『BODY』は商品です。オトコのそれは特に……
2010年11月 4日仕事が忙しいときにうっかり見てしまうと大変なことになってしまうのが韓流ドラマ。「次はこう来るだろう」と予想したことの8割が当たるという、ベタ中のベタとも言える展開の連続なのに、再生を停止できないという困った事態に襲われるの。最初の出会いは『チャングムの誓い』だったのだけれど、その後、韓流ドラマにはまっている友人が、あれもこれもとDVDセットを貸してくれているおかげで、男優事情にもけっこう詳しくなってしまったり。
で、『バリでの出来事』のボンボン役の子とか、『ラストダンスは私と一緒に』の記憶喪失になったカメラマン役の子とか、ウォンビンとかウォンビンとかウォンビンとか、見れば見るだけ、お気に入りの男優ってのは出てきてしまうものね。あくまでアタシの好みの問題なのですが、顔だけなら日本の俳優のほうが見目麗しい子が多いの。でも、韓国の芸能界って、「顔」だけでなく「カラダ」も含めて商品なのね。背は高いわ脚は長いわ肩幅はあるわ胸板は厚いわ腹筋はキレイに割れているわ……。「オトコには筋肉がなければ!」と力説する周りのゲイたちが「クオン・サンウが超イケる」とか「オ・ジホに腰が砕ける!」とか「ソン・スンホンでしょうやっぱり」とか言っているのを、アタシも遅まきながらようやく肌で同意するようになったわ。
くしくも最近、アタシたちの間では、メンズノンノの最新号に登場した妻夫木聡のセミヌードが話題になったばかり。「胸板」というよりは「おっぱい」と呼ぶにふさわしい、ふくよかなバストに、大変な親近感を抱いてしまったの。太ったというよりは、問答無用にたるんでしまった、そのカラダ……。ブッキーが映画『ウォーターボーイズ』で細身のカラダにはちきれんばかりのエネルギーを内包し、「若いイケメン」好きなゲイたちを一網打尽にしたのは10年前のこと。「オトコの若さっていうのは、オンナの若さよりも足が早い(腐りやすい)のね……」と、友人たちとしみじみ語ってしまったわ。そうね……、1年ほど前、木村拓哉が生番組の生着替えで、プヨプヨの上半身をさらしてしまったとき以来かしら、芸能人の肉体の加齢っぷりに親近感を覚えてしまったのって。
3年前までパーソナルトレーナーがいた身として言わせてもらえば、30歳を超えても韓流の男優たちとか東方神起のような体型をキープするのは、「空いてる時間は読書をしたい」とか「空いてる時間は映画『疑惑』の桃井かおりと山田五十鈴のセリフを復習したい」とか「松田聖子の『一千一秒物語』をカラオケで歌いたい」なんて考えている人間には不可能よ(3つのうち2つは、こんなこと考えているのはアタシくらいのものだけど)。最低でも週4、1回につきたっぷり2時間はワークアウトにあてなければ無理。韓流の子たちは、カメラの前に立っていない時間帯のほうが、よりシビアにならざるをえないのね……。
そんなことをつらつら考えながら、お気に入りのジーンズに穿き替えて外出しようとしたら、やっぱり(って言い方も悲しくなるけれど)ホックが留まってくれないでやんの。アタシもそろそろワークアウトを再開しなきゃいけないかしら。アタシがオトコの子のカラダを「商品」というか「オブジェ」として見ている以上、アタシも周りからそう見られることは受け入れなくちゃいけないものね。40超えてもう一度、商品価値を高めていくのが大変だということは知っているけれど、まあ、「ババアになってもオテンバはする」と、1冊目の本で書いていることを曲げるつもりはないし。いつになるかはわからないけれど、アバンチュールの意欲とチャンスが同時に訪れたとき、肝心の自分のスペックがダメダメでは、せっかくのチャンスをただ見過ごすだけになってしまう。そんなのはイヤ!
というわけで、なんとなくではあるけれど、「完全復活」の予感がする今日この頃。まずは手始めに、某女性誌のイケメン特集になぜか載っていた、ドMの友人(ノンケ)に連絡でも入れてみようかしら。うふふ。
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高山 真(たかやま まこと)プロフィール
高山 真(たかやま まこと)プロフィール
編集者・ライター
高山さんへのメールは taka52you@hotmail.comまで。
初の著書『こんなオトコの子の落としかた、アナタ知らなかったでしょ』 を、LPCでは直筆サイン&メッセージカードつきで発売中。
本人似顔絵イラスト by わた
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