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「全国シェルターシンポジウム in 岡山」に行ってきました

深井恵2008.12.31

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いま、全国各地で派遣や契約などの不安定雇用の労働者が大幅解雇されています。このような不安定雇用者の占める割合の高い地域は、DVや児童虐待の起こる率が高いそうです。職と同時に住居までも失い、経済的不安からくるストレスのはけ口が、妻へ、そして子へと、より「力の弱い者」へと向けられるのです。

正規・非正規の枠を超えて、働く者として連帯すること、そして、私たちの教え子をDVや虐待の加害者にも被害者にもさせず、社会資源を利用してたくましく生き抜く力を身につけさせるとりくみが、いま私たちに求められていると実感しています。
さて、本題に入る前に、先日友だちと二人で、佐賀県の多良町に竹崎ガニを食べに行ってきた際のお話を。竹崎ガニ、いまがメスのカニの旬で(オスの旬は夏だとか)内子(卵巣)が濃厚でとってもおいし~い! アルミホイルでの包み焼きでいただきました。そのときのエピソード・・・。

お店の方がアルミホイルに包んだ竹崎ガニを、私たちの炭火焼きテーブルに持ってきて言いました。「まずこのまま片面を焼いて、タイマーが鳴ったら裏返して、その後タイマーをセットして6分焼いてください。両面焼いたら声をかけてください。こちらが焼き具合を確認してから召し上がってください」。

このとき、私たちは向かい合って座っていたのですが、お店の人はずっと私の友だちに向かって説明し、キッチンタイマーも友だちに手渡したのです。私としては、「こっちにも説明してよ・・・」と、ちょっぴり寂しい思いでいたのですが、お店の人が去って友だちがすかさず言ったことば・・・
「これって、ジェンダーだよね!」
わたしは一瞬「???」でしたが、友だちの分析によると、「料理の説明(ここでは竹崎ガニの焼き方)は女の人にするものだというお店の人のジェンダー感覚が反映されている。」とのこと。

実は、その友だちはとってもかわいらしくて華奢な女性。私は身長170cmで超ショートカット、よく男性と間違えられてしまうキャラなのです。だから、その友だちと二人でいると、周りから見れば「男女のカップル」と判断され(?)、私の友だちのほうに「女性役割」を要求してくる・・・ということなのです。

う~む、鋭い分析! スクール・フェミも思わず脱帽です。さりげない日常のいたる場面で、「女性としての役割」(「男性としての役割」もまたしかり)を要求されてしまってるんだなぁ・・・と、実感しました。友だちといるときには「女性役割」を一人に集中させることのないよう気をつけよう!と肝に銘じた竹崎 ガニツアーでした。
さて、本題の「全国シェルター・シンポジウム」です。このシンポジウムは、全国各地でDV被害当事者支援の活動をしている人たちが一堂に会するものです。昨年は千葉の幕張メッセで行われたのですが、今年は11月22日、23日に岡山で開催され、「女性と子どもの支援のための民間シェルター かざぐるまの会 (島根)」の担当した分科会に参加しました。

分科会では、「性同一性障害の性別の取扱いの特例に関する法律(以下「特例法」)」の成立に大きくかかわってきた大島俊之さん(九州国際大学法学部教員、弁護士)と、「性同一性障害に関する研究と教育の会・紫の風」代表の上田地優(うえだちひろ)さんの講演が行われました。

大島さんの講演では、「特例法」が08年6月18日に改正され、「現に子がいないこと」から、「現に未成年の子がいないこと」となり(08年12月18日施行)、一歩前進したことや、「性同一性障害の診断を受けているが性別適合手術を終えていない人の対応が今後の課題として残されていること」、「性別適合 手術が広く行われているタイでは、実は性別変更は認められていないこと」、「カルーセル麻紀さんが東京拘置所に入れられたとき、男性として処遇され丸刈りにされたことなど、刑事収容施設における性同一性障害者の処遇も課題であること」などが報告されました。

一方、上田さんは自身の体験をもとに、「性同一性障害の人は、みんな手術をしなければならないのでしょうか? 性別適合手術をしたからと言って、生物学的に完全な男性が生物学的に完全な女性になれるわけではなく、人工的に生殖能力を失い、その身体について他の性別に係る身体の性器に係る近似する外観を備え た中性の人になるだけのこと。性同一性障害の人の誰もが手術できるお金があるわけでもなく、命にかかわる危険性のある性別適合手術をしない自由もあるはず。保険証をはじめ、全ての公文書から性別記載をなくすべき。」と、訴えました。上田さんはパスポートに記載されている性別と外見の性別が異なるために、「通路故障な く旅行させ」るために国が発行したパスポートによって、逆に「故障」が起こされてしまったことなど、性別が記載されていることからくるさまざまな困難についても触れました。また、上田さんの話によると、岡山大学と大阪大学では、子どものいる性同一性障害の人にも性別適合手術を行っており、手術は「5年待ち」とのこと でした。

周りから要求される性役割にとわられずに自分らしく自由に生きられること。性の自己決定権が誰にでも保障される社会の実現まで、自分にできることは何だろう・・・などと、竹崎ガニに舌鼓を打ちながら思いをはせた、師走の一日でした。

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