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2000/9/12〜2001/6/1
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ウィメンズアートネットワークという女性とアートをキーワードにしたネットワーク
がある。そして、メンバーの私は、今年の暮から来年の1月にかけて行う大きな展覧
会の準備のために多忙極まる毎日を送っている。エンドレスに電話回線が開きっぱな
し状態。
ときどき、どうしてと自問自答する。
思想やアート、そして生き方の為。そのため? そうです。でも、そのためだけではない。
わたしは女達といることが心地良いからなんだ!
彼女たちの皮膚がスムーズに私の身のまわりにフィットする。
そういえば、男たちの皮膚に色めきたったことがない。
もしも、わたしが男たちの仕切る世界に居て、あーなんてゾクゾクすると皮膚感覚で
味わうことが出来たら、仕切られていてもずーと楽しみがあったはずだ。
なんだか、長い間損してきた気分。
女や女たちのこととなると、エネルギーが湧いてくる。苦にならずに、努力もしちゃう。
そりゃ、女にだっていやなやつがいる。いやなものはいや。腹たつこともいっぱいだ。
でも、エネルギーが湧いてくる。
いっぱしの人として扱われた歴史がなかった女の歴史。ウィメンズアートネットワー
クっていうのは歴史を作っていこうとするネットワークだ。
決して大風呂敷を広げているのでもなんでもない。なぜなら、女ひとりひとりの在り
様、つまりわたしやあなたの存在の積み重ねでしか歴史はつくられないから。
50人ものメンバーがいる。ときどき、女の人しかいないんですか。と、いぶかしげに
聞く人がいる。そう言われた時に他のメンバー達はどう思うのだろう。
今度の展覧会だって、51人女ばかりのアートが並ぶ。どんなものになるんだろう。期
待で胸が高なる。キューレーターがいるでなく、絶対的な指導者もなく、平らなまま
に、恐れを知らず、何事も話し合いで決定していく。時間も手間もかかるけど、何か
私たちに残すものがあるはずだと信じている。
ひとつの絶対的なメジャーで計りたくないアクション、それが今度の展覧会だ。
「女」というひとつのメジャーを作ろうとしているのか、という声が聞こえてくる。
今までがひとつのメジャーしかなかったのだから、そこに、違うメジャーもあるよと
言いたいだけ。
光のプリズム虹の色、そんなイメージかな。分解するのだ。
女が女を愛するって。
オリンピックのソフトボールゲームを見ていますか。今日は最後の試合の日です。
夢中でテレビ追っかけをしています。だって、気持の良いアクションやしぐさの連続。
あの皮膚感覚のところでしびれるのです。
あの子がいいなとほっぺたがゆるむおまけつき。
野球のようで野球にあらず。独自な世界がひとつ現われた感じがするのはわたしだけ
ですか。どう思います?
女が女を愛するって。
身体を洗濯するようなもの。隅々までひっくりかえして、ザブザブっていう感じ。
ソフトボールもネットワークも性的指向で語るものではありません。
でも元気はそこから出てくるんだ。
イトー・ターリ
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