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2002/1/18〜2002/6/20
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| 第12回 号外!「ナンシー関、追悼!LPC的週間ワイドショー、復活!」
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あたしの心の師匠、ナンシー関様が急逝された。彼女の大ファンだったあたしは、〆
切は来週だというのに、いてもたってもいられず、急遽今週UPしてもらうことにし
ました。
なんという喪失感だろう。トーベ・ヤンソン(ムーミンの原作者)が亡くなったとき
も、確かに悲しかったのだが、彼女はもうかなりの高齢で、新しい作品を期待するこ
ともなかったから、なんとか自分を納得させることが出来た。しかし、ナンシー関は、
連載を何本も抱えて、の中での急死である。本当にショックだ。それしか言いようが
ない。お悔やみの言葉も、何を言っても軽く聞こえてしまうほど、ただただショック
ですが、心よりご冥福をお祈りします。
「ナンシー関死亡」という報道を見る直前、12日の朝。たまたまあたしは本棚にあっ
たナンシー関と町山広美の対談集「隣家全焼」を読み返していた。ここのところのワー
ルドカップフィーバーにうんざりしていたからだ。この本の中の、「スポーツを礼賛
する日本では運動嫌いは肩身が狭い」という一言に、あたしはどんなに共感したこと
か。
一夜明けて、13日。あたしは各局の朝のワイドショーを、ナンシー関の代わりに見
届けることにした。テレ朝。死因についての医師による解説の後、担当編集者のイン
タビューなどを盛り込み、彼女の死を悼んでいた。「週刊朝日」の最新コラムで、こ
の番組の新司会者、前田吟について触れてたらしく、吟の似顔絵がアップで映る。し
かし内容は紹介されず。あたしはこのコラム未読だが、大体想像付く。前田吟、ダメ
ダメだもんな。大和田獏を狙ってんだろうけど。
日テレ。ナンシーの消しゴム版画をいくつか映し、簡単に死因などを説明。
そ・し・て、フジ!特ダネ!なんだかやたらと明るい音楽にのせ、版画を紹介した後、
スタジオへ。前田忠明はナンシーに何度も似顔絵を彫られてた一人。司会の小倉智明
もそう。この二人は、「ナンシーさんが書いてることが違うんで、実際会ってお話し
したいって言ったのに断られた」って言ってたけど、当たり前だろ。ナンシー様の貴
重なお時間をお前らのために割けるか。小倉の隣の女性司会者が、「辛口だけど、的
を射ていて、笑っちゃうんですよね」と本音をポロリ。小倉は納得できない様子で、
「版画の才能はありましたよね」だって。文章の才能はないと言いたいのかしら?お
前そんなだからナンシーに会ってもらえねえんだよ。実際会わなくても、テレビ見て
る方が、本性見えるもん。
あたしの夢は、いつか、ナンシーと実際に会って、大食い番組の話をすることだった
のになあ・・(ちなみに、今回のイラストはあたしが作った大食い同人誌の中で使っ
たものです。この大食い本が欲しいという方はLPCまでメール下さい。送料込み5
00円でおわけします。残り少ないので、お早めに。)
文芸春秋社や朝日新聞社の人が、こんなコラム読んでいるとは思えないけど、「ナン
シー関全集」、出して下さい!ネタがテレビなので、古い本は手に入りにくいんです!
初期の大食い選手権のコラム、もう一度読みたいんです!「ナンシー関全集・大食い」
とかジャンル別に出すというのはどうですか?読者の方で、文春関係者に知り合いが
いる方、提案してみて下さい!マジでマジで!
以下の文章は、ナンシー関訃報を知る前に、怒りにまかせて書いたものなのですが、
ナンシー関追悼の意味も込めて、今回はテレビネタでやりたいと思います。もちろん、
あたしの文章はナンシーの足下にも及びませんが・・・
「ビューティーコロシアム」。最近テレビはスカパーしか見ないあたしが、楽しみに
している数少ない民放番組の一つ。そりゃ、中尾彬はあいかわらずむかつくし、和田
アキ子の説教も的はずれで鬱陶しい。名前も知らない若い女タレントが、変身後の女
性を見て、「きれ〜い!」って言うのを見るたび、心の中で「お前、自分の方がきれ
いって思ってるくせに何言ってんだボケ」と突っ込むのはあたしの金曜7時半の定番。
きれいになりたい出演者に、「あんたよりブスでも、恋人いる人なんか、いくらでも
いるのに」って言っても彼女たちの心に届かないのは当然のこと。自分の理想の形に、
自分の意志で変わろうとすることをあたしは咎めない(その理想がまわりから押しつ
けられたイメージだとしても)。医療事故などのリスクがまだ高いからあたしはやら
ないけど、整形手術も、やりたい人はどんどんやればいいと思う。ただ、なぜ女だけ
しか出演できないの?というのはずっと気になっている。でもきっと、番組がマンネ
リ化したら男も出演するようになるだろうから、これに関してはとりあえず見守る。
で、いろいろむかつきながらも、プロの技で変身する様を感心しながらこの番組を見
ていたあたし。「やっぱりパーツの配置が悪いと整形しても完璧な美人にはならない
のね」「眼球が小さいと大きい目にはならないのかあ」「出っ歯はある程度矯正でき
ても歯茎を完全に隠すことは出来ないのね」「結局やせてれば流行の服は着こなせるっ
て事じゃん」「芸能人用のメイクは、やっぱ、濃いな〜」とか、いろいろ勉強にもな
るし。でもね・・先週の「ビューティーコロシアム」だけは!許せなかったんだよ!
久々に突っ込ませてくれ!
相談者は、22才の女性。学生時代から付き合っていた彼と、同棲を経て、結婚。一
児の母。夫は現在25才。彼女がスタジオに入ってきたとき、「どこをどうせいちゅ
うねん」という空気がスタジオに流れる。確かに髪型や服装は地味だ。でも、とって
もかわいい女性だったのだ。
彼女の言い分はこうだ。彼女の結婚前の体重は43キロ。出産で60キロにまで増え
たが、ダイエットして、47キロまで落とした。しかし、そこから1キロも減らない。
夫は、太った妻が許せないらしく、45キロに落とさなかったら「離婚」だと言って
いるのだ。「夫の気持ちが分かる」と中尾彬。「ぜんぜんわからない」とピーター。
この時点で、すでにむかつくでしょ?でも、まだまだこれからよ。
次に、夫がスタジオに登場する。夫の顔にはモザイクがかかってる。夫は自分で書い
た「離婚宣告状」を読み上げる。要約するとこうだ。「僕は、君の体重のことだけを
言ってるんじゃない。君の、だらしなさが嫌なのだ。君は、僕が掃除をしろと言って
もてきとうにごまかす。僕は、君にきちんと何かをやり遂げられる人間になって欲し
い。だから、愛している君に、あえてこういうことを言うのだ。あと2キロやせられ
なかったら離婚することをここに宣言する」
夫が、「妻が完璧な家事をやらない」と言った時点で、スタジオのコメンテーターは
全員、夫の言い分に納得する。はああ〜〜〜?あたし、全然意味、わかんないんです
けど!
60キロから47キロに体重落とすって、それ充分すごいことじゃん!
離婚宣告をされた妻は、なぜ泣かなくてはならないのだ。
夫の顔にモザイクが入っていることは書いた。しかし、あたしにはわかる!夫の顔は、
ブ・サ・イ・クだ!!モザイク越しにもわかる。太い眉毛。たれ目。適当な髪型。そ
して、チビであることはモザイクがかかっていてもわかる。服装もひどい。5年前の
夏あたりから愛用しているのか、よれよれで色もあせた、デザイン的にもいけてない、
貧相な体には大きすぎるTシャツ。「ズボン」という表現がぴったりな寝ぼけたデザ
インの安っぽいダサズボン。
なんでお前ごときが、美人のオクサマに、「やせろ」「家事をきちんと」という権利
があると思っているのか!自分にそんな価値があると、本気で思っているのか!
VTRで映ったあんたの部屋、せま〜いマンションだったわね。あんたの服だけじゃ
なく、妻の服からも判断するに、あんたの稼ぎはせいぜい月2,30万てとこでしょ
う。
百歩譲って、あんたの見た目が、たとえそんなしょぼくても、それが妻の好みだった
としよう。そして、専業主婦が、妻の望みだったとしよう。しかし、あんたの稼ぎが、
妻子を楽々養えるどころか、妻にも充分なおこづかいを与え、妻を毎週3日はエステ
に通わせ、その間のベビーシッター代も無理なく払え、子どもの教育費をせこせこ貯
める必要もなく、25才にして新築一戸建てを建てちゃうくらいの人間でないのなら、
あんなきれいな妻に向かって、「やせろ」「家事をきちんと」なんて言う資格は、はっ
きり言って、ない!あんたの生活は、妻のやりくりがなきゃ、絶対にやっていけない
暮らしだって事くらい、わかんねえのか!(この意見には、一部フェミからの批判も
きそうだな。まあいいけど)
ちなみに、上の論理だと中尾彬の偉そうな態度が肯定されてしまうように見えますが、
あたしは中尾彬ごときにあんなに仕事を与える方が間違ってると思いますし、中尾彬
のようなブサイクオヤジが光浦靖子に「ブス」と言う権利はないと言いたい。
あたしは別に、「おしゃれでないと人間には価値がない」なんて思っていない。それ
から、「ブサイクには他人の顔に文句を言う資格がない」とも思っていない。
あたしは松嶋菜々子好きな男には、「菜々子のどこがきれいなの。あの鼻の下のライ
ン、すっげー気になる。単にてめーはおとなしそうで自分の言うこと聞きそうな女が
好きなだけだろ」と言うことを忘れませんが、自分が松嶋菜々子より(見た目では)
劣ることも充分承知です。
髪の毛ぼさぼさで、Tシャツの裾をケミカルジーンズの中に入れてベルトしめてる男
と、真っ黒でなんのケアもしてない長い髪に、中途半端な色&丈のフレアースカート
をはいている女のカップルが、いちゃいちゃしながら街を歩いていたら、観察はして
しまうが、「お似合いね」と、イヤミじゃなく、心からそう思う。
「おしゃれ」というのは、あくまで主観の問題で、自分がそれでよければ、他人の評
価がどうであろうと構わない。ブランド品をやたらと身につけたり、芸能人が着てい
るような服や、雑誌に出ているコーディネートをそのまま真似することは、別におしゃ
れでも何でもないと思うし。
ただ、なぜ女だけが、「きれいでいろ」と言われなければならないのか?しかも、見
た目のレベルがどう考えても相手の女より劣っている男に。最近、街にはおしゃれな
男がたくさんいるのに、そういった男を「男らしくない」の一言で片づける前に、ま
ず、鏡を見ろ。面食いじゃない女はたくさんいるが、「首まわりよれよれのTシャツ
を着ていて、肩がフケだらけの男が好み」っていう女は、ほとんどいないと思うよ。
最初のスタジオ収録から一ヶ月後、エステで43キロまでやせ、ヘアメイクとファッ
ションで「いまどき」のかわいい女の子になった妻。その横に嬉しそうに並ぶ夫。司
会の島田伸介に「アイドルとカメラ小僧みたいやで」「あんたの方が離婚宣告される
かも」と言われていたが、それでもこのバカ夫は、妻が離婚を言い出すなんて、夢に
も思ってもいないと思うよ。バカだから。
妻の髪の毛は、やたらと手の込んだカラーリングを施されていたけど、現在の夫の収
入で、妻の髪型をキープさせてあげることが、できるんでしょうかねえ?
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