【送信59:性欲】

2009年10月21日


男にとって、性欲の強さはある種のステイタスであるようです。「英雄、色を好む」ということわざもあるように、昔から権力とカネとオンナはつながりが深く、英雄にまでなれなくとも、島耕作や只野仁を夢見るサラリーマンは多そうです。スポーツ新聞には精力増強剤の広告が踊り、厚労省はバイアグラを即効認可し、病院ではED外来が開かれています。チンコによる、チンコのための、チンコ政策です。

ここで男たちがイメージしている性欲とは、チンコが大きく、硬く勃起し、何度も射精すること、の3つでしょう。私がこれまでにセックスをした男たちも、自分の態度の大きさには無頓着なくせに、チンコの大きさについては謙虚なものでした(実際の大きさに関わらず、よほどの“巨根”以外は、自分のチンコの大きさに自信が持てないようです)。また、勃起の硬さや持続時間について、唐突に、若かりし頃の“ビンビン物語”を語り出す中年男も少なくありません(“昔取った杵柄“なのでしょうが、かなり興ざめなピロートークです)。そして、男の性欲の強さを示すための最大のポイントが、「何回ヤッたか」という回数です。「一晩で何回できる」などと豪語する男は、みなさんの周りにも未だ健在のことと思われます。

しかし、女にとってみれば、この三大要素はことごとくポイントを外していると言わざるを得ません。セックスのよさを決めるのは、チンコの≪大きさ≫ではなく、自分の膣にフィットし、かつ、膣壁に刺激をもたらずカタチです。好みのカタチは人それぞれ。太さ・長さ・カリなどの形状を重視する人や、皮の厚み・たるみ・においなどのテクスチャー重視の人もいるでしょう。また、チン毛の量・硬さ・巻き具合、タマの大きさ・位置・感度といった周辺領域も看過できない要因です。ちなみに私の好みを挙げますと、チンコの形状はやや太めがグッド・やや長めがベター・極太カリなら絶品。皮は厚め・勃起時にはたるまず・においは多少臭くてもノープロブレム。基本的に、チン毛にはこだわりませんが、タマは小さめで感じやすいものが望ましい。そのほかのポイントとしては、カリ部分に艶があり、なめらかな舐め心地を好みます。男もサイズだけにこだわるのではなく、自分の性器の多様性に目を向けてみてはいかがでしょう。

男がこだわる2つ目の要因、≪勃起≫。しかし女にとって、勃起が必要なのは長いセックス時間のうち、わずかに挿入時のみ。それ以外の大半の時間は、チンコではなく指と舌の技次第なのです。無駄にチンコを勃て続けることよりも、チンコが縮んでいるときにこそ、何ができるかが問われるのです。もちろん、挿入後もだらだらと長く勃ち続ければよいというわけではありません。薬の力に頼ろうとする前に、ほかの力をつけて欲しいものです。

そして、もっとも深刻な誤解が、≪射精の回数≫で性欲の強さを示そうとする発想です。そもそも、二人の相互行為であるセックスの評価において、男側の射精の回数のみをカウントしようとする傲慢さに大いなる間違いがあります。女にとって射精とは、生殖以外では、百害あって一利なしともいえる代物です。たしかに、射精前に醸し出されるエナジーと射精時のパワーには、動物としての高揚感をおぼえるような気はします。ですが、速いテンポで気分がアップするのは、さしずめパチンコ屋で流れる軍艦マーチのようなもの(※いまどき、そんなパチンコ屋はないでしょうが)。放出されるものを見て心が動かされるのは、公園の噴水を見るのと同じことです。すなわち、女は射精で興奮するにあらず。男の沽券を示すために必死で精液を絞り出すよりも、男もじっくりたっぷりセックスを味わうほうが楽しかろうと思います。

男のいう性欲の強さに対し、私が考える男の性欲の強さとは、いかに射精にこだわらずにセックスができるかどうか、であると考えています。たとえば、これまでに出会った相手でいえば、真性舐め犬パパのヨシオ、舐められ好きのジュンくん、マドモアゼル社長は、かなり性欲が強いほうだと思われます。いつでもヤリたがっているバカリーマンのポンちゃんなどは、実際のところ、スケベなのは顔だけです。ヤリたがるわりに、射精後には性欲を保つことができません。こういうタイプは、私からすれば性欲極薄。あくまで私の定義にすぎませんが、たくさん射精をすることよりも、できるだけ射精をしないでいられるほうが、エロ的な精神力と体力が強いと考えられます。

その意味で、一度も射精をせずに6時間もエロモードを保持できるタナカは、淡白な外見とは裏腹に、非常に性欲が強いといえましょう。しかも、驚くべきことに、その後、タナカとは何十回ものセックスを重ねていますが、一度も射精に至ったことがないのです。・・・ここまでくると、性欲以外の問題を感じなくもありませんが、オナニーでなら射精は可能。実際に、それは私も確認済みです(別途、オナニー鑑賞について交渉したのは言うまでもありません)。実際、肉体的に射精が可能でありながら、セックスでは射精をしない男は稀に存在します。私が出会ったのはこれまでに3人ですが、皆、エロが好きなのにもかかわらず冷静沈着。本人の弁によれば、「射精するよりも、相手を感じさせたり、射精前の快感をキープし続けるほうが、ずっと気持ちがよい」のだそうです。女にしたら、悪の白濁液を巻き散らかされる不安なしに、ロングタイムで感じさせてくれるのですから、願ったり叶ったりというものです。もしかしたら、性欲が強いというより、たんにオナニーのヤリ過ぎで、チンコが鈍感になっているだけかもしれませんが。


萬田潤子 プロフィール

萬田潤子 マンダ ジュンコ
関東在住36歳既婚 関西出身のナニワ系中年女子 ふだんは、司書として図書館に勤務。三十路も半ばを過ぎてからの“出会い系”デビュー、 その後、現在まで1年あまりにわたる充実した性生活を謳歌中。

マンコの、マンコによる、マンコのためのセックスを“出会い系”において追求する日々。出会い系はリスキー? それとも快楽の新境地? マンコで感じて考えた中年女子のセックス体験記。


▼コラム一覧へ戻る     ▲page topへ

最近のコラム

すべての記事を見る

月別アーカイブ

このコラムを購読する

コラム一覧

サイト内検索

新着商品情報

おすすめアダルトグッズ

新着アダルトグッズ

新着アダルトグッズ