●亀田兄弟と亀田ママ

亀田兄弟が好きです。
・・・と言うと、「あんな男臭い男を?! 北原さんが!?」と驚かれるが、誤解も甚だしい。私が嫌いなのは、松波健四郎(文部科学副大臣で、髪の毛を結ってるオトコ。ずいぶん前に、国会でコップの水をぶちまけた)のような「男臭さ」であって、亀田兄弟が放つ「男臭」というのとはちょっと違う。

そもそも、亀田兄弟が「男臭」を放っているのか、というのも疑問だ。私には、あの親子が、というよりあのパパが「ママ」にみえて仕方ないんだもの。女にみえる、というのではなく、母。割烹着着て、子どもたちをかいがいしく世話するママにみえる。

亀田パパは「教育論の違い」で妻と離婚したと言われている。母親から息子を、息子から母親を取り上げるほどに息子に熱中できる父親にはどんな物語があったのだろう。「教育」というものを、家に女がいることの”便利さ”よりも優先させる「男」がいるか!? 
そして妻が出て行った家で、幼い頃からパパと三人の子どもたちは力合わせて生きてきた。決して恵まれていない経済状況。決して恵まれていない家庭環境。授業参観の日や、運動会の日、亀田パパはどんなお弁当を子どもたちにつくったんだろう。夕飯時、食卓でどんな会話を交わしてきたのだろう。
当然のように、亀田家に深まる”母子密着”。パパはママとして生きはじめる。亀田パパはママのように、子どもたちに全身全霊、自分の人生をかけていく。

「父は黙って背中を見せる」とか「父は生き方を見せる」みたいな、「男らしい教育論」じゃないよ、亀田ママがやってきたことは。生き方を見せる余裕もないくらい、息子達のために自分を犠牲に生きてきた。あのママにないのは、自分の人生。自分のための言葉。プロゴルファーの「さくら父」のように、娘の業績を自分のものにしちゃうような図々しいオトコらしさが、亀田ママにはないもの。

あんな父息子って、マンガ以外にいるんでしょうか。いや、そもそも「マンガっぽい」からこそ話題になった親子であったけれど、驚くのは、亀田家の男たちの饒舌さだ。女がいない家庭で、男たちがあそこまで「おしゃべり」であるのは、珍しいことではないのか。他者に向けての会話は苦手かもしれないが、内で交わされる言葉に終わりがない・・・そのくらいの賑やかな雰囲気を、亀田一家には感じる。そんなオトコたちがいるんだぁ・・・と私は、亀田兄弟からずっと目が離せないでいる。

ちなみに、亀田ママの年齢。 1965年生まれ。42才。厄年ね・・・。

亀田バッシングの中身、よく分からないけれど、TBSが悪いとか、ボクシングを侮辱したとか、どーでもいい。ああいう母子密着な父息子関係が、この「騒動」を経てどんな風に変化していくのか。今後も見たい。見続けたい。マスコミに出続けていてほしいと思う。

ちなみに。夫のため、子どものために自分を生きてきた母の多くは、子離れの瞬間、自分の人生に一人、立ち向かわなければいけない時期がやってくるという。多くの女が通ってきたこの道を、亀田ママは、一人歩んでいくことはできるだろうか。応援してマス。


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[2008/09/24]
男女平等というルール
[2008/09/17]
ワガママなわたし
[2008/09/09]
女の候補者
[2008/09/02]
セックス・アンド・ザ・シティな夜。
[2008/08/26]
ハウスキーパー
[2008/08/20]
オトコジャパン
[2008/08/10]
お久しぶりのご挨拶。
[2008/05/30]
女の罪、男の罪
[2008/05/19]
母としてのわたし
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