こんな詩をみつけました。みつけました、というか、今さら知りました。
まるまる今日は引用します。そんな気分。
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第一の陣痛
わたしは今日病んでゐる、
生理的に病んでゐる。
わたしは黙って目を開いて
産前の床に横になってゐる。
なぜだらう、わたしは
度度死ぬ目に遭ってゐながら、
痛みと、血と、叫びに慣れて居ながら、
制しきれない不安と恐怖とに慄へてゐる。
若いお医者がわたしを慰めて、
生むことの幸福を述べて下された。
そんな事ならわたしの方が余計に知ってゐる。
それが今なんの役に立たう。
知識も現実で無い、
経験も過去のものである。
みんな黙って居て下さい、
みんな傍観者の位置を超えずに居て下さい。
わたしは唯だ一人、
天にも地にも唯だ一人、
じっと唇を噛みしめて
わたし自身の不可抗力を待ちませう。
生むことは、現に
わたしの内から爆ぜる
唯だ一つの真実創造、
もう是非の隙も無い。
今、第一の陣痛・・・・
太陽は俄に青白くなり、
世界は冷ややかに鎮まる。
さうして、わたしは唯だ一人・・・
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何人目を産んだ時に、そして何歳の時の詩なのでしょう。
13人の子供を産んだ与謝野晶子の詩。
「みんな黙って居て下さい、
みんな傍観者の位置を超えずに居て下さい。」
このことをだけを、女たちはずっとずっと言い続けているんじゃないかと思った。
リブもフェミも、今の女たちもずっとずっと。