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2001/4/2
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「ベーゼ・モア」を観て!
近頃、私は友だちにこう言いまくってる。
「ベーゼ・モア」を観てから私はすっかり「ベーゼ・モア」モードで(ファック・ミーな気分ってわけじゃないよ)、凶悪な気分。フェミなんて小さくまとまってる場合じゃねぇよ! とぶつくさ言いながら、まるでやくざのように肩をいからせて歩きたい気分に染まってる。かなりアホっぽいのだが・・・。
「ベーゼ・モア」はフランス史上初めて「上映禁止」になったという問題作。
二人のオンナの子が出会い、無惨な殺人を繰り広げていくストーリーなのだけど、
女性だろうが子どもだろうが(映画では子どもを殺すシーンはカットされている)殺してしまう映画に
、やはり異を唱える人は多い。
ラブピースクラブでも賛否両論。
「あんな風に人を殺すのは、いただけない」
「パルプフィクション」が大好きなAでさえ、ちょっと顔をしかめてる。
それでも私はこの映画に惹かれてやまない。
原作・脚本を書き、監督もやったヴィルジニー・デパントのカッコよさ、
もう一人の監督が元ポルノ女優のコラリー・トラン・ティのクールさ、
フィルムではなく、デジタルビデオで制作しているとこ、
主演女優二人が元ポルノ女優で、セックスシーンはすべて「本番」であること、
主要に関わっている人がほとんど女性であること、
ゴダールやソニア・リキエルなどのジジ・ババ文化人がこの映画上映に大反対したこと、
この映画にまつわるすべてのことに、すごく惹かれる。
映画の中で印象に残ったシーンが二つある。
一つは、レイプされた主人公に向かって彼女の兄が
「ダレにレイプされたんだ?」と怒り狂い、銃を持ち出すシーン。
「俺が殺してきてやる」と。
そんな兄に向かって彼女は言う。
「私の気持ちも聞かないで、うざったいんだよ」と。
で、殺しちゃう。
もう一つのシーンは、
街でひっかけた男がいざという時にコンドームをつけたがるシーン。
主人公は言う。
「コンドームをつけたい? ダレについてきたと思ってるの? 知らないオンナについてくるんじゃないよ」
オンナに襲われることも、オンナがオトコに敵意を向くことを想像しないで、
肉体の優位さでオンナを押さえつける社会で、
彼女たちが剥いた牙に私はすごく痺れたよ。
フェミな理論をつくしても、変わることがない、重〜いこの空気。
フランスのオンナたちが創った空気は、私が感じているこのオヤジチックな感じと、ぜんぜん違わない。
そのことに胸を打たれながら、ベーゼ・モア。
みんなぜひ観てね!!
PS 原作は「バカな奴らは皆殺し」というタイトルで、出版されています。
またベーゼ・モアについての詳しい原稿をステージ7号で書きました。チェックしてね!
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