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2001/1/23〜2001/9/4
女アンドロイドはタンパックス・タンポンの夢を見るか
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第22回 「生理用品」体験記1

 「生理用品」に興味を持つようになるまで知らなかった製品が幾つもある。ま ず、興味のきっかけとなった「洗えるナプキン」、ゴム製のKeeper、使い捨ての 経血カップ、海綿でできたタンポン、洗えるナプキンと月経帯の組み合わせ、飛 行機の機内トイレに備え付けのナプキンなどである。
 それらを使用した体験を書いてみようと思う。

 「洗えるナプキン」、布でできたナプキンを購入したものの、なかなかしよう できなかったのは洗うことの面倒くささではない。まっさらの布のナプキンを経 血で汚してしまうことへの抵抗感だったように思える。突然の月経でショーツを 汚してしまうことは何とも嫌なものである。それをナプキンとはいえ使ったら汚 くなるのだな〜、と思うと使用できなかったのはお笑いである。紙と布ではこれ ほど差があるものであろうか。これはわたしの貧乏性だろうか。

 使い捨てのパルプでできたナプキンはもちろんまっさらなきれいなものでない と使わない。「使い捨て」とはいっても、店で店晒しになったものを買うのは嫌 だな〜と思う。日本ではないと思うが、アフリカで古くなって包装も破れかけた 生理用品を買って使ったら「かゆくなった」という話しを聞いたことがある。か ぶれだったのか、虫だったのか、理由はわからないけれど恐ろしいことである。 だから、日本のナプキンの、ここまでしなくてもという過剰包装も、安心感を買 っているようなものである。

 布でできたナプキンは、恐れていたほどモレ、よれ、ずれ、はなかった。とい うより、全く感じずに済んだ。これは製品がネルでできていることが大きいのだ と思う。繊維が毛羽立っているために、
1.摩擦があるのでショーツからずれな い、
2.吸収力はあるが、すぐには漏れない、
のだ。通気性もあるので蒸れるこ ともなく、使い心地には文句のつけようがないのだった。寒い時期には暖かく、 おかげで元々ほとんどない生理痛がさらに消えてしまったような気がする。これ は他の布ナプキン使用者も経験していることのようだが、生理痛がなくなる、軽 くなるという不思議なことが布ナプキンでは起こるのだ。

 理由はよく分からない。わたしは保温効果で子宮のあたりを暖めることが、も しかしたら生理痛の軽減につながっているのかと考えている。それとも生理痛は もしかしたら使い捨てのナプキンに含まれている成分のせいなのか・・・それは とても恐ろしくてあまり考えたくない。

 もう一つの不思議は生理期間の短縮である。だらだらと続いていた月経の名残 のような経血がなくなり、さっと流してぱっと終わるキレのいい月経になったよ うな気がする。  

 さて、使ったら洗わなければならないのがこの布ナプキンであるが、「こうす ればきれいになる」というやり方を実践しても全然きれいにならなかったので落 ち込むわたしであった。使ったものは水に浸けておく。そのときにひとつまみの 塩を入れておくときれいに落ちると言われている。かつて古い布をあてていた頃 からの知恵だろう。そういえば沖縄の女たちは夜海水で洗ったとも聞いたことが ある。

 しかし。きれいにならない、よく落ちないのはなぜなんだろう? 後で気が付い たのだが、「かなり本気で洗わないときれいにならない」のである。つまみ洗い 程度ではとても汚れは落ちない。洗濯が肉体労働だった頃を思い出す体力仕事な のだ。3つも洗う日にはすっかり指の関節のところの皮がすりむけてしまう。
 ウンザリしてしばらく使わなかったのだが、最近洗濯板を導入してからまた使 うようになった。

 蛇足ですが、洗濯板というのは本当にすごい。みるみるきれいになります。あ まり擦ると布地が傷むので程々にしておいた方がいいと思いますが、驚異の白さ になります。生地のためにはたたき洗いの方がいいんですが(棒で叩く、生地を たたきつけて洗う)、家の中じゃちょっと難しい。小さい家には小さい洗濯板、 です。わたしの買ったのは木でできたものですが、ギザギザ部分がステンレス製 のものもあり、そっちの方が生地の傷みも少ないでしょう。  

 洗えるナプキンの使い心地はほとんど満点、と言っていいくらいよかったのだ けれど、個人的に不満なのは、わたしはショーツが嫌い、ということ(プロフィ ールに書いてあるように、もちろんブラジャーも嫌い。)。できれば、ショーツ をはかずに過ごしたいのだけれど、経血だけでなくてもおりものなど分泌物が気 になる。夜だけでもショーツをはかずに過ごしたいわたしには、ナプキンのため にごっつい生理用ショーツをつけているのが苦痛なのだった(布製の夜用ナプキ ンの大きさはおむつかと思う)。そこで、それまでも愛用していたタンポンに1 00%オーガニックコットンでできているものがあると知り、それを使ってみる ことにした。

 これはアメリカ製で100%オーガニックコットンでつくられている。漂白は 酸素漂白で、ダイオキシンが発生する塩素漂白はしていない。オーガニックコッ トンの基準はアメリカの「オーガニックコットン」の基準を満たしている。ただ し、アメリカ食品衛生局の認可は受けていない。日本の布ナプキンも同様だが、 「生理用品」としての厚生省の基準はクリアできない。これは使う人が「洗って 繰り返し使う」ことが、衛生面で製品を管理できないということなのだ。だから 布ナプキンは「おりもの用」ということになっている。

 タンポンに話しを戻すと、吸収力も使い心地も普通のタンポンと変わりなかっ た。タンポンは挿入したときに膣の奥の方に入れると「なにも感じない」といわ れるが、実際は押されるような異物感は多少ある。入れてしまえばほとんど感じ ないのだが、出すと身体がほっとするような感覚(一日はいていたストッキング を脱ぎ去るときのような)があるので、疲れているときや、病気の時には挿入は 辛いかもしれない。  

 タンポンといえば最近ぎょっとするような出来事があったので、書いておきた い。
 旅行中に月経になり、いつものようにタンポンを使っていた。このときには上 記の100%オーガニックコットンタンポンではなくて、●イオン「●ルディ・ タンポン」だった。これはスティックがなくて指で挿入するので、荷物にならないのが気に入って いる。ちなみにあのプラスチック製のアプリケーターは毛や皮膚を挟んでしまっ て痛いことがあるのであまり好きではない。楽なのだが、別に指で入れることと 比べてそれほどすぐれているとも感じないので、たいていアプリケーターなしで すませている。

 ところで、その旅行中に使っていたタンポンだが、取り替える時に紐を引っ張 ったらタンポンが膣の中でバラバラにほぐれてしまった。立て続けに3度同じこ とがあったので、嫌な気分になりタンポンはやめた。

 こんなことは初めてである。わたしの膣圧が高いせいではあるまい。経血の量 が少なくなっていたので、膣に張り付いてしまったのだろうか。1970年代に アメリカで起きたタンポンショックの事件を思い出した。あれは非常に吸収性の 高い素材を使用していたためにタンポンが膣の壁に張り付いて取れなくなった り、雑菌が繁殖し、中毒症状で死亡した事件だ。そんなことを思い出して不気味 な気分を味わった。崩壊したタンポンの残りを全部取り出せたかどうかも気にな る。ビデを使って洗浄したのだが、そういう体験をしたひとが他にもいたら教え て欲しい。

 


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