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| 第08回 |
「24時間テレビ」愛は地球を救うのかっ?(前編)」 |

「24時間テレビ」をこんなに見たのは生まれて初めてかもしれない。つっても、き
ちんと見てたのはオープニング(午後6時半)から深夜1時頃までと、次の日の朝1
時間と、フィナーレ近くの2,3時間だけだけど。日曜日の昼間は、どうしてもはず
せない用事があって、見ることが出来なかったのだ。一応6時間ほどビデオ予約はし
ていったのだが(ハードディスクビデオ、欲しいなあ)、それも適当に早送りして、
しかも途中までしか見なかった。でも、こんなもんで24時間テレビを語るには充分
かなあと、思ってます。あたしの意見に文句のある方は、24時間見続けた上で、L
PCにメールをして下さい。
まず、視聴者の立場から、いまさらな素朴なギモン。
24時間テレビの「チャリティーパーソナリティー」達のギャラはいくらなのか。
「チャリティー」と冠付いてるけど、ギャラは発生してるよね。間違いなく。
・・まあ、司会者にギャラが支払われるのは当然だ。そんなことにいちいち文句は言
わない。では、貯金箱を持って武道館に駆けつけ、ちょっとしゃべったり歌ったりし
て帰る芸能人のギャラはいくらなのか。数えてないけど、すごい人数。久々に鈴木蘭々
見たし。「一年間、小銭貯金してました〜」とは思えないあの貯金箱には平均いくら
入っているのか。
そして、「24時間マラソン」をするタレント(今回は西村知美)には、いくら払わ
れるのか。実はこれが一番知りたい。西村知美級に運動神経のないあたしが思うに、
かなり積まれないと、こんな企画、引き受けないと思うんだよね。ハイハイ、知美ちゃ
んはそんなにがめつくないんですよね〜。
たとえ、年に一回しか募金をしなくても、しないよりはましだろう。募金の行方の不
透明性については、週刊誌等が既に記事にしているのであたしが今さら言うことでは
ない。たとえ、武道館の客席を埋めるのがモーヲタ(モーニング娘。オタクのこと)
ばかりだとしても、彼らもいくばくかの募金を行うわけだし、一般人の親子よりもス
テージを盛り上げてもくれるので、まあ、これも大目に見るべきだろう。障害者が障
害に負けず、何かをやり遂げる姿も、ある層には感動を与え、「あたしもがんばらな
くっちゃ!」と思わせたりするらしいので、よい企画であるのだろう(この辺のこと
については来週)。
でもね。なんかむかつくんだよ!
まず。あたし、24時間テレビ見ていて、フェミ的にこんなにむかつくとは思ってな
かったの。「感動だだ漏れ」は覚悟してたんだけど。西村知美が走る。って時点で、
気づくべきだったんだけどね・・。
西村知美が100キロマラソンに挑戦する直前、本番に向けての練習風景や、なぜこ
のマラソンに挑戦しようと思ったかを語るVTRが流れる。彼女の夫は元チャチャの
西尾拓美で、現在はイタリア料理店の店長である。知美は、生活費の全額を夫に負担
してもらい、自分の給料は貯金しているのだという。知美は語る。
「食べさせてもらってありがとう。ってことは主人に言ってます。そういう気持ちは
いつも持っていたい」
仕事を持っていても、家事はなるべくしようとする、妻、知美。
「主人が、ご飯早く作ってとか、洗濯物貯まってるとか、うるさく言わないのが本当
に助かってます。」
夫も語る。
「僕は肉じゃが1品とかあれば充分なんですけど、彼女は凝ったものをいろいろ作り
たがる。主婦をさぼってる気がするって言うんですよ」
別にね、他人の夫婦がどんな風に日々生活してようが、それは本人達の勝手だよ。で
もさ、それをあたかも「美談」のように紹介するのはやめてくれないかな。きっとね、
知美ちゃんは「オナニー」なんて、言葉に出すだけで「いやっ!なんですかそれ!い
やらしい!」とか言うだろうけど、お前らのやってることこそオナニーだ。しかも、
公開オナニー。ああいやらしい。
西村知美は、「今までずっと、他人の敷いたレールの上を走ってきた。そんな弱い自
分を変えたい」から100キロマラソンに挑戦したと言う。おいおい。100キロマ
ラソンも他人の敷いたレールだろうが。知美ちゃんって、「弱い」っていうより、想
像力のない、おバカさんなのね。何にも考えずに兼業主婦してられるのって、とって
も恵まれていることなのよ。マラソンのギャラも、全部貯金しちゃうから、チャリテ
ィーみたいなつもりなのかもね。
もう一つ、フェミ的にむかついたこと。加藤茶と、その娘が貯金箱を持ってきて、家
族の話をする。加藤茶曰く、「自分には父親がいない。だから家族にとても憧れてい
た。そして妻と、子ども3人に恵まれた。しかし、父親ナシで育ったので、自分のや
るべき事がわからなかった。ある日、長男が下の二人をいじめてた時、思わず長男の
頬を叩いた。その時、自分の役割がわかったような気がした。」
今回のテーマは「家族で笑ってますか」なので、こういう話題が出てくるわけだけど、
笑えねーよ。これ、すごい発言だよね。「父親は子どもを殴れ。」暴力のススメ。加
藤茶と一緒に会場にいたのは芸能人志望の娘。だからもちろん「お父さん、だ〜い好
き」てなことしか言わない。
唯一ステキだったのは、ガクト。司会の徳光和夫に「24時間テレビはいつも見ても
らってますか?」と聞かれ「・・・・うち、テレビないんで見られないんです・・知っ
てますけど・・」
そして、「ガクトさんにとって、家族って、なんですか?」との問いには、「・・血
のつながりよりも、心と心のつながりが家族だと思ってますから・・・」と、番組側
の狙いをことごとくはずすコメント。さすが、だてに苦労してないね。
まあ、24時間テレビ側も「血縁関係」だけが「家族」とは言ってなくて、三重県の
どこかの島に今も伝わる風習、「寝屋子」を紹介する。この島の男子は、中学生にな
ると、夜、他人の家で夕食を取り、寝泊まりをするのだ。これは、彼らが結婚するま
で続く。もともとは漁の仕方を教えるための習慣だったらしい。寝屋子同士はとても
結束力が強く、結婚後も、大変仲がよい。
だからなんだよ! こんな、なくなってしかるべき風習(昔は全国にあったらしい)
を「すばらしい」とか言うな! THE・オ・ト・コ・のせかあいい〜・・・。一家
族に5,6人の男子。誰が飯を作っているのだ。誰が布団を干しているのだ。夕食後
は寝屋子達とその家のオヤジで楽しそうに酒を飲んでいる。しかし、その席に女はい
ない。徳光和夫、「中国には逆に女性だけで暮らす地方があるんですよね」というコ
メントでフォローした気になるな。
フェミネタだけでこんな字数になっちゃったので、次週は、「感動だだ漏れ」ネタで、
続きを書きたいと思います。もちろん「感動」も、「ジェンダー」とは、無縁ではな
いのだけれど。
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