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ジェンダー・イクォリティ
女性が力を手にしたら、という話
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17.09.13 by Grace Lu

近頃のニュースは、世界で起こっている不安定で 不透明な出来事ばかり。特にアメリカの大統領選挙からの人々の極端な政策転換への期待に、多くの国が影響を受けている。


グローバリゼーションのおかげで、私たちは世界中のリーダーたちを観察できるのだが、これが非常に面白い。アメリカ大統領のドナルド・トランプとフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領に共通する激しい表現スタイル。
カナダの首相ジャスティン・トルドーやフランス大統領のエマニュエル・マクロン氏は、若い世代の落ち着いた、しかし響きを持った見解を反映している。
私たちは、こういったリーダーたちの国際的な問題に関する見解や影響力、また国際メディアがそれに対してどう批判し、または支持しているのか、もっと認識しなきゃいけない。
その議論が論理的であろうとなかろうと、多くの人がその議論を耳にし、支持者たちには真剣に受け止められるのだ。
メディアというものは、権力者、特にスリルに富んだアメリカ大統領選に大注目する。私たちはそういったメディアからの多くの情報にさらされているわけだけれど、ちょっと角度を変えて注意を向けてみたことはおありだろうか。例えばトランプとヒラリー。同じ権力者でも性が異なれば、メディアや社会からの取り上げられ方も違っていた。


アジアではどうだろう?アジアでは、社会は力を持った女性に対して、より極端な意見をぶつける傾向にある。今回は、社会が未だに女性に対して特有の役割を期待する中で、女性が力を得ていく見通しの様なものを語ってみたい。
21世紀の今、社会の意識やコミュニケーションの中でもジェンダー平等が大事なトピックになっている。でも、はたしてアジアの女性たちは、家父長制の影響を大きく受けてきた考え方から自分自身を開放する準備ができているんだろうか?


最近、私の台湾と日本のSNSのフィードですごく話題になっているTV番組がある。その番組は「東京女子図鑑」といって、現代の東京社会のメンタリティーをシニカルに紹介したドラマだ。女性が人生の選択に直面して、そこから何を選び取っていくか。私は、自分で選び取ったと思われている選択が、実は社会によってそうさせられているのではないかという疑念を持っているのだが、このドラマにもそれが描かれていた。
 

綾は田舎から夢を持って東京にやってきた女性だ。成功した女性になることを夢見ている。綾は短大を卒業してすぐに上京し、夢の実現に向けてゼロからステップアップしていく。
東京。世界中にある大都市と同じように、そこにも都市独自のルールや価値観がある。
上京してきた彼女は、そういった東京のルールや基準を取り入れていかなければいけない。レベルアップのためにも一生懸命仕事に打ち込みながら、たくさんの選択に迷い、選んでいく。どこに住むのか?どんな仕事に就くのか?どんな男性と付き合うべき?いつ結婚すべき?
でも、彼女が進む道の先にあるのは、自分自身ではなく、それが彼女たちのゴールになるように誰かが決めた人物像。綾は、その人物になるために一生懸命努力して道を進んでいくのだが、ステップアップして年齢を重ねた先で彼女は気が付く。このゲームは自分のものではなかった、ということに。そんな自分の場所ではないところでゲームを頑張り続けていたわけだ。目標に向かって長い旅をしてきたけれど、そこには目的地が無かったのだ。
番組では、いまだに家父長制が影響力を持つ社会の中で、現代女性がぶつかる人生における選択の場面や、社会生活を送る中での葛藤が取り上げられている。
                                                              

このドラマにあるようなことは、他のアジアの大都市でもおんなじだ。
たしかにドラマでは多少大げさに表現されてはいるけれど、でもこれは現代社会の女性の姿だ。この話に出てくるようなことは、私たち誰もが友達から聞いたことがあったり、自分自身で葛藤していることだったりするはず。
西洋社会と比べて私たちアジアの女性の成長や自覚の芽生えは遅く、困難を伴っていた。
それに、アジアの国々の憲法は、女性を独立した個人としてでなく、今だ家庭に縛り付けるような位置づけにしている場合も多い。家父長制のメンタリティーというのは、特に、現代の比較する物の見方にも非常に影響を与えている。
そして、年齢や、グループなどが違えば、女性の習慣やその女性に対する期待も異なってくる。


現在、世界はやっとジェンダー平等を受け入れることのできるようになるまで発展してきた。女性も男性と同じように高い地位に就くことができるような時代になった。でも、果たして私たちは、女性が自立した個人としてリーダーとなることを喜んで受け入れられるように十分に準備ができているんだろうか?
アジアの女性は、実際のところ、未だに何千年も続く家父長制社会の影響を受け続けている。それは社会の奥深く、私たち一人一人にも深く根付いている。
家父長制の社会の下では、女性は一人の自立した存在であることを勝ち取るために必死で戦わなくてはならない。家父長制社会では、女性が公のアイデンティティーを手に入れるためには、女性らしさを押し殺すことが必要不可欠だ。言い換えれば、 私が自立した一人の人間になるためには、私自身の女性としての特徴を脇へ押しやらなければならないのだ。


アジアで最も高い名声を得た女性を例として見てみよう。
アジアで初めて民主的に大統領に選出された女性大統領、朴槿惠(パク・クネ)。そして彼女は大統領を罷免となり、逮捕された大統領となった。
もちろん、これは政治コラムでもないし、私は韓国の内政に詳しい政治評論家でもない。私はただ彼女が大統領になり、そして結果として権力の座から引きずり下ろすにまで至った経緯を考えてみたい。
いろいろな意味で、朴槿惠が韓国大統領へ至る道のりは、ハムレットの女性版のように、壮大で悲劇的なストーリーだった。朴槿惠の一族の悲劇と遺産を背負い、支持者のためにもう一度立ち上がる姿は、まるで北方アジアのアウンサン・スーチーの様だった。そして実際それが、女性の姿をした聖人の様な印象を植え付けたのだ。また、彼女は貞淑のイメージを保ち続け、権力の対立やそういった状況から距離を置いてきた。
アウンサン・スーチーが支持されたように、人々は朴槿恵の中に彼女たちの父親の姿をみて、国の救済者として持ち上げた。そして、家父長社会の歴史の中で作られてきた他の女性像と同じように、朴槿惠も彼女の父親の遺産を引き継ぎ、家族も、子供も、親族の後ろ盾も持たないという悲劇的なイメージを持ち続けた。
朴謹惠は自身のことを「親も夫も子供も持たない大統領」と宣言していた。親は既に暗殺されておらず、独身であり、子供もいないからこそ、国の為に懸命に役立つ仕事をすることができる、と。それは、彼女の一族と、韓国という国に起こった悲劇の終焉を象徴するかのような、究極の救済の形だった。
まさに現代版ジャンヌ・ダルクの物語だ。彼女の作り出した、その悲壮なストーリは人々に韓国の保守的な層に歓迎された。


で、それからどうなっただろう?
普通、物語のエンディングはここで終わる、よね?
でも、ジャンヌ・ダルクのストーリーと違って、朴槿惠は物語がクライマックスを迎えた後も国を治め続けていかなければならなかった。
朴槿恵の様なストーリーは、歴史上そこまで珍しいものではないかもしれない。でも、21世紀の指導者であるためには、人生や経験に裏打ちされた見識に加え、国を左右しかねない国際情勢にまで長けていなければならなかった。


彼女の政治がどうだったのかをここで話し合うのではない。
ここで話したいのは、何が彼女を辞任にまで追い込んだのかということだ。
最高裁判所の8名の裁判官は全員一致して彼女の罷免を決定。根拠となったのは、朴氏の親友が収賄を受け取ったということや彼女のカルト宗教との関りなどだった。
お気づきだろうか。この告訴理由のうち、
権力を乱用し、
親友を政治に関与させ、
セウォル号転覆事故当時の高慢で不可解な行動をとり、
カルト宗教との関係を持った
などなど…
これらはすべて、いわゆる女性の特徴と言われるものに一致するということを。公私混同し、重要な局面でも私を優先し、感情的で、論理的ではない・・・えーと、なんだか良く聞くような話ばかり…?でもちょっとまてよ...これは18世紀のマリーアントワネットの話ではなくて21世紀の韓国大統領の話だよね?
韓国初の女性大統領が罷免され、有罪になり投獄されるというこの歴史的瞬間が、今後どう評価されるのかはまだ分からない。ただ、朴謹惠の物語から一つ分かることは、女性が地位を持つ時に必用な物語と、そして地位を持った女性を追放することに関して、世界はほとんど変化していないということ。


どうしても考えてしまう。もし彼女が男性だったらどうだっただろう?と。彼女は大統領にはなれなかったかもしれないし、また、今までの多くの大統領がそうであったように、多くの非難を受け、告訴されながらも大統領の任期を全うしたかもしれない。


しかし、私がここで言いたいことは次の事だ。
女性が男性とほぼ同等の権利を得た現代において、私たちの教育や社会は家父長制社会の影響から離れて、真にジェンダー平等の社会を作り出す準備ができているだろうか?ってことだ。
子供たちに、性別なんか関係なく、どんな色が好きになってもいい、男性に向いた仕事、女性に向いた仕事なんて無いんだってことを伝えることはできる?
私たちは、こういった性別による役割の差を、指導者にも当てはめるということを繰り返してはいないだろうか?


ヒラリー・クリントンの選挙戦から朴槿惠の大統領罷免を振り返って、私は道はまだまだ長いと感じるのだ。だから、もっと歩みを速めないと。

プロフィール
GraceLu
GraceLu
台湾生まれ。世界の潮流&プロパガンダの中で育ちました。どうして多くの人は、差別や偏見を手放さず、自ら自分たちの平和を拒むのでしょう。そんなことを理解したくて未だに奮闘中。人生の目的は、もっと多くもっと深く世界を見つめていくこと。風にゆれるひまわりのように。 ラブピースクラブに出会ったのは10年前。公平な未来を求めて人々をサポートする姿勢に、共感しました。ラブピでのコラムは、未来を広げ、保守的な思考から自由になるために、共に学び、シェアしていくものにしたいです。秘密の扉を開け、より大きな世界を求めて!