「年末スペシャル!
帰ってきたサカイのテレビコラム!」



お久しぶりです。このたび、北原さんから「今年を振り返って2003年のテレビをまとめて切ってくれ」との依頼をいただきました。実は、お話をいただい たのはもう二週間も前のことで、その時は「いいよ〜!」と、軽〜く返事をしていたものの、心の中では、「あたし…少しでも昔のことってすぐ忘れちゃうん だよなあ…。今年はいつまでテレビコラム書いてたんだっけ…? 連載やめてからはテレビも見たいものしか見なくなってたしなあ…。『叶姉妹二世を探せコ ンテスト』とか…。」と、ばっくれる気持ちマンマンだったのだ。ごめんね。みのりちん。

し・か・し! ワイドショーでヤワラちゃんのパリ挙式を見たとたん、決意しました。日本での披露宴を見終わったら、原稿に挑もう…と。高山さんがネタに するのは確認するまでもなく、わかっていたよ。それでも、ああ、それでも。

以前、北原さんのコラムにあった、「人間を二つに分けるとするならば、何と何に分けるか?」という質問。あたし的には「女と男」でも、「大人と子ども」 でも「フェミと非フェミ」でもない。よくある答えの中でややしっくり来るものは、「自分と他人」。とはいえ、なんかピンとこない。しかし、このたび、あ たしにも一つの答えが出ました。

「ヤワラちゃんの披露宴を録画し永久保存版にする人と、もしも放映時に外出していたら、録画予約もしない人。」

もちろん、あたしは前者。あたしは先週の土曜日は忘年会が入っていて、披露宴をライブで見ることはできなかったのだが、忘年会中、友人からこんなメール が来た。「披露宴見てる? 私、神経ヤワなんで、柔ちゃんの再現ドラマに耐えられそうにない!ひぃぃぃぃ!」彼女ももちろん、あたしの分類の中では、前 者。

フェミっぽいことをあえて言えば、記者会見の席で、「お互い、なんと呼び合っていますか?」との質問に、「今までは亮ちゃんだったんですけど、これから は亮子と呼びたいです(谷)」「今まではよしくんだったんですけど、これからは佳知さんと呼びたいと思います(ヤワラ)」と答える二人は気持ち悪かった し、もはや日本国民の認識では「田村」でも「谷」でもましてや「亮子」でもなく「ヤワラ」でしかない彼女が、なんで「谷亮子」でオリンピックに出たがる のかさっぱり理解できない。

それでも、いいじゃないか。この世の中で、「あたしはブスかもしれない・・」と、一度も悩まずに生きて来られる女なんてそうそういない。どんなに偏差値 高くても、スポーツが得意でも、仕事ができても、ブスだったら自信を失わせるようにしむけられているのに。磯野貴理子が島田紳介にボロクソに言われて も、疑問を一つも持たないバカがうようよいるのに。子どもの頃からマスコミにさらされ続けても中田英寿のようにひねくれるわけでもなく、素直に自信満々 でいられるヤワラちゃんはすばらしい。ま、ちょっと素直すぎる気はしますけども。


天才だからって、暴力ふるったり、手首切ったり等の社会性のなさを許すのは大嫌い。じゃあ、ヤワラちゃんの披露宴プロデュースのセンスは許されるのか?  …あたしは許そう。「突っ込む」という行為すら空しくなるパワーの前に、あたしはつくづく凡人なのだなと、思い知らされたから。今回は、招待客のメン ツも豪華なために、新郎新婦以外の人たちも、かなりすごいことになっていた。サブちゃんが「まつり」を熱唱中、呼ばれてもいないのに壇上に上がり、「そ いや!そいや!」と思いっきり外れた合の手を入れ、サブちゃんの見せ場を邪魔する長嶋茂雄…。あ、あと、舞台の楽屋から、お祝いコメントをよこした森光 子。彼女の発言は何も記憶に残っていません。なぜなら、私の目は、彼女の後ろにぶら下がるのれんに釘付けだったから。のれんには、ジャニーズのメンバー の名前がびっしり描かれていました。いえ、一人一人にサインさせたわけではないようです。ジャニーズの名前柄のデザインなのです。東山紀之、城島茂、香 取慎吾、滝沢秀明…。あたしは大衆演劇に明るくないんでわからないのだが、そうゆうものを送る風習があるわけ? 「そんなものがなぜ欲しい?光子…」 と、ツッコまれても、「なんで? あなたは欲しくないの?」とケロリと答えられる人生を目指したいものです。

ヤワラちゃんは確かにイタイ。でも、高橋尚子の痛さとは、明らかに質が違う。ちょっとおしゃれしたらバッシングされて、そんでへこんでるようじゃ天才と は言えません。最近の高橋尚子の壊れっぷりは笑えないけど、ヤワラちゃんはこんなにすばらしいエンターテイメントを我々に提供してくれた。もう、この先 10年はこれを超える披露宴はないと思う。この原稿に挑む直前、たまたまテレビをつけたら「徹子の部屋」でしゃべるKEIKOが目に飛び込んできた(こ うゆうのを「呼ばれる」っていうのね)のだが、ヤワラちゃんの後ではKEIKOもかすんじゃったなあ。

谷は、そんなヤワラちゃんに心底惚れてます。あたしも、これまでの報道を見る限りでは、谷の真意を測りかねていた。谷って野球選手としてもけっこうすご いんでしょう? 別にヤワラと結婚することで彼自身にメリットはないらしいじゃないの(←あたし野球知らないんでね)。谷の発言を聞いてると、自分の恋 人が世界一強いということに誇りを持っているわけでもないようだし、けっこう「遊んで」いるという話も聞くし。しかし、披露宴と、再現フィルム。そして 一番「素」の谷が見られたハネムーンの映像を見て、そんな穿った見方をしていた自分を恥じました。ヤワラちゃんとイタリアでピザ生地をまわしている谷の 笑顔は、ひとことで言えば、「いいバカ」。彼に「計算」などできない。ヤワラちゃんは確かに周りの空気を読めるひとではない。しかし、テレビ慣れしてい るせいか、自分をこう見せたいという意識はかなり高いのだ(もちろんそれは成功していないけど)。再現フィルムの演技も谷よりはるかにうまかったしね。 それに比べて、谷は、あまりに無邪気。再現フィルムの中のヤワラちゃんを見ての谷のセリフ「かわいいな…」あのつぶやきが耳にこびり付いて離れません。 谷は他の女とセックスしていても、心の中ではヤワラちゃんのことを考えているはずです(きっぱり)。「愛」を見失ったあたしが、まさかヤワラちゃんの披 露宴で「愛」を見てしまうなんて。

次の月曜日の「めざましテレビ」で「ヤワラちゃんはちなむのが大得意」と、ベールの長さ(谷の背番号の長さ)や地球のケーキ(夫婦円満)などの一覧表 を、蝶ネクタイ軽部が小バカにしながら紹介してましたが、お前の高島彩とのユニット「K&T」はどうなんだ。土曜の午後にK&T特番までやってたくせ に。お前にヤワラちゃんを笑う資格はない。軽部のような男が、「悪いバカ」なのです。

2003年を振り返るどころか、ヤワラネタだけで字数がつきてしまいました。つけたすならば、約二年ぶりにテレビで大食い女王・赤阪尊子が見られたこ と。しかもTBSで。フードバトルクラブ復活に向けて様子伺いをしているのだろうか? また「大食いを科学する」とか言って「大食いの人と一般人は違 う」ことをやたら強調してたし。

最後に、今年、あたしが一番感動したコメントを。「旅の香り時の遊び」のワンコーナー、「小さな小さなふれあい旅」で、鎌倉を旅する若(氷川きよし)。 江の電長谷駅に降り立ってひとこと。

「え〜…ここには、奈良の大仏があります。」

男よ。同じバカならいいバカを目指せ。目指してなれるものではないが。

追記。次回の「おしゃれカンケイ」のゲストは谷夫妻よ! 新年もまだまだ油断できない! それではみなさま、よいお年を!

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