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いやいや、3月の忘れ雪・・・ここのところ寒い日々です。雪も山間部では積もってしまいました。なかなか本格的な春は訪れませんね~。もう少し時間がかかりそうです。

しかし、そうは言うものの高校入試も終わり、合格者登校日もそろそろ終わる頃です。4月からの新しい生活の準備も始まる頃ですね。

4月と言えば入学式。新しいランドセルを買ってもらって新学期を心待ちにしている子どもたちもいることでしょう。先日、小学生のお子さんのいるの保護者の方とお話しする機会がありました。その方の小学校の保護者研修会でジェンダーの視点を磨く人権教育の学習があったそうです。

その中で、「ランドセルをプレゼントするのに何色のランドセルをプレゼントしますか?」という問いかけがあったそうです。その方は、「『女の子は赤、男の子は黒』なんていう固定観念はイヤだったから、黄色にしたの」とおっしゃっていました。

こんなしなやかな感性をお持ちの保護者の方と、深く長くつながっていけたらいいですね。保護者方々の協力を得ながら、ジェンダーの視点での教育実践が行われていきます。う~ん、理想的だなぁ。

ランドセルの問いに対する答えとしては、「保護者としては色を決めずに、子どもに好きな色を選ばせる」なんていうこともありえるのかな? ただ、子どもたちは小学校に入学する以前に、既に固定的なジェンダー意識を植え付けられていて、色を選ぶにも「女の子は赤、男の子は黒」を選ぶ傾向にあるという懸念もあるので、やはり大人の教育的な視点が欠かせません。さてこの4月、子どもたちはどんな色のランドセルで新しい生活をはじめるのでしょうか。

ところで、ジェンダーと言えば、05年12月27日に閣議決定された男女共同参画基本計画(第2次)。この基本計画の中で「社会的性別(ジェンダー)の視点については明確な定義が示されています。少々長くなりますが、引用すると
「社会的性別」(ジェンダー)の視点

1.人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会的通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の性別を「社会的性別」(ジェンダー/gender)という。「社会的性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われている。

「社会的性別の視点」とは、「社会的性別」が性差別、性別による固定的役割分担、偏見等につながっている場合もあり、これらが社会的に作られたものであることを意識していこうとするものである。
このように、「社会的性別の視点」でとらえられる対象には、性差別、性別による固定的役割分担及び偏見等、男女共同参画社会の形成を阻害すると考えられるものがある。その一方で、対象の中には、男女共同参画社会の形成を阻害しないと考えられるものもあり、このようなものまで見直しを行おうとするものではない。社会制度・慣行の見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要がある。

2. 「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族やひな祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。例えば、児童生徒の発達段階を踏まえない行き過ぎた性教育、男女同室着替え、男女同室宿泊、男女混合の騎馬戦等の事例は極めて非常識である。また、公共の施設におけるトイレの男女別色表示を同色にすることは、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない。

上記1.2.について、国は、計画期間中に広く国民に周知徹底する。
以上が、男女共同参画基本計画(抄)のジェンダーに関する記述ですが、内閣府男女共同参画局が06年1月31日に都道府県・政令都市の男女共同参画担当課(室)宛てに出した「『ジェンダー・フリー』について」では、

1.基本計画においては、「社会的性別(ジェンダー)の視点について明確な定義が示されて使用されるとともに、「ジェンダー・フリー」という用語を使用しての不適切な事例が記述されたところです。
2.「ジェンダー・フリー」については、この用語をめぐる誤解や混乱を解消するため、基本計画において、上記のとおり記述されたところであり、地方公共団体においても、このような趣旨を踏まえ、今後はこの用語を使用しないことが適切と考えます。

などと、「ジェンダー・フリー」狩りとも言える文書が出されています。
これを受けて、06年2月14日付けで文部科学省から各都道府県教育委員会宛てに「『社会的性別』(ジェンダー)の視点の定義及び『ジェンダー・フリー』という用語について」周知を促す文書が出され、さらには、文部科学省の通知を受けて、この3月、教育長から各学校長宛てで、「『社会的性別』(ジェンダー)の視点の定義及び『ジェンダー・フリー』という用語について」の周知について(通知)が出され、教職員のところにまで文書が増刷されるに至っています。
増刷されただ配布されるにとどまってはいるものの、反論すべきは反論し、保護者・教職員で力をあわせ、きちんとした「ジェンダーの視点」で堂々と教育実践を行っていかねばならないと、気を引き締めしています。

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アンティル(あんてぃる)

ラブローター命のFTM。
数年前「性同一性障害」のことを新聞で読み、「私って、コレかも」と思い、新聞を手に埼玉医大に行くが、「ジェンダー」も「FTM」という言葉も知らず、医者に「もっと勉強してきなさい」と追い返される。「自分のことなのに・・・どうして勉強しなくちゃいけないの?」とモヤモヤした気持ちを抱えながら、FTMのことを勉強。 二丁目は大好きだったが、「女らしくない」自分の居場所はレズビアン仲間たちの中にもないように感じていた。「性同一性障害」と自認し、子宮摘出手術&ホルモン治療を受ける。
エッセーは「これって本当にあったこと?」 とよく聞かれますが、全て・・・実話です!。2005年~ぶんか社の「本当にあった笑える話 ピンキー」で、マンガ家坂井恵理さんがマンガ化! 

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