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チンポコとパンツの関係

田房永子2011.06.10

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 先月、3本のポコチンを見た。
 まず2本は、女性向けAVの撮影現場で。「JUICY DINER」という女性向けAVレーベルが発足され、そ の第1回の撮影、内容は『イケメン男優のオナニー』でした。現在活躍中の男優さんの中でも巨根であると評判の沢井亮氏と、アイドル的存在として女性から大 人気のムーミン氏の撮影を見せて戴くことにした。
 いわゆるイケメン男優って感じの沢井亮氏が現場に登場。高い鼻に引き締まったボディ、 やっぱ普通の男性とはちがうな。「JUICY DINER」のスタッフは全員女性。沢井氏はスーツ男子という設定で、スタッフが選んだ衣装とパンツを履い ていました。それはラベンダー色のぴかぴかしたブーメランパンツ。そしていよいよ、沢井氏のおちんぽ殿が見参し、10人近いの女性達と静かにジーッと、シ コシコを見つめる空間。私の中には新しい体験による緊張と戸惑いが残ったまま、ものすごい勢いで精子が高く飛び、沢井氏の撮影が無事に終了したのです。
  次の撮影のムーミン氏は、写真で見るよりも1000倍可愛くて、2秒でKO(いつでも冷静と評判の、私の「陰核ダウジング」が振り切れ、理性を失いかける こと)されました。そしてムーミン氏が衣装で履いていたパンツが凄かった。見た目はカワイイのだがギューッと伸びるとそこだけ少し透けるというスクリーン みたいな謎の新素材で、オチンポが勃起すると、亀頭のワレメがクッキリと浮き出るのです。あまりのエロさに目が充血しました。女優さんの手がどういう風に オチンポをまさぐり、そのオチンポンがどのくらい膨張しきっているのかが分かる、だが、柄はピンクのボーダーだから生々しくないのです。ここまで見事にオ シャレとエロを両立する男性用下着がこの世にあるなんて、日本の男根社会にかなり失望してる最中だけど、このパンツの技術さえあれば、また日本はがんばれ る。そう思うほどでした。余りの衝撃にその場でパンツのロゴ「BODY WILD」をiPhoneに入力し、検索しました。(詳細は下記に)
  ムーミン氏は嵐の松本潤に似ていて、その乳首はハッとするほど明るい桜色。演技もうまいし、すぐに勃つチンコは体に対して異様にでかく、色も南Q太がカ ラーでチンコ描いたらこの色で塗るだろうなって感じの、グロすぎない、女が好むエロちんこ色っていう感じで、欲情を越して、「ここまで女性向けAVの男優 に向いてる人が、実際に男優業をやっている…」という奇跡に感動した。そこへ、BODY WILDパンツというドエロ可愛いアイテムが夢のコラボ。ミラク ルチンコパラダイスが巻き起こっていたのです。
 そんなムーミン氏のシコシコオナニーを、息をひそめて女たちと見つめた。それは信じられ ないほど楽しい時間だった。ムーミン氏のシコシコを見ていて、性的ムラムラよりも、体の底から元気と勇気とやる気と根気の源が噴き出してくるような、人間 としての根本的な『気』が猛烈にそそり上がって来る感覚があった。セックスと違うし、一人でエロいものを見てるときの排他的な感じとも違う、血液がパイオ ツや膣やケツや末端神経へ巡ってゆくのが分かる、『ものすごく体に良い感じ』を体感したのです。
 可愛い男の子が、大きなチンコをシコシコするの を、女たちと一緒に見つめる。それが体へこんな作用を与えるなんて、想像した事もなかった。女が集まってムーミン氏のシコシコを見るイベントがあったらみ んなで行きたいし、ムーミン氏はシコシコを見せるお店を開いていいと思う。女向けの風俗は敷居が高いとしても、「シコシコ見せるBAR」ならみんなけっこ う気軽に行くと思う。男の風俗がこれだけあって、女向けの「シコシコBAR」が現在普及していないのは、女の需要が少ないんじゃなくて、「シコシコを見せ る男」のスペックの問題だと思った。
 例えばムキムキマッチョメン、「どうですか僕のオチンポ立派でしょうハッハッハッ」という感じの人のシコシ コは、そんなに見たくない。見せたくて見せたくて仕方ない人のチンコはあまり見たくない。でも、ムーミン氏のような華奢BOYのシコ×2なら見たい、って いう『女心』が、女向けエロスポットの発展をさえぎっているのではないか、と思った。男は「そこそこ可愛けりゃいい」「おっぱい(まんこ)ついてればい い」ってくらいで風俗に金を払うけど、女は、対象(シコシコ見せる男)の外見や性格や態度にすごくこだわりを持っている。だから、需要《キレイで可愛くて ガツガツしてなくてベラベラ喋らない、でもいつでもビンビンに勃つ男のシコシコなら金を払ってでも見たい》と、供給の現実《その条件を兼ね備え、且つその 仕事がしたいという人材が少なすぎる》が合わないだけなのではないだろうか。
 つまりムーミン氏のような男性がわんさかいたら、女向けエロスポットは繁栄するのではないだろうか、と思った。そしてするべきである。そう思えた「JUICY DINER」の撮影、今後の展開にかなり期待大でありました。
 そして見た、あともう1本のポコチンについて。それはまた、次の機会に書かせて戴きたいと思っております。
pokotin.jpg
JUICY DINER 公式サイト
http://www.juicydiner.com
BODY WILD/ボディワイルド ボクサーブリーフ(男性用)
http://store.gunze.co.jp/front/commodity/ec/31BWS386A/
BODY WILD/ボディワイルド プレミアム レディス ショーツ(女性用)
http://store.gunze.co.jp/front/commodity/ec/31BH1168A/

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田房永子(たぶさ・えいこ)

漫画家・ライター
1978年 東京都生まれ。漫画家。武蔵野美術大学短期大学部美術科卒。2000年漫画家デビュー。翌年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年からエロスポットに潜入するレポート漫画家として男性向けエロ本に多数連載を持つ。男性の望むエロへの違和感が爆発し、2010年より女性向け媒体で漫画や文章を描き始める。2012年に発行した、実母との戦いを描いた「母がしんどい」(KADOKAWA 中経出版)が反響を呼ぶ。著書に、誰も教えてくれなかった妊娠・出産・育児・産後の夫婦についてを描いた「ママだって、人間」(河出書房新社)がある。他にも、しんどい母を持つ人にインタビューする「うちの母ってヘンですか?」、呪いを抜いて自分を好きになる「呪詛抜きダイエット」、90年代の東京の女子校生活を描いた「青春☆ナインティーズ」等のコミックエッセイを連載中。

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