前回のLee にはまいった。まったく私のことなんかお構いなし。お金をもらったのに、なんとも気分が悪かった。が、そうかと思うと、私を喜ばすのを目的に会いにきてくれるお客が時々いる。Rickは、そういう殊勝なお客の第1号だった。
Rick は何度も電話をくれていたが、日程が合わず、実際に会うまで随分時間がかかった。電話口の感じがよかっただけに楽しみだった。ただし、待ち合わせ場所は、またしても、サンホゼ。どうも、サンホゼ周辺の人たちに人気があるようだ。いつものように、片道2時間あまりをかけて出かける。
果たして、Rick は好青年タイプでさわやか。口数は少ない。車に乗ると、バスタブ(個室の銭湯)へ行こうと言い出す。「バスタブは嫌だな。ホテルの方がいい」と言ったが、お金がかかりすぎると、聞いてくれない。結局、完全な個室でベッドがあればよい、というところで妥協した。
バスタブにつくと、大きな浴槽と、その手前に洗い場兼脱衣所、マッサージ用のベッドもついている。これなら、いいか、と仕事に入ることにした。Rick は服を脱ぐので、こちらも服を脱ぐ。お風呂に入ろうかどうしようかと考え始めたが、Rickの予約時間は1時間。そんなことをしている暇などあるはずがない。とっとベッドに横になる。
すると、Rick がゆっくり手で、Aiのからだを触わり始めた。「おおっ! 何だこれは!」とても気持ちいいのである。体がとろけるような気がしてきた。相手は、ゆっくり体をなでているだけだ。なのに、こんなに気持ちいい。まさに、マジック・ハンドである。ああ、いいっ。もっと、もっと。触られていただけなのに、だんだん盛り上がってくる。体がどんどん高揚してくる。これは、ペニスを挿入されるより、はるかに気持ちいい。ああ、なんて幸せ!
相手は、Aiが喜んでいるのが嬉しいのか、あちこちをさわり続ける。絶妙なタッチ、強すぎず弱すぎない指のプレッシャーに、計算し尽くされたような腕の動き。「触る」と言うと少し語弊があるかもしれない。実際には、触っているか触っていないかギリギリのタッチだった。それが、とっても「そそる」のである。かと思うと、時々、ぎゅうっと、力強くAiの体を握りしめたり、抱き寄せたりする。「からだを触る」というのが、こんなに多彩なものだとは知らなかった。それに、触わられるだけで、こんなに気持ちがよくなるものとは・・・。まったく目から鱗である。
こういう時こそ、1時間きりだなんて言わないで、もっとゆっくりRickに触られていたい。が、時間は無情にもすぎていく。ああ、いつもこんな風だったらなあ。が、当のRickは意外とさばさばしている。時間がきたら、とっと服を着て「はい、さようなら」。もう少し、ロマンティックだとなおよかったのに・・・。
それにしても、あのタッチはすごかった。ああいうのこそ「性感マッサージ」というべきなのではないか。Ai の全身が性感帯になっていた。見事に開花された、という感じ。こういう時は、セックスワークやっていて、本当によかったと思う。いつもこういう日であったらいいのに。人生の喜びを一つ学んだ一日だった。
なんだか私ばっかりいい気持ちになって悪いわね・・・。そうだ! 次回は、Ai’s Sex Lesson 2: How to Touch (Ai のセックス講座2:気持ちのいいさわり方)をすることにしましょう!