第38回:【イラストストーリー】あついふたり【ifpark&水月モニカ】
2010年9月 2日第38回:【イラストストーリー】あついふたり【ifpark&水月モニカ】
こんにちは、ビアチカです。「絵に描かれた少女シリーズ第4弾」
ifparkの登場です。緻密なイラストの随所にちりばめられたエロティックなメッセージを貴女は読み取れますか?小説は水月モニカの担当です。

いずみは蝉が激しく鳴き始めた日に18歳の誕生日を迎えた。二つ年上の従姉妹の沙知は早朝からプレゼントを買って来ると言って車を出していま午後の三時だ。今日は登校日でいずみは制服のまま、普段から解放された沙知の部屋で腹這いになって宿題をしていた。猫たちがのんびりと部屋の外と縁の下を行き交う。子供の頃から完全な自由を許された沙知のこの混沌としたそれでいて居心地の良い離れの部屋がいずみは大好きだ。
駐車場から車の音が聞こえて、沙知が戻って来た。寝間着のような木綿のラップドレスを乱暴に脱ぎながら縁側から入って来る。日に焼けた肌と赤茶の髪。生白い肌と真っ黒で重たい髪がコンプレックスないずみはそんな沙知を眩しく見上げる。普段は東京の大学にいる沙知はとてもあか抜けて見える。
「あっちー!」
荷物の中から2リットルのミネラルウオーターを取り出してがぶがぶ飲む。ドレスの下は短いタンクトップとハーフパンツで本当に寝間着の上に服をひっかけていったらしい。そうしてそうならその下に下着はつけてないのだ。いずみは沙知のちいさく尖った乳首に目がいって思わず反らした。
「はい、誕生日おめでとう」
沙知が大きな袋を手渡してきた。中には薄い紫とピンクの紙。そっと取り出すと色とりどりの箱が一つ一つ丁寧に薄紙にくるまれてリボンがつけられている。一番小さい包みを開けると中からゴム製のアヒルの人形が出てきた。お風呂で浮かべて遊ぶようなものだ。いずみの素直な表情を見て沙知がくすくすと笑った。
「おもちゃでがっかりしたって顔だ」
「そんなことないよ」
見透かされたようでいずみは慌てて首を振った。
「でも賢いおもちゃなんだよぉ」
いずみの手からアヒルの人形を手に取ると沙知は底を捻った。とたんにアヒルは強い振動で震え出した。あっけにとられてるいずみの唇に沙知はそのアヒルをそっと触れゆっくり胸のあたりに下ろす。制服越しに乳首に強い振動が伝わっていずみが驚く。そのいずみの瞳を見詰めたまま沙知は無言でアヒルを沙知の胸の上で動かす。強く、弱く、絶妙なタイミングで。
いつのころからか沙知のことを思っていずみは自慰をするようになった。じゃれて沙知に抱きしめられるとその夜はその香りだけで何度でもイクことができた。田舎のどちらかといえば奥手な少女のいずみには性体験と言えるものはそれだけだった。勿論、同級生にはセックスなどとっくに済ませている子も多いがいずみが好きなのは沙知だけだった。
子供のころからずっとずっと。
「……!」
「声殺さないで。感じたままに出すともっと気持ちいいよ」
聞いた事もないような沙知の低くて甘い声。ぎゅっと閉じていた目を開けると沙知が楽しげに見詰めていた。
「あ!」
身体の中から考えられないほど大量に何かがどろりと流れ出していずみの下着濡らした。
「も、…漏らしちゃったかも…」
「んん?…大丈夫。潮吹き、知らないの?」
沙知はいずみの下着を脱がせて手ぬぐいで丁寧に拭ってやった。そして台所に行き温くなった麦茶の瓶を取り替えて猫用のペットシーツを持って戻って来た。
「これなら小さいし、捨てられるしね」
ぼうっとしたまま、いずみは沙知とプレゼントのラッピングをほどく。
紫色のディルド。クリアピンクのローター。電気マッサージャー。オーガニックのローション。どれもドイツ製とかアメリカ製とか書いてある。大人のオモチャと言えば安っぽいプラスティックを想像していたが高品質なシリコン性でずっしり重くていずみにもこれは高いものなんだとわかる。
「スカート撒くってここに座んな」
ペットシーツを敷いた上に言われた通りにいずみは腰を落とした。
「足開いて」
催眠術にでもかけられてようにいずみは素直に言う通りにする。足の間に沙知は大量のローションをかけた。そこに指を滑らして来た。自分でするより遥かに鋭い感覚にいずみはのけぞった。沙知はただ亀裂をなぞっているだけだというのに。やがてゆっくりローターを近づけてクリトリスの周りを刺激する。慎重にまるで難しい手術のような手つきで。
いずみは高まってくる快感の波が押さえられず、すぐに達して何度かイッた。最初は手を後ろについて座っていたが力が入らず、最後には仰向けて顔を覆って泣き叫ぶのに近い声が出た。
蝉の声が大きくなった。それに混じっていずみの叫ぶ声。自分の声があまりにもはしたなく恥ずかしい。でも押さえれば押さえるほど、出てしまう。
「気持ちいいのね、いずみちゃん」
沙知の声が余計に快感を高め、いずみは頭が真っ白になった。もう一度、ローションをかけると今度はディルドを挿入された。見たときは正直あんなに大きいものが入るのかと思ったが、中間部に少し抵抗があったくらいでいずみのヴァギナはすっぽりとそれを飲み込んだ。クリトリスに柔らかくローターを当てたまま、沙知はディルドを上下にゆっくり
動かした。そういうものは男のそれのようにピストン的に使うものだと思っていたいずみはゆっくりと子宮口を押し上げてくる動きに戸惑ったがすぐに快感に変わっていった。
頭のどこかで「怖い」と思った。「怖い?何が?」自問自答しても解らない。ローターが少し強くなって、上下するディルドの動きも絶妙に強くなったが、いずみは沙知がこういうことをどこで覚えたのか誰としたのか考えて出してしまった。
「さっちゃん!」
「なに?」
沙知の声は濡れたように甘い。
「ねえ?あたしのこと好き?好きだからするんだよね?あたしさっちゃんの恋人?」
顔を押さえたまま、叫びに近い声でいずみは言った。それと同時に大きく達していずみの背中が弓なりに反った。
背中を壁に預けて沙知は無言だ。怒っているようにも見える。いずみはペットシーツを自分で始末してシャワーで下半身だけ洗って来た。
日差しはもう夕方で部屋全体がオレンジ色に染まってる。
「つまんないこというもんじゃないよ。愛だの恋だのいちいち持ち出さなきゃ気持ちよくなれないような、つまんない大人にならないでよ、いずみちゃん」
胃の中に鉛が溜まったような気持ちになったがいずみには泣く事ができなかった。弄ばれたとかそういうことじゃなく、その時、すだれの間から暮れいく空を見ていた沙知の顔の方がずっと傷ついているように見えたからだ。
<了>

■イラスト:あついふたり
■作者:ifpark HP
■小説:いとこどうし
■作者:水月モニカ HP
今週のレズビアンエロチカ、お楽しみ頂けましたか?
御意見ご感想お待ちしております。
■応援ボタン【WEB拍手】
←コメント(1000字迄)も送信できます。
■メールはこちらまで レズビアンエロチカメールフォーム
<<次回予告>>
ビアチカブログで連載中、五十嵐早岸殿作漫画「部長の下で」
ブログとは異なる、アダルト版を当コラムで連載開始!

五十嵐早岸原作&S,夜紫蛇作画「部長の下で 第1話」
どうぞお楽しみに!