ラブピースクラブ・有事法制スペシャル
 

「WOMEN IN BLACK=私の場合」 text by 西村由美子
取っ掛かりは、9.11でした。
あのブッシュが「これはテロリストとの戦争だ。」と言った時、 こんな風にして「戦争」と言うものが始るんだと思った。 だれも戦争が良いこととは思っていないはずなのに、 だれもそれを止めることが出来ないなんておかしい。

chanceのピースウォークにすぐに参加しました。 普通のデモと違って、マイクで叫ぶわけでなく、 一見平和なこの日本にいて、戦争や暴力にさらされているただ普通の 私のような人達に対して、私も一緒にこの地球に生きているんだよと言うこと、 そして戦争や暴力に心から反対していると言うことを表すために。

道行く人の中で、権力をもたない私のような人が同じように感じ なにか行動してくれれば、ひょっとして「戦争」がなくなるかも 何れにしても小さな力でも行動をしていかなければ始らない。 何もしないではいられない。 そんな気持ちで毎週渋谷を歩いてました。

そんなころ友人にある人を紹介された。それが今でも一緒に Women in Black Tokyoをやっている仲間です。

Women in Black は最初イスラエルで始ったそうです。 それから旧ユーゴスラビア、インド、インドネシア、カナダ、デンマーク、イギリス、 米国、トルコなど世界各地に国際ネットワークとして広がって、 旧ユーゴスラビアのWomen in Blackは去年ノーベル平和賞にノミネートされたそうです。

戦争、暴力、特に力のない女性に対しての暴力に反対し、 暴力への怒りとその犠牲者に対し追悼の気持ちを表すため黒衣で 黙って立ち続けるのです。

10月から毎週日曜日銀座の歩行者天国で、3時ごろから1時間ほど 最初は3人位でしたそのうちいろいろな団体の人たちが参加してくれて、 多いときは20人位になった時もあります。 3月9日は世界女性デーに合わせてサイレント・ウォークをしました。

4月からパレスチナの最近の状態に対して4月12日そして4月14日〜19日まで 毎日イスラエル大使館前で抗議のリレーのスタンディングをしました。

最初の日、警察の異常なほどの反応。 声明文はもってきているの? これは私達でイスラエル大使館・アメリカ大使館・国連・日本政府に向けて 声明文を作ろうと話し会い(メーリングリスト上です) 12日のことは前日の夜に決めたことで ある程度のメーリングリストへ流しましたが.... 警察からは9人も私服の刑事さん、制服の人が10人ほど リレーのスタンディングに対して、多いときで5人ほどの私達への警戒ですか?

Women in Blackのアクションを続ける内に、平和な日本にいて 戦争や暴力にさらされているわけでもない私が本当に世界のWomen in Blackと 連帯が出来ているのだろうかと疑問を感じないわけではありません。

黙ったまま1時間ほど、動かないようにただ立つ・・・ 結構しんどいのです。 その間ある意味では街ゆく人、時にはイスラエル大使館の守衛、 警戒(?)に来てくれる警察の人たちに 「貴方も考えてみて!」と抗議しているわけですが、 一番感じるのは、自分自身なのです。 全て自分にもどってくるのです。

スタンディングに行くのは結構辛い。 もしかすると自分のために立っているのかも、 終わった時の「すがすがしさ」の為にまた行くのかも。

今迄「運動」などというものとは縁遠かった私としては 今の自分を自分に対してどう意味付けるか、どう整理するかこれからです。 Women in Black Tokyoでも勉強会をしていく予定です。

一番良い方法を取って居ないのかもしれないけれど いま、考えられることからやっていきたいと思っています。


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