶ぶりな気がしますが、深井恵美先生に質問です。
もし女生徒から、「よく一緒に遊んでいてセックスもしている彼に、絶対にお互いだけなんていう関係は不自然だし、つきあうという契約のもとにお互いの性的自由を束縛しなければ維持できない関係なんて無意味だし、男として君の自由を奪うのは嫌だから、お互いに束縛しあわず、ほかの異性とも自由に仲良くしたりセックスしたりしよう、と言われた」と言われたら、どう対応しますか?
私、やっぱりそれが「女が損をするだけ」と断言してしまうことにも、思想的に抵抗があるんですが……。
それでは、腹立たしい本を求めて本屋に行ってまいります。本年もよろしくお願いいたします。