●宙船

毎日更新! と張り切っていたけれど、合間、あいちゃうねー。マイニチコウシン、とキーボード打ったら、毎日行進、と変換された。なんだか忙しないもう年の瀬の気分である。

最近は、TOKIOの新曲『宙船(そらふね)』がよくラジオや街から流れて思わず口ずさんでしまう。作詞・作曲は中島みゆき。
「おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな!!!」
というサビには思わずコブシをあげたくなる。さすがみゆき節。なんだかわけもなく前進したくなるような高揚感。歌を歌いながら体を動かしていると、ほんと、軍隊の行進のような動きになっちゃった。

それにしても、おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな! とは穏やかじゃない。中島みゆきが書いていると思えばこそ、社会にただ身をゆだねるな、闘え! という全共闘世代の歌にも聞こえてくるけれど、例えばこれを例えばホリエモンが歌うと、まさにテーマソングのように聞こえるし。若いTOKIOが歌うとまだまだ暴れたい年頃ね、とか思うし。さらに安部晋三が歌うとなると、憲法九条を守ろうとするやつと闘おう! 政治家としての命にかけて私は闘おう! 私のオールは私だけが握るのだ! とかいう決意表明にも聞こえる。

「闘う」という「意志」は純度の高いアルコールみたい。だから「闘う」者は酔いやすい。中島みゆきの曲を聴きながら、私はフラフラによく酔う。そして、酔っている者には何を言っても、たいていの場合は届かない。

「闘うきみのことを闘わない奴らが笑うだろうーファイト!」と中島みゆきは1983年に歌ったが、闘うことが「かっこ悪く」、闘う純粋さや真剣さが「笑えた」80年代というのは、もう完璧に過去のようだ。今は、人生にも、仕事にも、思想にも、社会にも、経済にも、なんだか諸々と「闘え! 闘え!」というメッセージがあちこちに溢れているよう。人に理解されなくても、己を貫け! 闘え! TOKIOがかっこよくこの歌を歌うほど、中島みゆきの時代背景があってこその歌、というものからどんどん遠のいていくような気になってしまう。できれば、若い男子は闘わずに遊んだ方がいいし。真剣さよりも柔軟さを身につけてほしいし。コワイ政治家には闘わずに、安らかに、目の前の仕事だけ、流されるように仕事をしていただきたいものだと願ったりする。


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[2008/09/24]
男女平等というルール
[2008/09/17]
ワガママなわたし
[2008/09/09]
女の候補者
[2008/09/02]
セックス・アンド・ザ・シティな夜。
[2008/08/26]
ハウスキーパー
[2008/08/20]
オトコジャパン
[2008/08/10]
お久しぶりのご挨拶。
[2008/05/30]
女の罪、男の罪
[2008/05/19]
母としてのわたし
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