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父さん・・・宇多田ヒカルが結婚しました・・・僕はそれを、ニュース速報で知りま
した・・・有名人の結婚が、ニュース速報で流れるということに、僕は、違和感を感
じもしたけど・・・大神源太逮捕が、同じく速報で流れたりもしたわけで・・それと
比べれば、宇多田ヒカル結婚も、大きな事件なのかもしれません・・・宇多田ヒカル・
と言っても父さんは知らないかもしれないけど・・・彼女は・・世界に通用する日本
人アーティストというだけでなく・・僕にとっては・・東京の若者の象徴だったわけ
で・・そんな彼女が結婚したというのを知って僕は・・彼女に・・初めて親近感・の
ようなものを感じました・・彼女・と言うより、彼女のご主人・に対してでしょうか・
・もちろん僕は、彼女のご主人に比べれば・・ちっぽけな人間であり・・ご主人のよ
うに、「それまでの目標だった灘高に行って東大というのもつまらないと思って」な
どと、アメリカに留学する気概もなく・・また、金銭的にも無理だったわけで・・こ
れは父さんへ嫌味を言ってるわけでは決してなく・・たとえ僕の家が、金持ちだった
としても、僕は、留学などしなかっただろうと思うわけで・・しかし、彼女のご主人
が、宇多田ヒカルを「初めて守りたいと思った人」と、語ったとき、少しだけ、彼ら
が、血の通った人間のように感じる事が出来たというか・・僕も、結ちゃんを守って
いきたいと思っているわけで・・・そんな気分で宇多田ヒカルの曲をあらためて聴い
てみると、彼女の描く世界は、とても、女の子らしく・・僕の耳にもとても心地よく
なじみます・・やはり、彼女は母・藤恵子の血を確かに受け継いでいるわけで・・あ・
父さんも、藤恵子だったら・わかりますか・・・
このまま純の口調で書き進めるのもアリかと思ったんですが、疲れたのでやめた。そ
れに、「北の国から」を、一度も見たことのない人にはわけが分からないでしょうか
ら。
「北の国から」・最終回。これは、見ねば!と思って、前後編5時間半。見たよ。し
かも一人で。辛かったよ〜・・。田中邦衛の「田中邦衛のモノマネをしている人のマ
ネをしている田中邦衛」的な演技(byナンシー関)を、一緒に笑える人が、傍らにい
ないなんて! 父さん・・こんな時・・人は、結婚したいと、思うのでしょうか・・・
違うって。
でもね、あたしは、このドラマについて、今さら何を書けばいいのか、わからなくなっ
てしまいました。確かに全編に流れるオトコ万歳!家父長制常識!な感じは許せない
のだが、そんなの今さらつっこむことなのか?
例えば、純の新たな恋人である結(内田有紀)は、夫に家出されたものの、今も義父
(唐十郎)の元にいる。義父は、息子の消息が分かれば、すぐにでも籍を抜いてやる
と言う。そんなとき、純が結にちょっかいを出したのだからさあ大変。「息子の嫁に
手を出したのは誰だ〜!」と、純チェックに来る、義父。あんたに口を出す権利があ
るのか。また、帰ってきた結のダンナ(岸谷五郎)も、自分は女作って出ていったく
せに、純を、当然のように殴る。「オレの女房に手え出しやがって〜!」てとこか。
ぼこぼこにされた純を救ったのは義父なのだが、義父も純に向かって「だらしねえ野
郎だ、少しはた・た・か・え〜!!!!」と、熱い、唐劇団演技をかます。純は、そ
れらの不条理に対して、異を唱えたりしない。当然です。純は純で「30才になって・
・身を固めたいと思うようになったわけで・・」などと、ゲロ吐きながらほざくよう
なキャラですもの。借金1500万もあるくせに。しかも、返してもいないくせに。
たぶん、このドラマに出てくる男像は、男達から見たらリアルだったりもするのだろ
う。キモイけど。それならば、あたしごときが何言ってもムダなんだよね。きっと。
馬の耳に念仏? 使い方、違ってる? じゃあ、女であるあたしが、「北の国から」
に登場する女キャラについて文句言うのなら、「北の国から」フリークの方も、耳を
かたむけてくれるかしら。
まず、なぜ「北の国から」の女達は、オヤジ(特に黒板五郎=田中邦衛)に、あんな
にベタベタするのだ。冒頭・純のいない富良野に遊びに来る、純の昔の彼女・シュウ
(宮沢りえ)。五郎にいきなり抱きつき、「なつかし〜い、お父さんのたき火のにお
いっ!」と、五郎の体臭をかぎまくる。「お・おれ、3日も風呂・入ってねえからよ
おお〜」と言う五郎に、「げっ!加齢臭?」と、身を引く様子もなく、シュウは「じゃ
あ、お風呂炊いてあげようか!」と、とことんやさしい。そういや、前回の放送でも、
シュウは五郎と混浴してたしなあ。なぜだ。好きな男の父親に優しくするのは女とし
て当然のことなのか。
そして、結の初登場シーン。働く純を見つめる結は、無言で、舌を、唇の端から、ぺ
ろっと出した。そう、まるで不二家のペコちゃんのように。あたしは、この演技をど
う解釈してよいのか、悩んだ。そして、導き出したのは、「結は、羅臼でも有名なヤ
リマンで、目を付けた男の前では、舌なめずりをする」というもの。いや、もちろん
ヤリマンが舌なめずりするなんて思っちゃいませんよ。でも、「ラジカセが欲しくて
AV女優になったシュウ」なんてキャラを創造する倉本聡先生ですからね。このくら
いの記号はアリかなと。そしたら、全然違いました。結は、人妻というだけで、普通
の気のよい娘さんでした。てことは、あの舌ペロは、まさか、「おちゃめさ」の表現
だったのでしょうか・・。
そして、これが最大の疑問。なぜ、女達はみな、ダメ男・純に惚れるのか。シュウも
「あたしお嫁に行くの・・」と報告しに来たものの、純に未練タラタラだったし、結
も、借金1500万を抱え、しかも月3万の分割すら返さない純の、どこがよいのか。
主人公だからか。妹、蛍(中嶋知子)に「お兄ちゃん、就職もしないで結婚なんて何
考えてるの?」と、至極まっとうなことを言われても、純は「お前だって結婚しない
で子ども産んだじゃねえかよ」と、切り返す。蛍も納得すんな。純と結を知る女教師
は、結のことを、「これまでさんざん苦労してきた子だから、純くんと苦労して行け
ると思うわ」と語る。苦労するのが目に見えていても、結婚は素晴らしい。らしい。
ラスト、すったもんだがおさまり、五郎の家で新生活を始める純と結。「父さんのや
り方でも、生きていけるとわかったから」とか言ってたが、父さんのやり方って、
「金は稼がない」ってことでしょ(この自給自足のからくりもよくわからん。最初の
方、見てないもんで)。純は、父さんの手伝いをしながら、1500万貸してくれた
寝たきりのじいちゃんの世話をするつもりらしい。金は返さなくていいのか。「金を
返すことだけが誠意じゃない」とか言ってたが、寝たきりのじいちゃんはよくても、
家族は納得しないだろう。1500万を、うやむやにするのか。純。倉本聡にとって
は、1500万なんて金じゃないのか。
最後に倉本聡先生に一言。北海道の大自然のよいところだけをかいつまんで都会者
(倉本から見て)に見せてくれるのはいいんですけど、中途半端な説教たれるのが困
りもの。ゴミ問題に心を痛めてるのはあたしも同じですが、その解決法が「廃材で家
を建てる」これだけじゃ、何の解決にもならないでしょう。「感動ジャンキー」には、
この程度のぬるさがちょうどいいのかもしれないけど。
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