遂に最終章!【送信68 よそまんへの旅立ち】
2010年2月17日
さて、約1年半の間、続けさせていただいた連載も今回でおしまいです。約3年間の「三十路マンコ」の生活を続け、気がつけば40歳目前。『四十路マンコ(よそまん)』として旅立つべき時がまいりました。振り返ると、まずは大きな事件や事故に巻き込まれることなく過ごせたことに感謝。家庭内のDVによって殺された女性は、昨年度77件であったそうです(警察庁の発表から)。危険なのは他人ではなく、むしろ家族であるのかもしれません。私が出会った他人男も、私に対しては暴力をふるいませんでしたが、妻に対してはどうなのかわかりません。
何年間もセックス関係が続くためには、お互いが相手を大事にする必要がでてきます。大事にするといっても、もちろん「愛する」という意味ではございません。この関係はセックスのみ。それを揺らがせないことが、相手を大事にすることだと思います。「セックスのみ」を求めることは非常に欲望的であり、同時に、非常に禁欲的なことです。欲望なきところにセックスなし。セックスなきところに欲望なし。しかしながら、欲望ではなく甘えや惰性でセックスをしてしまいそうになったり、セックス以外のぬくもりや“求められる女としての自分”を得ようとしてしまったり・・・。そんな自分の強力さ(傲慢さ)と非力さ(無力さ)を感じ、それに向きあう「セックス関係」というものは、私にとって、とても楽しく大切な時間となりました。出会った男たちに感謝(ネタを提供してくれたし)、そして私ひとりの経験に過ぎなかったセックスの話を一緒に共有してくださった読者の皆さんに感謝します。
最後は、映画のエンドロール風に、『三十路マンコの品格』の登場人物とその後をお伝えします。
Special thanks for・・・
ハルさん:最初に出会った自称「固い仕事」の会社役員。不況のあおりを受け、ボーナス全額カットの憂き目に遭いながらも、月に2回の「逢瀬」を一度の遅刻もなく遂行し、決まった手順で各2回の射精を果たす。3年あまりのつきあいにも関わらず、セックスのテクニックはまったく向上せず、まるで茶道のお手前のような様式美を味わうひととき。ラブホで観るAVのうち「熟女・デブ系」への凝視率が高いことに気づき(指摘すると、「珍しいから見てしまっただけ」との本人の弁)、私が「熟女・デブ系」として欲情されていたことを知る・・・。
マコト:30代エンジニア、セルフプロディースおしゃれ系(あくまで本人主観にもとづく)。ロマンティックなデート志向のマコトから指輪をプレゼントされそうになり、あわや殺害の恐怖を抱いたものの、不況によるリストラで無職になった彼の経済事情から、無事、指輪計画は御破算に。挿入セックスが苦手(すぐバテる・すぐ萎える)なのが残念だが、ランジェリー好きという彼のフェチを生かして、下着プレイ(下着をつけたまま身悶えまくる)をしたいときのみ動員。
ヨシオ:チャイルドシートを乗せた車で迎えにくる近所在住の舐め犬パパ。工場の閉鎖によって、時間はできたが金がないと嘆くものの、持ち前のバカさ加減でたくましく生きている。生きざま同様、クンニのテクニックも粗雑な面は否めないが、おそらく何も考えずに延々とマンコを舐め続けるというタフさは、彼の最大の能力ともいえる。年に1、2回しか会わないわりに、季節の変わり目になぜか挨拶メールが送ってくる細やかな一面も。工場での昇級試験に2度も落ちているのが、他人事ながら気がかりである。
ケースケ:「先っちょ」というエロワードで、私の挿入セックスへの欲望を開花させた男。一時期は、私がホテル代を払い、ヒモ男として囲ってみたものの、金もなければプライドもない男に辟易し、絶縁。・・・というつもりでいたのに、たまにメールがくるので、彼のほうは絶縁されていることに気づいていないのかもしれない。愚かなヒモ男。ホテル代を折半できるというなら、何の因縁もなく私は会いに行くと思うが、金がない男とは会わないのであった。
ポンちゃん:スチャラカスケベ社員。この不況の折、未だ、のんきに営業を抜け出しては安宿にしけこむ男。安宿でインスタントなセックスというのも淫靡で悪くないものの、20代じゃあるまいし、シングルベッドで抱き合う“シャ乱Q”的セックスのひもじさを感じてからは、やや疎遠気味に。ものすごくタイミングが合うときのみ(誘われた時間や場所でまさに用事が終わる等・・・なぜかこういうタイミングだけは巧みにつかんでいるポン)、セックスをしている。
マサル:一度きりのセックスに終わった年下男。持参のローターをクリトリスにあてさせ、たんなるオナニー介助として搾取。当然、その後は無縁に。相手にとっては、思い出したくもない出来事かもしれないが、私まで何も思い出せず・・・。
キタさん:石田純一系素足、別名マドモアゼル社長。新たに手がけた謎の健康食品のヒットで、うさん臭さにますます磨きがかかっている。顔面騎乗位でのクンニは、私がどんな体調でも必ずイケるという絶品テク。スゴ技クンニと巨チンのコラボは、他の要員から群を抜いているものの、彼の軽薄さもまた抜きん出ており、信用ならない存在。数ヶ月に一度しか会わないわりに、暑苦しいほどの存在感を放っている。
ジュンくん:「最高のセックス」と言わしめたシャクレ男。その後も変わらず、数時間の舐めっぱなしのセックスを堪能しているが、生存の危機に陥らぬよう、月に一度のペースを乱さぬように細心の注意を払っている。ものすごく気持ちいいのだが、ジュンくんとのセックスは「相互舐め」が基本であるため、わずかな“マグロ状態”も許されず、ベッドという土俵の上にあがったからにはエンドレスなぶつかり稽古状態の過酷さも伴う。気力・体力・精力が伴うときしか会えないため、余力のないときには、無念ながら誘いを辞退することもある。
イサムさん:別名ネズミ男。愛人を募集しながら「妻を愛している」と逃げた公共事業団体職員。非常にインパクトのある容姿であったにもかかわらず、まるで記憶に残っていないのが不思議。ネズミ男とヤレるか、ヤルしかない・・・と、私のマンコのポテンシャルの高さを自覚させていただいた。
タミヤさん:別名レオン。人生で初めてセックスをして2万円をくれた相手。「キミを愛せない」というキザなメールで自分から終焉を告げてきておきながら、1年後に「忘れられない」とメールを送ってくる半端男。私は忘れていたものの、セックスに罪はないため、無料でセックスをする。楽しんだあとの帰り際、私に夫がいるとわかると、なぜか勝手に傷ついて、再び別れを告げてくる半端男。面倒くさすぎるので、その後は受信拒否。現在に至る。
タナカ:元親友(いや、今も親友だと思っているが)。チンコは触らせず、舐めさせず、ひたすら攻める究極のS男。“世界一感じるマグロ”でいられる至福のセックス。しかし、「タナカとヤリたい」と念じる際、油断すると「タナカに会いたい」と誤変換される危険性があるため、ただヤルことに集中するための修行の日々。なぜか、私が修行僧のようになっている今日この頃。高僧タナカは、その後も、私に対する距離感や態度を一切、変えることなく、哲学を愛し続けている。
タケヤマ:EDの整体師。日頃は爺婆の腰痛マッサージに従事し、時折、私の依頼で性感マッサージを施してくれる。相変わらず気持ち悪い容姿で、理想の芸能人タケヤマを下回り過ぎてきた。眼精疲労でタケヤマがかすんで見えるくらいの状態で行くのが望ましい。本当に体が疲れているときは、正規の整体を頼めるのが利点。最近、疲れ気味の私は、もっぱら正規の整体を依頼している。線香の煙に包まれながら。
その他、登場しなかった面々:もう忘れてしまった人も、特徴がなさすぎて登場人物としては描けなかった人も、あえて書かなかった人も・・・ お疲れさまでした!
『三十路マンコの品格』萬田潤子 <完>
※「三十路マンコの品格」は今回で最終回ですが、今後、萬田潤子さんには新たな企画でご登場頂く予定です。その時を楽しみにしていて下さい! 萬田潤子さんへの手紙、三十マンへのご意見・ご感想をぜひラブピースクラブまでお寄せ下さい。
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萬田潤子 プロフィール
マンダ ジュンコ
関東在住36歳既婚 関西出身のナニワ系中年女子
ふだんは、司書として図書館に勤務。三十路も半ばを過ぎてからの“出会い系”デビュー、
その後、現在まで1年あまりにわたる充実した性生活を謳歌中。
マンコの、マンコによる、マンコのためのセックスを“出会い系”において追求する日々。出会い系はリスキー? それとも快楽の新境地? マンコで感じて考えた中年女子のセックス体験記。
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