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2002/1/18〜2002/6/20
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よく、フェミの人に向かってこんな事を言う人がいる。
「男に文句言ってるだけじゃダメよ。男も巻き込まないと、世の中なんて変わらない
よ」
確かに、そうなのかもしれない。しかし、あたしは、「男」の前に、まず、攻略しな
いといけない人種(女)がいると思う。それは、「ヤンキー」と、「メルヘン」だ。
一見、共通点のないこの二種であるが、よーく彼らの生態を観察していると、驚くほ
ど共通点が多い。まず、見た目であるが、髪型はロングヘアーが多い。ただし、ヤン
キーは金髪、メルヘンは黒髪の傾向がある。服装は、派手、地味。スカート丈の長短
の違いはあっても、「女」と、どんな男でもわかるような服を好んで着る。そして、
例外なく結婚願望は強い。さらに、ほぼ100%の確率で妻は専業主婦になる。たと
え夫の収入が低くても、妻は働くことなど(ましてや正社員で)考えもつかない。ま
た、「できちゃった結婚」率も高い。これは最近、この二種だけに限った傾向ではな
いが、岡本真夜が「できちゃった結婚」したとき、あたしは、「ああ〜、真夜が男に
『コンドーム付けて』なんて言うわけねえよなあ」と、妙に納得したものだ。(真夜
はショートカットじゃん!と反論する方もいるかもしれないが、芸能界は、スタイリ
ストがその人に一番似合う髪型や服装を探し出してくれるものである。真夜が長髪だ
と、単なるストーカーになってしまう。きっと、デビュー前の真夜は、髪が長かった
と思うのだが。しかし、デビュー前の写真は諸事情により流出することはないであろ
う。Aikoも。)
余談ではあるが、渡辺美奈代と、西村知美は親友らしい。やはり、服装とかおしゃれ
になって、見た目の差があまりなくなると、趣味が似ている両者は、必然的にお友達
になるものなのね。
そして最後に、これは誰もが納得していただけると思うが、「ヤンキー」と「メルヘ
ン」は「専業主婦率」を越える確率で、「ディズニーが好き」なのだ。もう、これは
100%と言っていい。この二種の女達に、未来の夢を聞いてみよう。必ず、「子ど
もが出来たら、パパと3人でディズニーランドに行きたい♪」って言うから。
で、今日のテーマは、「ディズニー」です。てなわけで、ワタクシ、レンタルビデオ
屋に行って、ディズニービデオを3本ばかし借りてきました。あたしの会員データ、
ただでさえ「フランダースの犬」とかが入ってるのに、その上ディズニーって・・・。
ここでAVでも借りて人格を混乱させるのも手だが(誰に対してだ)、次は「ハムナ
プトラ2」でも借りて、健全な埼玉県民(ヤンキー率高し)を目指そうと思います♪
はいはい、ディズニー。でしたね。で、本当は「ディズニー総論」みたいのをやるつ
もりだったんですが、一本目に見た、「リトルマーメイド」が、あまりにツッコミど
ころが多い作品だったので、今回はこれ一本に絞りたいと思います。タイトル、「ディ
ズニーを疑え!」に変えてもネタはしばらく尽きないかもなあ。でも、下手にいじっ
て訴えられるとこわいからなあ。ミッキーと天皇は。
「リトルマーメイド」、アンデルセンの「人魚姫」を原作としているのはすぐわかる
よね。しかも、ディズニーなので、ラストがハッピーエンドなのも、知っていた。実
を言うとあたしも、アンデルセン版、きちんと読んだ記憶はない。きっと、子供向け
の絵本でしか読んだことがないんだと思う。しかし、「リトルマーメイド」は、「こ
れは原作にはないだろ!」ってなエピソード(しかもディズニーな価値観)がやたら
と盛り込まれているのだ。
ストーリーは、おおまかに原作と共通しているところを説明しておくと、ある嵐の夜、
難破した船から人間の王子を助け出した人魚の姫。彼に恋した彼女は、魔女に頼んで、
自分の美しい声と引き替えに、人間の足をもらい、王子の元へ行く。しかし、彼女は
しゃべれないので、王子は彼女が自分を助けてくれた女だとは気づかない。で、アン
デルセン版では、魔女との契約で、人魚姫は王子と結ばれなければ泡になって消えて
しまう。しかし王子は婚約者の人間のお姫様と結婚してしまい、失恋した人魚姫は泡
と消える。
では、「リトルマーメイド」の方を、細かく見ていこう。まず、主人公の人魚姫、ア
リエルには、父親がいる。姫の、父親であるから、当然王様である。(アンデルセン
版って、姫とその姉はいたと思うけど・・男の人魚なんかいたっけ?)しかも、こい
つが、すげー強権的な父親なのだ。アリエルには、いつも命令口調。父親には反発し
つつも、逆らえないアリエル。父親は娘の人魚達に人間界へ行くことを禁じているが、
それを破ったアリエルにすごい剣幕で怒る。「私は理解ある父親だ。だが、ルールに
は従ってもらう!」そして、難破船などから人間の使う道具や、機械を集めたアリエ
ルのコレクションを、片っ端から壊してしまうのだ。こわ〜い!しかし、父親は、去
り際にちょっと悲しそうな顔を見せる。そう。「わしだってこんな事はしたくない。
しかし、お前のためなのだ・・」という演出だ。「お前のためを思って」って、免罪
符だよなー。たとえどんなに一方的な「お前のため」でも、それさえあれば、男はど
んなひどいことしても、許されるんだもんなあ。
そして、傷心のアリエルは、「悪い」魔女にそそのかされ、声と引き替えに足をもら
う契約をしてしまう。この魔女なのだが、見た目は「デブ」「派手」「おばさん」で
ある。(かなりドラッグクイーン入ってる)下半身は、人魚でなく、タコである。ア
リエルは、王子に会いたい一心でこの魔女の元にやってくるのだが、やたらとおびえ
るのだ。やさし〜く(魂胆はあるにせよ)アリエルに語りかけているだけなのに。父
親に比べたら、全然怖くなんかないのに。「悪いヤツは悪い! 」と、二元論を子ど
も達に植え付けるための演出である。
そして、契約内容も原作とはちょっと違う。アリエルは、3日以内に、王子から「真
実の」キスをもらわなければ、「魔女のもの」になってしまうのだ。(ちょっとエロ
いわね)
契約に迷うアリエルに、魔女はこんな歌を歌う。
男はうるさい女が嫌い
ゴシップ好きの女も嫌い
男は物静かな女が好き
無駄話はおよし
会話なんて役に立たない
紳士に嫌われるだけ
内気な女が好かれるのよ
舌は恋のジャマ
どっちかお決め!
現実をよく見て
(これは字幕版の訳。日本語吹き替え版はどのような訳なのか比較するのも面白いか
も)
それでも声をなくすことに迷うアリエルに魔女はたたみかける。
「美しい顔があるじゃないか。女らしいしぐさも。ボディランゲージだよ」
・・・びっくり。こんな、ストレートに、今時、こんなセリフを・・でも、これはあ
くまで前フリで、ラストにはこの価値観が覆されるのだろうな。と、思っていたのだ
が・・・
足を得て、王子の元に向かうアリエルは運良く王子の城へ招かれる。王子は、自分を
助けてくれた人を「理想の女性」として探していたが、アリエルの顔を覚えてはいた
ものの、美しい歌を歌えないアリエルに、人違いだと失望する。それでも、話すこと
は出来ないが、かわいく、ドジな(何しろ人魚なので人間界の事を知らない。フォー
クで髪をとかしたりして王子の笑いを誘う)アリエルに、王子は次第に惹かれ始める。
ここで、ディズニーにつきものの、主人公に仕える小動物(今回はヤドカリ)が王子
の耳元でささやく。
「彼女は無言で座ってる姿がとても魅力的。彼女は待ってる気持ちを伝えて」
これを見て危機感を感じた魔女は、美しい女に変身し、アリエルの声と、魔力を使っ
て、王子を虜にする。魔女と王子の結婚式の日、それはまさに約束の3日目。二人が
誓いのキスをする直前、声を魔女から取り返すアリエル。王子の魔法もとけ、アリエ
ルが自分が探し求めていた女性だとわかり、彼女にキスしようとする。が、その時約
束の3日目の日没がやってきてしまう。アリエルは王子と引き裂かれ、魔女のものに
なってしまう。魔女の洞窟へ、アリエルを助けるためにやってきたのは父親。魔女は
言う、「じゃあ、あんたが娘の身代わりになるんだね!」そう。魔女の本当の目的は、
ただ若くて美しいだけで何の役にも立たないアリエルではなく、王である父親の、権
力だったのだ。
王の権力を手に入れた魔女ではあったが、なぜかあっさり王子に倒される。そして、
王子と姫は結ばれ、なぜかいい人になった父親は、アリエルに足を与え、めでたしめ
でたし。
・・・・えっ?
なんだ?結局女はしゃべるなってこと?だって、魔女から声を取り戻したときだって、
アリエルは王子の前で歌を歌っただけで、会話をしたわけではない。しかも、歌詞す
らないハミングだった。アンデルセン版も、「女から声を奪う」というのは、「女は
しゃべるな」の隠喩と言われているが、主人公が声を失って失恋する方が、まだまし
な気がしてきた。
唯一、あたしが気に入ったキャラは、そう。「悪い魔女」である。彼女は、上で引用
した歌詞を見てもわかるとおり、現実ってものを知った上で、「美しさ」なんてもの
より「権力」を求めたのだ。しかもこの魔女、魔法でいくらでも美しい女に(ひょっ
としたら男にも)なれるのに、あえて、おばさんの姿でいるのだ。かっこいい!(本
当の姿は美しいのに、わざわざおばさんキャラを気取っている可能性だってある)
・・しかし、「魔女」は、倒される。しかも、「本当にお前、魔女より強いんか?」
と言いたくなるような、ひ弱なバカ王子によって。
「若くもなく、美しくもなく、美しさへの努力をあきらめ、権力を求め、頭を使う女」
は
「男」によって倒されるんだ・・・
この作品に対して、クレーム付けた団体とか、いなかったわけ?火サスじゃないのよ?
すげー権力を持った、ディズニーなのよ?
声を取り戻し、王子と結婚したアリエルのその後が知りたい・・と思っていたら、ちゃ
んと「リトルマーメイド2」ってのがあった。番外編的な「プリンセスシリーズ」
(笑)ってのもあった。しかし、パッケージの解説を読む限りでは、「2」は娘が主
人公らしい。「結婚がゴール」なので、その後のリアルな結婚生活や、年を取る主人
公というのは、物語として、描くわけがない。アリエルの延長線上におばさん魔女が
いることを、夢見る観客に、知られてはならない。あくまで「アリエル」と「魔女」
は、「正」と「悪」。まったく別物として描かれる。別物は、手をつながない。だか
ら、「王子」と協力して、「姫」は「魔女」を倒すのだ。
こんなもんばかり見てたら、そりゃ髪は長くなるし、スカートははくし、男を立てる
ようになるし、専業主婦にもなるわなあ!(ヤンキー女は男にきちんと意見すると思っ
てる方、たとえ文句を言うとしても、「男は女を守る」という価値観を疑わない人間
の文句なぞ、たかが知れてるって)
しかし、キャラクターの内面を深く掘り下げないキャラ設定が多いディズニーなのに
(だからキャラの行動が破綻してるのは当たり前)、この「魔女」だけはやたらとしっ
かりしたキャラだなあ。男のスタッフが、まわりにいる女達をモデルにしてるのかし
ら。
さて、これだけじゃディズニーに対してつっこみ足りないんで、次回も引き続き、ディ
ズニーでやらせて頂きます。乞うご期待!
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