【送信62:モスラ探訪】

2009年12月 2日


マッサージ屋の薄暗い個室にて、モスラ系チンコの濃厚な臭いを嗅ぎとった私。すぐ手の届く、いや、舌すら届きそうな位置には、施術者のモッサリとした股間・・・ ヤリたい、舐めたい、咥えたい! ブヨブヨとした臭い局部を、何とかして触らせてもらえないだろうか。私は真剣に考えました。しかし、ここは近所の駅ビル。薄い壁の隣には、別の客がマッサージを受けています。何より、ここは健全なマッサージ屋。メニュー表には、セックスやフェラチオとは書いていなかったはず(多分)。ということは、私が求める行為は、明らかに契約外のもの。つまみ出されるどころか、警察沙汰になるかもしれません。警察官から性的逸脱行為もしくは不法行為に至った理由を尋ねられ、「そこにモスラがいたから」と言って、果たして情状酌量の余地が残されているかどうか。

こういう時、ほかの人はどうしているのでしょうか。女同士が自らの経験を共有することがエンパワメントになり、コンシャスネスレイジングになると謳ってきたフェミニズム運動においても、街中でチンコを咥えたくなったときの苦渋の決断について語られた経験を読んだことはありません。そういえば、ドラマ『Sex and the City』で、チンコ好きのサマンサは、高級級スパで「クンニが上手」との評判を聞きつけ指名したマッサージ施術者が一向に自分のマンコを舐めてくれないのにじれて、思わず彼のチンコを握ってしまったところ、従業員に対するセクハラ行為をしたと責められ、強制的に退会させられていました。サマンサは最後まで「でも、クンニしてくれるって聞いたのよ!」と騒ぎ立てたため、彼はクビになり、おかげでサマンサはその施術師からクンニをしてもらう機会を失った女性客にも責められるという、とんだトバッチリを受けたのでした。フェミニズムの教科書よりも、よほど実用性の高い『Sex and the City』です。

サマンサ師匠の行動から学ぶに、やはり従業員とのセックスを求めた場合、こちらが訴えられるリスクが高いということです。双方の合意がなければ、とりわけ職場内での性的言動はセクハラや性犯罪になるわけですから当然といえば当然です。モスラ男は、私がマンコから手が出るほどチンコを欲しているなどとは露知らず、ひたすらコリをほぐすことに専念しているかもしれないのです。男の乏しい想像力には、ガッカリです。

あれこれ思案しているうちに、無情にもタイマー音が鳴り響き、モスラ男は丁寧に「以上です」と挨拶をしました。モスラ男は、私の足裏のツボの具合から「胃腸の調子が悪いのではないか」と心配してくれましたが、問題は胃腸ではなくマンコなのです。奮発して1時間コースをチョイスしたというのにまるっきり浮かない表情の私を、モスラ男は不安げに見送ってくれました。私は悩みました。店内での性行為に問題があるのなら、店外でのセックスに持ち込むべきか。駅ビルが閉まるまでビル裏で待ちかまえようかとも思いましたが、モスラ男の顔をまったく覚えていないことに気づきました。股間の膨らみしか見ていなかったのです。

こうなったら、徹底抗戦です。帰宅後、すぐに私はネットを検索し、関東圏の開業マッサージに関する調査を開始しました。やはり、店内での性行為は、客である私以上に、従業員側のリスクが高いに違いありません。私から依頼したとしても、もしトラブルがあったときにセクハラで訴えられるのは、立場的に従業員の方でしょう。例えば、私だったら、どんなに図書館の利用客にセックスを求められて、私も応じたいと思ったとしても、図書館内でセックスをしたことで懲罰の対象になるのは、確実に私のはずです。そこで、自宅でのマッサージや出張マッサージを行っている業者を探しました。私が望むのは、風俗ではなく、ふつうのマッサージ店でのセックスです。商品化されているチンコを求めているのではなく、堅気の労働チンコとの「交渉」が今回の目的なのです。高齢者への整体サービスを加えると、意外と開業マッサージはたくさん見つかりました。あとはモスラの臭いを嗅ぎとるまで! PCの画面に向かって、鼻の穴ならぬマンコの穴をヒクつかせます。出会い系でもそうですが、この直感的な過程がその後の明暗を分ける重要な作業になるといえましょう。

私が探したある整体は、いたって真面目なサイトを運営していました。真面目すぎて、いかにも集客力が悪そうです。これじゃあ儲からんやろうなぁ、とまたもや他人の財布を心配しながらも、あまりにも繁盛されていては、じっくり「交渉」する時間がない危険性があります。さほど目立たず、さりとて悪質エロ業者ではない施術者を探さねば(私のほうが、よほど悪質エロであるともいえますが・・・)。私の求めるモスラ系チンコでありますように! そう願いながら、予約の電話をいれました。

すぐにかかった電話口からは、「健康・美容・明日への活力」なるホームページの宣伝文句からはかけ離れた、いかにも不健康そうな鼻づまりの声、しどろもどろとしたイケていない口調、そしてグッタリと生命力のない応答・・・。「整体にでも行ってみたらえぇんちゃうん?」とこちらがオススメしたくなるような、具合の悪さを感じます。しかし、男が病弱であろうと、チンコさえついていれば問題ありません。すぐに、その晩、開業先の自宅マンションへ行くことになりました。

見知らぬ男の家に行くのは、危険なことでしょうか? しかし、レイプされる可能性があるのは自宅に限らず、ラブホテルだろうと、シティホテルだろうと、はたまた路上を歩いているだけでも起こりうること。望まない行為をされれば、警察へ行くまで。そして、私が望む行為を得るべく、最大限の努力をするまで。改めて、そんな決意を固め、マンコを濡らしながら彼の自宅へ訪れると、そこにはまさに絵に描いたような病弱系中高年男がいたのでした。

前の10件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10

萬田潤子 プロフィール

萬田潤子 マンダ ジュンコ
関東在住36歳既婚 関西出身のナニワ系中年女子 ふだんは、司書として図書館に勤務。三十路も半ばを過ぎてからの“出会い系”デビュー、 その後、現在まで1年あまりにわたる充実した性生活を謳歌中。

マンコの、マンコによる、マンコのためのセックスを“出会い系”において追求する日々。出会い系はリスキー? それとも快楽の新境地? マンコで感じて考えた中年女子のセックス体験記。


▼コラム一覧へ戻る     ▲page topへ

最近のコラム

すべての記事を見る

月別アーカイブ

このコラムを購読する

コラム一覧

サイト内検索

新着商品情報

おすすめアダルトグッズ

新着アダルトグッズ

新着アダルトグッズ