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2000/9/12〜2001/6/1
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昨日、立川市で行われている国際美術展のアーティストトークに出かけた。友人であ
り、1月に行う「越境する女たち21」展にも参加する、アマンダ ヘンさんの話を聞
くためだった。彼女の他に、日本の研究者(法社会学の星野澄子さん)と、フィリピ
ンとオーストラリアの作家たちが語った。4人の話はフェミニズムに根差したものだ
った。
この展覧会は21名の国内外の女性の作品を集めたものである。タイトルはLiving Tog
etherー21世紀は女性的な宇宙感を持った時代へ!ーというもの。
4人の話が終わって、質疑応答になったときに、アマンダさんが切り出した。 「今回
参加した日本人作家たちの作品は女性の視点を感じさせないものばかりだが、どうし
てなのか。」と。 そして、他の海外作家に「自国では女性の作品はどのように扱われ
ているのか」と問うた。さらに「会場にいる日本のアーティストからも聞いてみたい
。」と付け加えた。
それに対し、今回の展覧会のキュレーターは、「日本美術界にフェミニズム運動の動
きは現われなかった。でも、今21世紀に際して、自然、環境、精神性が問われおり、
そのことに女性の感性が期待されている。今回のキュレーションはそこに立っており
、海外の作家たちと同じ地点に居る。」と言った。
満を持し、私は挙手して、「同じ体験をしてきたとは言えないのに、今同じところに
いると言えるのか。日本では、フェミニズムであるとか、女の表現と言うだけで、疎
外されてきた。今日でも、女性のと称した展覧会に参加すると言っただけで、「リス
クを背負う気か」と言われている。それが現実だ。」といちアーティストとして言った。
フェミニズムは男性を敵にする思想ではない。女性が自分の声を聞き、自分たちの生
き方を模索し、男性中心で動いてきた社会に対し、解放を求める思想だ。20世紀はフ
ェミニズムを受け入れた世紀ではないか。
自分らしく生きたいと主張したのがリブであり、フェミニストたちだ。そして、男性
も男性の役割の縛りからの解放を願っている。
それなのに間違った言説に惑わされ、本当のことを見ないようにしている。なぜそん
なに恐れるのだろうか。歴史をきちんと捉え直さなければならない。
自然や心を大切にする精神性は女性の感性だとなぜ決めつけるのでしょう。二項対立
の言説では抱えきれない世の中なのに。間違った言説に惑わされるな。
めっけものもあった。昨日話をした星野澄子さんが、「長女四代の記」を書き出した
という。自分の祖母、母、自分、そして娘を通して、日本の法、制度についての考察
をするというもの。とても面白そうだと思う。読むのが楽しみ。
私は、女性として女性の歴史をつくっていくのだという自負を持とうと思う。そして
現実を現実として受け止める勇気を持っていたいとつくづく思ったのだった。
もちろん、前述の女性キュレーターにエールを送りながらも・・・。
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