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ラブピスタッフも観ました!VDAYに合わせて観たい映画3選

ラブピスタッフ2019.02.14

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2月14日といえばバレンタイン♪
好きな人や、お世話になっている人に感謝を込めてチョコレートを贈る日として定着していますね!ラブピでも「バレンタインギフト特集」を開催中です!

それと同時に、毎年2月14日は世界中の女性にとって、とても大切な日「VDAY」。

ViolenceのV、そしてVaginaのV。
VDAYは女性に対する暴力の根絶を目指して世界中のアクティビストたちが集う日です。
アメリカの劇作家・アクティヴィストのイヴ・エンスラーの「VAGINA MONOLOGUE(ヴァギナ・モノローグ)」の上演をきっかけに、DV、性暴力、近親者からの性暴力、女性器切除、性搾取など女性に向かう様々な暴力に声をあげるため1998年からスタートしました。
2月14日の「VAGINA MONOLOGUE」の初演から始まったこの運動は、今では世界中に広まっています。

このVDAYに合わせて、ラブピースクラブでもキャンペーンやイベントを開催します。
イベントは明日、2月15日、キャンペーンは2月28日まで開催です!
ぜひこちらのお知らせもご覧ください。

2/15(金)MARYMONDポップアップストア&トークイベントを開催します。
ラブピースクラブ「VDAY特集」(特集は2月28日まで開催です!)

* * * * * *

ラブピ洋画&洋ドラ部のスタッフ・アンリです。
昨年2018年のマイベスト映画はジョージア映画の「花咲くころ」、暫定人生マイベストドラマは「Westworld」(現在シーズン継続中〜)です。

今回はそんな私がVDAYにちなんだ映画を3本紹介したいと思います!

ところで、VDAYを始めたイヴ・エンスラーさんも出演している映画が昨年Netflixで公開されたのは、ご存知でしょうか。(アンリは最近知りました。)
昨年のノーベル平和賞を受賞した、コンゴの産婦人科医で活動家のデニ・ムクウェゲ医師を取り上げたドキュメンタリー映画「シティ・オブ・ジョイ」という作品です。

■「シティ・オブ・ジョイ」

20190214cinema01.jpg
こちらのページから予告編もご覧いただけます。(Netflixの予告編ページに飛びます)
https://www.netflix.com/jp/title/80203094
2016年に公開されたドキュメンタリー映画なのですが、昨年のノーベル平和賞に合わせてNetflixで配信が始まりました。

タイトルにもなっている「シティ・オブ・ジョイ」とは、「世界最悪」とも言われるコンゴで性暴力被害を受けた女性たちが一時的に身を寄せる施設のこと。前述した、ムクウェゲ医師とコンゴの活動家クリスティーン・シュラー・デシュライバー、そしてエンスラーさんが中心となって作りました。

「シティ・オブ・ジョイ」にくる女性たちは、身体の治療のためだけでなく、精神的な「痛みをパワーに変える」ためにこの施設にやってきます。全身全霊で自分の体験を話し、苦しみを共有し、護身術や世界のことを学んでいく女性たち。大声で「ヴァギナ」の名を言うこと、「鏡で見てヴァギナの絵を描く」ことなど、まさに「ヴァギナ・モノローグ」。

性暴力を終わらせるために、被害者が声を上げられるように取り組むのが、「シティ・オブ・ジョイ」なのです。カリキュラムが終わり、施設を後にした女性たちは、村や地域のリーダーとして活動しています。

見る前は、こんな世界で最悪の暴力が蔓延る場所で、被害者たちが寄り添う施設に「ジョイ(Joy / 喜び)」という名前が付けられていることが不思議だったのですが、「シティ・オブ・ジョイ」にいる女性たちは、観ているこちらが圧倒されるほどの、生きる、命のパワーがありました。

また、コンゴでなぜこれほどの暴力が生まれ、今も続いているのかという問題についても切り込んでいます。その原因は私たちに無縁なものではない、と言うことが非常にショックでした。ただ、その上で今日から、今から何ができるを考え実行していくパワーの源ようなドキュメンタリーです。

Netflixだけで公開なのがもったいないのですが、ご覧になれる環境の方はぜひご覧ください。

それから昨年のノーベル平和賞といえば、ムクウェゲ医師だけでなく、もう1人女性が受賞したことで話題になりました。ヤズディ教徒の人権活動家、ナディア・ムラドさんです。
現在、都内を中心に全国数カ所でムラドさんの活動を追ったドキュメンタリー映画が公開されています。

■「ナディアの誓い」

20190214cinema02.jpg
オフィシャルサイト
http://unitedpeople.jp/nadia/

「将来は美容師になりたかった。女性たちが自信を持ってもらえるように。」と語るムラドさん。ダーイッシュ(IS)が彼女の暮らす村に来なければ、その願いは叶っていたかもしれません。2015年に体験を証言して以来、世界中をまわり今なお3000人以上の女性や子供が拘束、虐待されている状況を訴え続けています。

ノーベル平和賞が日本で報道されたとき、テレビのニュースで「笑顔が見えない」と言ったニュアンスのことが言われていて、「そんなの、無理やろ」と思った記憶があります。彼女が悲惨な経験をしたこと、それももちろんですが、ムラドさんは今、この瞬間にも絶望の中にいる人たちを救うための活動をしているのです。
ノーベル平和賞を受賞したり、国連の大使になってもそこがゴールではない、とムラドさんは思っています。ゴールは犯罪者が公の場で正しく裁かれるとき。そのあとは、普通の生活に戻りたい。

「ナディアの誓い」では、ムラドさんを傍でサポートしている人たちのインタビューもあるのですが、一番身近でサポートしている方の、「彼女が昔のように暮らしたいと願っていても、もう彼女の村は昔には戻れない」とつぶやくシーンが、印象的でした。それが、今の現実なのです。

それから現在、少数派民族ヤズディ教徒のために闘う女性たちが主人公の映画も公開されています。

■「バハールの涙」

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オフィシャルサイト
http://bahar-movie.com/

ISに奪われた息子を助け出すべく、女性だけの戦闘部隊を結成してISとの戦いの最前線に身を投じたクルド人女性と、彼女たちを取材する女性ジャーナリストの3日間を描いた映画。監督はエヴァ・ウッソンというフランス人女性監督で、彼女にとって初のカンヌコンペにノミニーされた作品でもあります。

監督はイラクのクルド人自治区での取材を基に映画を作りました。多くはISに拉致され、逃げ出すことのできた女性たちです。被害者でいるよりも拉致されたままの血縁や友人たちを助け出すために、戦うことで生きたい、という信念で動く彼女たち。
ISでは「女に殺されると天国へ行けない」と信じられていて、戦いの前に彼女たちは歌を歌うのです。「私たち女がやってきたぞ」という歌詞の歌です。
女であるという理由だけで、魂を踏みにじられようとも、生きて戦うという意思で尊厳を取り戻そうとする、パワー。
また、彼女たちを取材するもう1人の主人公であるジャーナリストも、実在する戦場ジャーナリストとして生きた女性をモデルにしています。

監督がWEBメディア「VICE」のインタビューの中でこのような話をしています。
https://www.vice.com/jp/article/zmaby5/les-filles-du-soleil

この映画で女性たちが銃をとった理由は、性欲を満たすための道具のように扱われ、踏みにじられた尊厳を取り戻すためです。日本の皆さんにとってデリケートな問題だったら申し訳ないのですが、いままで取材を受けてきて、戦時中の慰安婦と比較してお話になる方はいませんでした。私はそこをもっと考えるべきだと思います。(本文引用)

ぜひご覧ください。

 

(スタッフ・アンリ)

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