「やらせ」だった、2年前の「タウンミーティング」

さすがの九州も急に朝晩寒くなってきました。油断して風邪ひいちゃったんですよね〜。睡眠と休養・栄養をしっかりとって早く治さないと…。みなさんもお体にはお気をつけて。

さて、先日は北原さんのインターネット・ラジオ『婆星』でのインタビュー、緊張しました。聴いてる方に誤解なくきちんとうまく伝わったかなあと心配しております。もっと論理的にわかりやすくお話できたらよかったのに…と反省することしきり。いい勉強になりました。

ところで、今日、衆議院特別委員会で教育基本法の「改正」案が、野党欠席する中、与党単独で強行採決されました。教育改革のタウンミーティングで「教育基本法改正」を求める発言を「やらせ」たことが次々と発覚したのにもかかわらず。この「やらせ」に協力してくれた人に謝礼を払っていたことが判明したにもかかわらず。

この調子で行くと、このコラムがアップされる頃には、衆議院本会議で強行採決されて可決成立しているでしょう。

許されませんよね!!

タウンミーティングと言えば、このコラムでも2年前に書いていました「行ってきました、教育改革 タウンミーティング イン 大分」。「小泉内閣と国民との直接対話」なるものを見聞きしてこようと、いまから2年前、遠く大分は別府まで出かけて行ってきました。

あの時、質問した人は全部で14人。このうち4人が「やらせ」だったことが明らかになっています。さらにこの4人について、大分県教育委員会は、当初は「PTA役員に頼んで発言してもらった」と説明していたようですが、調べを進めていくと、実は「大分県教育委員会の職員4人」だったことが判明。この4人の県教委職員が政府の質問案に沿って発言をしていたのです。

私もあのとき、あの会場にいて、「妙に政府の考えに同調する発言があるなぁ」とは思ったものの、世の中にはそんな人もいるのかな…と思った程度でした。まさか、主催の内閣府自らが仕込んだやらせの発言だったとは、思いも寄りませんでした。

先週末からこのタウンミーティングの「やらせ」のニュースが報道されていますが、生徒との雑談の中で、次のようなやりとりをしました。

私:「実はいまニュースで取り上げられている2年前のタウンミーティングに行っててね。そこでやらせの発言があったんだって」
生徒:「先生もその会場にいたの?」
私:「うん。大臣と国民が直接対話できるから興味があって行ってみたんだけどさ、大臣に質問した14人のうちの4人がやらせ質問だったらしいよ」
生徒:「えー!! なんでやらせなんかさせる必要があるの?」
私:「さぁ、どうしてだと思う? 何か理由があるのかなぁ?」
生徒:「政府に都合の悪いことを言わせないためとか、政府に都合のいいことを言ってほしいとかかなぁ」
私:「どうだろうねぇ」…

生徒が内閣府のHPの中からタウンミーティングの動画配信を探して見てみたり、いま国会で何を審議しているか、教育基本法がどうなるか、注視し始めるようになりました。

自分に興味があって行ってみた2年前のタウンミーティングが、いまになって、生徒の興味関心につながるとは思ってもみませんでしたが、教員自らが行動し伝えていく大切さを改めて実感したできごとでした。

教育基本法、本当に改悪されそうです。日本はまた一歩、戦争へ向かって歩みを進めてしまいます。そうさせないために、自分に何ができるのか。おかしいことはおかしいと声に出し続けること。誰かに伝えること。行動すること。

発言の場を提供してくれる北原さんに感謝しつつ、これからもあきらめずに行動し発信していきたいと思います。


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