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長渕剛ニューシングル「しあわせになろうよ」がチャート第二位っつーのはどうゆうことだあ。なんか最近店に入るといつも有線でこの曲がかかってるんだけど…。「乾杯」よ再びか。もうすぐ6月だもんな。それよりなんだあのPVでの袖無し赤シャツは。芸能人のするファッションか? そしてなぜ屋根の上で歌う。郷愁を誘おうとしてるのか。歌詞ちゃんと聞いていないけど長渕自身も、それを取り巻く聴衆も、そのすべてがキモいよ〜!!(号泣)
さて。あたしは基本的にマンガ原作付きのドラマはあまり見ない方だ。テレビドラマというのはまずキャストありきで規制が多いし、また「マンガ的」なものと「ドラマ的」なものがうまく融合することはほとんどないから。コメディは寒くなり、社会派はぬるくなる。んで、今クール唯一見たマンガ原作付きドラマがこれ。大学病院の持つ矛盾に苦しみ、もがき、戦う若き研修医の物語。あたしも大病院には不信感があるから、原作も共感しながら読んでいるのだけど、しかし、主人公の「正義」もまた、同時にうっとうしいのだ。絵柄のせいもあるが、とにかく、熱い。熱すぎる。
手術もろくにできない教授に吠え、金儲け主義の医者に吠え、患者の命を最優先にしない医者に吠え。
ところが、ドラマ版ではこの「熱さ」が、主役の斉藤英二郎を演じる妻夫木聡くんのキャラ(演技?)のおかげでやや緩和されていた。原作のイメージどおりの人間を見つけるのだってむずかしいのに、原作よりも作品が良くなるキャスティングはなかなかないよね〜。と知人に話したら、「それただの(妻夫木くんの)ファンじゃないですか」と言われた。…むう。何も言い返せない。でもね、「もしもこの主人公をキムタクが演ったら」って、妄想しながら見てみてよ〜。原作よりさらに数倍熱っ苦しくなるから!
…しかし、そう思っていたのもせいぜい第二話までで(二話では妻夫木くんのケツが拝めた。必然性のないケツだったが…サービスカット?)。三話以降は、妻夫木くんのさわやかパワー(独断)も、原作の熱さに駆逐されてしまいました…。うう。第一話、ひとりぼっちで夜勤に付かされ、そこに運ばれて来た重傷患者に手も足も出ず、泣きながら「僕には無理だよお〜。研修医一人で夜勤させる病院の方が悪いんじゃないかあ〜。」って逃げちゃう妻夫木くん、かわいかったのに(←すいません。あたしの個人的な趣味です)、物語が進むにつれて、正論ぶっちゃけ野郎になってきた…。
内科で研修中の英二郎が担当している患者は、すぐにでも手術が必要なのに、外科と調整してからでないと手術を受けられない。また、そこで行おうとしている手術方法も、患者の回復を考えたものとは到底思えなかった。そこで英二郎は腕が立つと評判の、他病院の医師である北三郎に、自分の患者の手術を依頼する。もちろんこれは勤務先に対する重大な裏切り行為であり、英二郎の将来にも悪影響を及ぼすと思われる。また、北も(いろいろあって)もうメスは握らない決意をしており、なかなか首を縦には振らない。しかしそれでも英二郎は自分の意志を貫き、北を説得し続け、手術をしてもらえることになる。
…で、まあ、もちろん患者は助かっちゃうわけ。読者がカタルシスを得られるようにうま〜く作られている。主人公が「北先生に執刀してもらえれば患者は助かる!」と言うからには、患者が死ぬことはない。それが悪いとは言わないけれど、あんなリアルな問題提起をしておきながら、その解決法が「主人公の熱意」だったりすると、なんか肩すかしを食らったような。
「ダウン症児」のエピソードもそう。
(ここから先はまだドラマで放映していない所も書いちゃってます。ネタばれがイヤな人は読まないように)
英二郎の次の研修先は新生児集中治療室。彼の担当は、未熟児で完全看護が必要な双子だった。しかし両親はなぜか子どもの延命治療を拒む。しかも、そのうちの一人はダウン症と診断される。英二郎は両親を冷酷だと責める。先輩の医師や看護婦に自らの甘さを指摘されても、彼は納得できない。しまいには自分がその子どもを育てるとまで言い出した。いろいろもめているうちに、ダウン症児ではない方が死んでしまう。夫婦は離婚するが、母親は(また英二郎の熱意に負け?)ダウン症の子どもを一人で育てることを決意する。
原作で、あたしがちょっと気持ち悪かったのが、劇中、この双子に「会話」をさせていたこと。「健常者」の兄が、「ダウン症」の弟に向かって、テレパシー(?)で語りかけ、「お兄ちゃんの命をやるからお前は生きろ」って言いながら死んじゃうのだ。(マンガ喫茶で読んだだけなのでセリフ等正確ではないかもしれません。)
石原慎太郎みたいに、赤ん坊や障害児には人格がないとは言わないけど、ちょっとやりすぎ感が。人格があっても、この時点で自分以外の命(命という概念もないはずだ)を思いやるということなどないと思うのは、あたしの心が汚れてるせい? 子どもに語らせることで、読者は両親の選択が「正しくない」という物語に、否応無しに巻き込まれる。そして、母親が子どもを引き取るというエンディングは、大半の読者が安心する展開なのだろう。主人公である英二郎が子どもを育てたら、全く別の話になっちゃうもんね。
しかし、「ブラックジャックによろしく」は研修医である英二郎が様々な医局を移動し、あらゆる問題とぶつかりながら成長するという物語なので、このダウン症児のその後は描かれない。子どもを引き取った母親を待ち受ける社会に、英二郎はもう怒りをぶつけなくても良いのだ。テーマはあくまで「両親に子どもの命を左右する権利があるか?」であり、「両親が障害児を受け入れたがらない社会には、どのような問題があるのか?」ではない。そんなことまで考え初めたら、ハッピーエンド(?)を心から楽しめない。父親はすごい苦しんでるように描かれてるけど、結局子どもは母親に押し付けちゃうのにそこは不問。これはメジャー誌に連載されたマンガであり、民放で放映されたドラマなのだから、現実を突き付け過ぎたら人気が出ないんだろう。
庶民の不満がこのように形になり、また広く指示されるのはよいことだ。でもあたしは、メジャー誌における影響力の大きさに期待すると同時に、メジャー誌の限界を感じずにはいられない。結局現実では貧乏人は死ねってことなのね。と、逆に絶望感に打ちひしがれてしまったよ。
ちなみに、今クールの他のドラマも、軒並み途中で挫折しました。別にフォローするわけじゃないけど、他のドラマに比べたら「ブラックジャックによろしく」は、確かに見応えはあります。ここで取り上げなかったからといって、他のドラマに文句がないわけではありませんので。念のため。(ああ、売れてるマンガはいろいろ言いづらいな〜。どうしても嫉妬が入って見えちゃうから。とほほ)
今週のイラストはついに出た! 叶姉妹メイン番組「00セレブ」より。期待通り面白いのだが、プロデューサーのおちまさとは、なぜにあんなに自分の存在を誇示するのか。叶恭子にツッコミ役は必要だけど、お前の顔写真や名前のテロップはいらん。裏方に徹してろ。
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