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スクールフェミ 政策の意思決定の場に半分は女性を 〜(仮想)「先輩ママからあなたへ」〜

深井恵2023.08.13

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広島県・尾道市健康推進課の作成した妊娠7か月の妊婦に送付した資料「先輩パパからあなたへ」が物議をかもしている。

尾道市の先輩パパ100人に行ったアンケート結果というその資料。その内容を読んで、開いた口が塞がらなかった。以下、その資料の内容だ。

「妻に言われてうれしかった言葉」
1位 「〇〇してくれてありがとう」 皿洗い、
  オムツ替え、ミルク作り
2位 「お仕事お疲れ様」
3位 「〇〇してくれて助かる」 赤ちゃんを抱っこ…、家事を…

「妻にしてもらって嬉しかったこと」
1位 家事 毎日お弁当を作ってくれる、
   産後も変わらずご飯を作ってくれる
2位 育児
3位 マッサージ

「妻のこういう態度(言葉)が嫌だった」
1位 わけもわからずイライラしている
   少しのことでイライラして当たられる
2位 赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない
3位 何もしてくれない
   子どもの面倒を見てくれない

「妻にしてもらいたいこと」
1位 何をしたらいいのか言葉ではっきり(具体的に)行ってほしい
2位 今のままで良い
  充分やってくれている
3位 家事をそれなりにやってほしい

こんな内容の資料を、妊娠7ヶ月の女性に送付する感覚が信じられない。心身ともに負担のかかる妊娠。出産を間近に控える女性を追い詰める内容だ。子どもが生まれる前と同じレベルの家事を出産後も求められるなら、子育てが不安・負担でしかなくなるだろう。これだから、少子化は進み、ジェンダーギャップ指数125位になるのもうなずける。

同様のアンケートは、先輩ママには実施しなかったのか。そしてそのアンケート結果の資料を、「妊娠7ヶ月の妻のいる夫」に送ったのか。どうも送ってなさそうな様子だが、送るなら、妊婦を追い込むような内容でなく、妊婦を支える内容の方が大事だろう。「先輩ママから新米パパへ」だ。例えばこんな感じで(仮想として作ってみた)。

(仮想)「先輩ママからあなたへ」
(仮想)「夫に言われてうれしかった言葉」
1位 「僕が家事(育児)するからゆっくり休んでいて」
2位 「週末、僕が赤ちゃんの面倒みるから気分転換に出かけておいでよ
3位 「家事・育児、いつもありがとう。お疲れ様」

夫からこのような言葉をいつもかけられたら、家事・育児の負担も軽減されるだろう。だが実際、こんな言葉を口にする夫はどのくらいいるだろうか。たくさんいたらアンケートの上位に入るかもしれないが、ほとんどいなければ、上位にランクインするのは不可能だ。たとえそれが妻の望む言葉だったとしても…。アンケートの上位に入った言葉だとしても、それが正しい言葉とは限らない。

(仮想)「夫にしてもらって嬉しかったこと」
1位 家事(炊事・洗濯・掃除など)
2位 育児
3位 ねぎらいの言葉をかけてくれる

「言われてうれしかった言葉」や「してもらって嬉しかったこと」を回答させる形式だと、実際に「言った言葉」「した内容」になるので、本当は「言われたい言葉」や「してほしいこと」といった、妻が望む理想の言葉や行動とは程遠い内容になるだろう。アンケート結果を送ればいいというものではない。

(仮想)「夫のこういう態度(言葉)が嫌だった」
1位 言われなければ、家事(育児)をほとんどしない 自分で考えて行動しない
2位 してやってる感・お手伝い感を出して家事(育児)をする
3位 自分にかまって欲しがる こっちは育児で忙しいのに、夫の世話をしないと不機嫌になる

家事・育児は妻が主体となってするものだと思っている夫が多い。そのため、「具体的に何をして欲しいか言ってほしい」などと回答してはばからないのだ。家事・育児を自分事として捉え自分で考えて動けよ、と言いたい。赤ん坊じゃないのだから。

(仮想)「夫にしてもらいたいこと」
1位 当たり前に家事(育児)を担うこと 自分で考えて自主的に行動する
2位 自分のことは自分ですること(炊事・弁当作り・洗濯・掃除等)
3位 妻がいなくても育児できること 赤ん坊が泣いてもすぐに妻に任せたりしない

「(仮想)アンケート結果」を作ってみて、だんだん情けなくなってきた。日本の男性のレベルはこんなものかと。自分のことを自分でできない子どもレベルかと。

今回の尾道市の資料に対して、「おかしい」と気づいた人が声を上げるようになったこと、それが政策を変えた(尾道市ではこの資料の配布をやめたらしい)ことは、一昔前の日本の現場からは一歩前進したことになるだろう。#Me Too運動のように、声を上げる女性たちが増え、社会に変革を起こしている。


だが、そもそもこの資料の作成・送付を決める場で、誰か異議を唱える人がいなかったのか、そのことが気になっている。SNS上で炎上して配布中止を余儀なくされるような資料を、税金を使って作るなんて、税金の無駄遣いだ。少なくとも、その場に女性(先輩ママ)が1人でもいたなら、新米ママにそんな資料を配布しようなどとは思わなかったのではないか。

尾道市のケースは、政策の意思決定の場に女性がいなかったことが大きな原因ではないかと思えてならない。税金を有効に使うためにも、政策の意思決定の場に半分は女性が関わるべきだろう。それが誰もが生きやすい社会へとつながり、ジェンダー平等にもなる。

 

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