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スクールフェミ 日本の恥を知らしめたオリンピック

深井恵2021.08.13

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コロナ禍のオリンピックという前代未聞のイベントが終わった。エンブレムの盗用疑惑や招致の収賄疑惑、会長の女性蔑視発言や大会関係者のいじめ・歴史認識の欠落など、開催前から様々な不祥事が相次いだオリンピックだった。日本の現状(日本の恥)を世界に知らしめた大会だったと言っていい。これらは全て、日本の「男」による不祥事だ(オリンピック開催を決断した菅首相もその1人か)。

先日「報道特集」で報じられていたが、このオリンピックでボランティア等の大会関係者の食品廃棄が13万食上ったことも、大きな衝撃だった。食べるものに困っている人々が数多くいるのに、1億円以上が捨てられた計算だ。この食事の手配に女性が関わっていたら、これほどまでの食品ロスを防げたのではないかと考えてしまう。
また、大会が終わった後、不敬にも女子ソフトボールの金メダルを噛んだ名古屋市長も「男」だ。男性金メダリストのメダルだったとしても、彼は噛んだだろうか。相手が「若い女性」だったから、噛んだと思えてならない。
結果的に無観客開催となったものの、直前まで「学校連携観戦」は予定されていた。大会関係者やスポンサーは「観客」ではないと言う妙な論法と同様、「学校連携観戦」の小中学生も「観客」ではないとして、動員しようとしていた。

オリンピック競技が開催されない地方に入ると、感染動員の対象ではないので、学校関係者としてオリンピックに振り回されることはなかったが、東京都などの開催地では、学校関係者は学校連携感染の対応に追われていたようだ。
「週刊金曜日」7月16日号に、その一端が報道されていた。その記事によると、児童を引率する経路や会場を下見した教員が、東京都から委託された運営会社の係から、混雑を避けるために、競技会場の2駅手前で電車を降りて歩くように言われていたという。真夏の炎天下、多くの子どもたちが2駅分歩かされる場面を想像するだに恐ろしい。行軍を連想してしまう。
さらには、密を避けるために、試合が始まってから到着し、試合が終わる前に帰るようにと言われたとのこと。子どもを馬鹿にするにもほどがある。それが教育と言えるのか。しかも、子どもたちに観戦したい競技種目の希望とったわけでもない。子どもたちの中には、見たくもない競技を半強制的に見せられて、「感動」を強制されるケースも考えられた。
幸い、茨城県等を除き、子どもたちのオリンピックへの動員はなくなったが、パラリンピックについては、先送りされている。コロナの感染状況が悪化の一途をたどっている今日、子どもたちを命の危険にさらすようなことになってはならない。

オリンピック開催期間中、テレビ番組の大半がオリンピック関連番組に様変わりした。チャンネルを変えても変えても、ほとんどの局がオリンピックを流している時間帯もあった。オリンピック以外の選択肢はほとんどない状態だった。
ニュースも、政治や経済関連はほとんど報道されなくなっていた。トップニュースからオリンピックでメダル獲得が報じられ、スポーツコーナーでまた改めてオリンピックのニュースが流れた。熱海の災害などなかったかのような番組構成だった。
予約録画して毎週見ているテレビ番組を、再生してみるとオリンピックの試合映像が出てきて、オリンピック開催期間中に何度も失望させられた。日常のささやかな楽しみをオリンピックに奪われた人も多かったのではないか。

やむを得ず目にしてしまったオリンピックのニュースに、気になる報道があった。それは、選手のユニフォームの件だ。陸上の女子選手のへそ出しユニフォームには、以前から違和感があった。高校の陸上部でも、女子選手はへそを出して走ったり跳んだりすることを余儀なくされている。男子の陸上選手はへそを出していないところを見ると、「良い記録が出るからへそを出している」と言うわけではないことがわかる。
女子ソフトボールの選手は膝の出るハーフパンツのようなユニフォームだが、野球の男子選手はハーフパンツではない。滑り込みをする場面もある競技なのだから、ハーフパンツでは怪我をしそうだ。アメリカの女子ソフトボール選手の身に付けていたスパッツのような足の曲線がそのまま出るようなユニフォームも、男子選手には見られなかった。
それら、女子選手を性的な視線で見ることに一石を投じたのが、ドイツの体操の女子選手だった。足を露出しない「ユニタード」で出場して話題となった。また、ビキニ着用拒否したノルウェーのビーチハンドボールの選手が短パンで競技に使用して話題となっていたことを、今回のドイツ選手のユニダード報道を通して知った。

筆者は中学生の頃、バレーボールをしていたのだが、当時バレーボールのユニフォームは「ブルマ」だった。このブルマが嫌で嫌でしかたなかった。中学の部活動の壮行会の時、各部の選手がユニフォーム姿で全校生徒の前に並ばなければならなかった。
野球部(長ズボン)、柔道部(長ズボン)、テニス部(スコート)、バスケットボール部(ハーフパンツ)、卓球部(短パン)に並んで、部活動の中で唯一足を全てさらすのがバレーボール部だった。ブルマ姿で並びたくなかった筆者は、バレーボール部員みんなに声をかけて、上着はユニフォーム、下は制服のスカートで壮行会に臨んだ。後で先生に叱られたが、個人的には満足した壮行会だった。
性的な視点で見られることなく、思う存分力を発揮する。スポーツの有り様が問われたオリンピックでもあった。
コロナを押してまで無理矢理開催したオリンピック。不祥事の尻拭いをするかのように、八村塁選手を騎手にしたり、大坂なおみ選手を聖火リレーのアンカーにしたりした、とってつけたような「多様性」が目立った。その多様性を認める社会が本物となるのか、人権意識が世界レベルに変わる方向に向かうかどうか、今後が問われている。

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