ラブピースクラブはフェミニストが運営する日本初のラブグッズストアです。Since 1996

  • TOP
  • 騙されてAVに出演した、くるみんアロマさんインタビュー

banner-1906dame06

騙されてAVに出演した、くるみんアロマさんインタビュー

2016.11.14

Loading...


 またまたお久しぶりです。玖保樹です。
 アメリカ大統領選の結果を見ながら書いています。モノ申したい気持ちはまんまんですが、トランプ並みにとんでもねえ暴言を吐きそうなのでやめときます。

 先日縁あって、ユーチューバーのくるみんアロマさんにお会いしました。第一印象は「サバ折りかけたらリアルに折れちゃいそうなほど、華奢な女性」でしたが、彼女はかつて、騙されてAVに出演した経験を持っています。

 大学4年生だった2011年夏、新宿アルタ近辺でスカウトされたことがすべてのきっかけだったそうです。芸能界にそこまで興味はなかったものの、高校時代にバンドサークルにいたことや音楽好きな家で育ったこともあり、「チャレンジしてみようかな」という気持ちに。しかし来た仕事は某有名週刊誌のヌードグラビアで、「やりたくない」と思ったものの、見事に説得されてしまったと語りました。

 「もともと性的なことに興味がなかったし、親にばれたらと思うと嫌だったんですけど、「人生一度きりだから」とか「最後に脱ぐのはかっこ悪い」(意味不明……)とか説得されてしまって。事務所の社長やスカウトの人との打ち合わせでは「何をやりたい?」と聞かれることがあったので、「ずっとファンだったミスター・チルドレンの桜井さんに会いたい」と言ったら、スカウトの人が「俺、彼のこと知ってるよ。今度皆で食事に行こう」と即答したんです。ウソか本当かわからないんですけど、何を言っても切り返してくるので、大学生の私では太刀打ちができなくて。雑誌自体は有名だったし音楽をやるという次のステップに繋がればと思ったので、最後は折れてしまいました」

paku20161114-1.jpg
 しかしヌードグラビア後に来た仕事の依頼は「ニコ生ぐらい」で、それも「アイスを舐めるといった、セクシー系バラエティばかり」だった。彼女が自分の趣味や思ったことを一生懸命スタッフに話しても「君って変わってるね」の一言で片づけられ、深いコミュニケーションが取れないまま、AVに出演する羽目になってしまったそうです。

 「セクシー系バラエティの仕事を躊躇していたら、AV以外の仕事の依頼がなくなってしまったんです。でもグラビアに出て以降、AVへの出演説得はずっとされていました。彼らは5,6人がかりで「なぜAVは嫌なの?」「AVを差別してるんじゃないの?」「グラビアアイドルの地位は一番下で、AVが一番上だから」「時代は変わったんだよ」などと言っていたし、時には「次はあなたを中心に番組を作るから」とか「これをやらないと次の仕事はないから」と言うこともありました。私が出演を拒否すると不機嫌になったり、怒り出したりすることもありました。私は人を怒らせるのが好きではないし、何よりも事務所との契約があった。だから「私が我慢すれば皆が納得するかな」と思ってしまったんです」

 こうして2本のAVに出演することになってしまったくるみんアロマさんは、当時をこのように振り返ります。

 「ずっと自分が馬鹿だった、AVに出ることを選んだ自分が悪いと思っていたし、ヤバい人を見分ける能力がなかったのは私のせいだと思っていました。「あなたの頑張りに皆の生活がかかっている」と言われて「だったらやらないとダメなのかな」と感じてしまっていたし……。でも騙すより騙される方がいいと、私はずっと思っているんです」

 体躯は華奢だけど、相手を思いやる太い優しさを持った女性。でも同時に真面目で責任感が強かったことが、裏目に出てしまったのかもしれません。もっといい加減で他人なんかお構いなし、逃げることも平気の平左だったら「あなたの頑張りに皆の生活が~」と言われても「関係ないし」と一蹴できたかもしれません。きっとスカウトマンはそこを見抜いた上で、彼女に声をかけたのでしょう。優しさや誠意が利用されてしまったことが、私も腹立たしく思えてなりませんでした。

 くるみんアロマさんは今、「女性を騙してご飯を食べている男性は許せない」と思う気持ちから、AV出演強要の過去を告白しつつヨガ講師やユーチューバーとしての活動を続けています。正直なところカミングアウトしながら顔や姿を出すのは、少々勇気がいったのでは?

 「過去を背負ってることも隠して生きるよりも、つらい過去があっても頑張っていることを見てもらえば、同じような立場に立たされている誰かが楽になるかもしれないと思っているんです。発言すればバッシングも受けるかもしれないけれど、世の中の矛盾も受け入れて生きていきたいから、黙っているよりも発信したい。それに辛い思いをした私じゃなきゃ伝えられないことが、きっとあると思うんですよね」

 くるみんアロマさんのひたむきさや誠意が、これからはそのままの形で多くの人に伝わりますようにと、向かい合って座った彼女の笑顔を眺めながら、心の中でつぶやいた玖保樹でした。彼女のことはいずれまとめて発表する予定ですので、その際はぜひよろしくお願いします!

RANKING人気コラム

  • OLIVE
  • LOVE PIECE CLUB WOMENʼS SEX TOY STORE
  • ばばぼし

Follow me!

  • Twitter
  • Facebook
  • instagram

TOPへ