2000/9/12〜2001/6/1
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VOL.07 ●セックスファンタジー
友人のビデオ作家がセックスファンタジーを書いて、それを朗読してほしいとリクエ ストしてきました。
えっ、こんなに忙しいときに、そんなもの浮かんでなんかきやしないと思ったものの 、その気になってみたのです。


巻貝の内側をしっていますか。
白から鴇色に変わっていくあの透明な質感を。
そして、もっと奥が鴇色から赤へと移っていくだろうことを予感したことがありますか。
中へ引き寄せられて、覗けない貝の内側。
触れないもどかしさ、見ることのできないもどかしさ
手のひらににぎってみる。
私の体温であたためる
さっきまで冷たかった貝は少しずつぬくもりをおびてゆく。
貝に接吻し、舌で軽く触れる。触れる。触れる。触れる。
ああ、もう、眼は閉じられて、触角の世界へ誘う。
からだは形を失い、海原にのみこまれてゆく。
あー、
海のにおい
あの芳しい海のエキス
溢れ出る海のエキス
私のあついものがほとばしる。
そして、大きな口をあけて待つ。
鴇色の唇が痙攣し、動きが止まるまで。
ふたつの巻貝は波間に洗われて、泡の音を聞く。


とまあ、かなりステレオタイプなものだ。
決していいものとは思わないけれど、結構一気に書いて、ドキドキ、興奮して楽しか った。
みなさんも書いてみませんか。
まだ、朗読していません。どんな顔して読むんだろう。私が書いたと思わなければい いんだ。

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