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18.01.30 by 玖保樹鈴



 さて皆さんお元気ですか? 少し前にTwitter上に

「女性専用の街」があったら夜の9時でも買い物に行ける。深夜早朝勤務もできる。なにより、ボーッとしながら散歩ができる。気を引き締めなくていいんだ、後ろ気にしなくていいんだよ、足音、自転車の車輪の音、バイクの音に振り返らなくていいんだよ。幸せすぎて涙出るね…。

 というつぶやきがポストされ、以降「女性だけの街」への賛同とバッシングが飛び交ったのは、皆さんも目にしたのではないでしょうか。

 これは文字通り「常に警戒せず、ボーっと歩けるって素晴らしい」ということを言っているに過ぎません。それだけ多くの女性が、性被害に怯えて暮らしている現実があるからです。ちなみに電車で痴漢に遭ったことがない玖保樹ですら、大学時代にキャンパスを歩いていたら、すれ違いざまに男友達に胸をつかまれたことがあります。当時は固まって終わりましたが、今考えたら学生課に訴えるべき酷い事件ですよね。彼は仲間内で頼りにされている、地方出身のお坊ちゃんでした。私も卒業までなんとなくその仲間といて、ある日理由を問いただしたら「目の前に乳があったから」と言われましたっけ……

 ちょっと話が横にずれましたがとにかく、友人男性であっても油断はできない状況だから、危機感を覚えている女性たちが女性の街を望むのは、無理のないことです。でもこのつぶやきに対して、

・アパルトヘイトってご存知でしょうか?
・女だけの職場に勤めたことがないんだろうな、という感想しかない。

 などといったリプがつき、それを機に様々な反応が起きました。
 確かに多くの男性が性犯罪などせず、日々真面目に生きていることでしょう。なのでこのつぶやきに怒ったり酷い反応を示した男性は、「俺は真面目だし痴漢なんかしないし女性にも親切なのに、その俺を排除する街を作りたいなんて! こんのクソアマがああああーーーーー!」と言いたいのでしょうか? いや本当に真摯な人だったら、性被害に怯える女性をまず心配しますって。

 蛇足ですが私は10代の頃に読んだ、『ああっ女神さまっ』というマンガが嫌いで仕方がありませんでした。有名な作品だし面倒なので解説は書きませんが、要するに地味な男子大学生のもとに、セクシーでワガママ&家事は完ぺきで純粋&カワイイ末っ子キャラの三女神が訪れる、という話でした。でもこの手の「女性(ただし美女に限る)の中に男はオレ一人。オレ中心に世界が廻って女たちもクルクル廻る」系設定のコンテンツって、他にも吐いて捨てるほどありますよねえ。要するに「オレだけは特別で他の男とは違うんだ!」みたいな自意識が、一部の男性にはおありなのでしょうかね? だからこそ「女性だけの街」とか言われたら、他の雑魚どもと同じ扱いみたいでムカつくのか……? いやそれ幻想ですし、特別でいたいなら少なくとも他者を攻撃する前に、痛みに寄り添いましょうよ言いたいよ。

 極めつけは女性であるという(本人を知らないので確かめようがない)漫画家の方が何にインスパイアされたのか、トイレの汚物入れの中にできた「女性だけの国」は、次第にゴミといじめと陰口に溢れる……というイラストまで描く始末で。そしてこの方はイラストアップ後に

 もちろん全ての女性がこんなだとは微塵も思ってません。だからこそ「一部の過激な女性」と表現しました。 ゴミ処理なんていうのは論点ではないのですよ。それはただの作中の崩壊のきっかけに過ぎないです。理想論であるならば私は私の捉え方でその理想の国を描いてみただけですよ。

 と言ってました。しかし性犯罪者と変質者とヘイトスピーカーは勘弁だけど、社会というのはどんな人も包摂すべきではないかと思ってる、過激どころか寛容な部類の私にすら、胸をわし掴みされる危機はやってきた(長い文章だ)。だから性犯罪に日々悩んでいる人たちが「女性専用の街があってもいいんじゃないか」と考えることは、決して過激思想ではない。それどころか女性を悩ませる社会にこそ、問題があるのではと思うのですが……。

 「#MeToo」を売名行為と罵り、「男性たちからきれいだとか、小さくてステキなお尻だと言われるのは気分が良かった」とのたまったブリジット・バルドーや、「待機児童なんて一人もいない、子どもはお母さんといたい」と、子どもに憑依する力をお持ちなのか? と聞きたい杉田水脈議員のような方もいますので、女性というだけで人は分かり合えるはずもないのでしょう。一人一人抱えているものは違うと思うので、それは仕方がないことかと。でもなんというか、女性を貶めたことで男性から支持を得ても、その人も自分が女性であることからは逃れられない(今では性別は変更できますが、言いたいのは制度ではなく“性(サガ)”についてです)。

 だから「女性だけの街」の何がそんなに自分をイラつかせるのか、どうして他の女性が望むものを批判する気持ちがわくのか。反発心を抱いた女性にこそ、そこを徹底的に考えて整理する作業を個人的にはお勧めしたいです。

 大元のつぶやきをされた方は1月28日時点で、非公開アカウントになっていました。「わあ〜フルボッコ作戦、成功しましたね★」とイヤミを込めて、この方を晒して叩いた全てのアカウントに言ってやりたいよ。そして玖保樹は二度と胸をわし掴みされないよう、胸筋を鍛えるのを2018年の目標にしたいと思います(←違)。

プロフィール
久保樹りん
玖保樹鈴(くぼき・りん)
政治から恋愛までを、ぬるま湯程度の熱さで語るフリーライター。
中の人の好きなものはタヌキラーメン。