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ブランドインタビュー 第6弾!exsens 〜後編〜 「セックス、セクシュアルヘルスについて考えることは喜びでなければならない」

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パリ発のマッサージオイル、ローションブランド「exsens(エクセンス)」。exsensのマッサージオイルは今までに見たことない、全く新しい驚きの商品でした。
今回、私たちラブピスタッフは毎年ドイツで開かれるセックスグッズの見本市「eroFame」で、exsensの欧州マーケティング&セールス(M&S)担当のナタリーさん、そして北米セールスマネジャー担当のレベッカさんに会い、インタビューをしてきました。

前編 「みんなの体、喜び、幸せがOKになる製品を作るということ」
中編「一番大切なのは、自分自身を受入れ、自分らしく生きる自由を許すこと」

後編では日本、フランス、アメリカの性教育の問題について、そしてexsensがアイテムを通して今の時代、どう女性へサポートしていっているのか、昨年の国際女性デーの活動や、NGOへの協力などのお話をお伝えします。

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(左:ナタリーさん、右:レベッカさん)

 

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■日本、フランス、アメリカの子供への性教育について

ナタリー:日本ではどうなの?

ラブピ:日本の女性たちも同じ悩みを抱えています。そういった悩みのはたくさんの社会的原因があるのだけど、ラブピでは性教育にも問題があるんじゃないか、と思ってます。日本ではポルノ産業がとても盛んで、その殆どが、決して真似してはいけないような暴力的な内容のものを含んでいます。子供たちは学校で性教育をちゃんと習わないから、ポルノで学習してしまって、大人になっていく。だからセックスが辛い、とか、したくない、という傷ついた女性が数多くいるんです。

レベッカ:正直なところ、米国でも同じ問題を抱えている。若い人たちはポルノからセックスのアイディアを得る。だってきちんとした現実的な性教育がないからね。だから彼らはポルノを見る。セックスはハードコアなものなんだ、って。すぐに挿入して、過激な行為を求める。こういうのは正直、大抵の人たちがするセックスじゃない。でも彼らがセックスをするようになると、こういうことをしてしまうのよ。で、若い女の子たちはこういうことが好きじゃない。セックスは楽しいものじゃない、って思ってしまう。彼女たちはこういうセックスを続ける、だって相手を喜ばせたいじゃない?そして、もうしたくない、って思って止めてしまう。

それに、多くの男性だって実はそんなこと好きじゃないのよ。彼らがポルノを見るでしょ。そこに登場するペニスはどれも巨大なのよね。でも彼らのペニスは普通なの。すると、自分のペニスは女性を喜ばせるだけ大きくない、だから自分のガールフレンドも嬉しくないんだ、と。
実のところ、彼らはセックスの前に決して触れ合うことがなくて、すぐに挿入ってなる。男性だって気持ちがいいわけじゃない。だから彼らは、だったらマスタベーションだけでいいじゃないか、となっちゃうのよ。これはいろんな面で起きているわね。

そして性教育がその原因であることは本当にそう思う。米国では確かにこんな感じ。フランスでもそうなんじゃないかしら。性教育がきちんとしていればね。性教育といっても、性感染症、妊娠、コンドームだけについて話すだけなの。でもそれじゃセックスのことではないでしょ?ヘルスケアでしょ?パートナーを尊重すること、相手に触れることから始めるとか、時間をかけて試してみることについて話さないのよ。こういうことはスルーしてしまう。これは誰にとってもいい状況じゃないわ。

ナタリー:例えばフランスでは子供が居る場合、男の子は自分のペニスを見つけて触れるわよね。それは普通のことよ。でもいつも触っていたりすると、母親は触っちゃダメ!と叱るの。でもそれはマスタベーションじゃない。ただ自分を知るため、どうやって機能するのかを知るための体験なのよ。何が自分の快楽を引き起こすのか、ということをね。

フランスの母親は、娘たちが何かそういうものを試すことに反対なの。これはかなり小さい頃から始まること。女の子が自分で触ることを恥じるようになると、大人になってから他人に触られることが難しくなってしまう。罪悪感を感じるの。だから私は小さな頃から教えるべきだと思う。女の子はただ触ったり押したりと試したいだけなのよ。それはとても個人的なことよ。女の子は自分のしたいことをしていいの、自分の部屋やバスルームで独りになったとき、したいことをすればいい。これがフランスでの課題よ。

レベッカ:米国でも同じね。体に対する恥、これは大きな課題よ。

ラブピ:私たちラブピはこの問題に少しでも光を当てたくて活動してます。

ナタリー:女性を助けることはとてもいいことよね。

レベッカ:私たちもぜひ手伝うわ。対岸で同じことをやっているんだもの(笑)。多くの女性、そして男性も、多くの人が今まさにこれを変えようと闘っているのよ。だってこれはなんといっても幸せに関することだから。セックス、セクシュアルヘルスについて考えることは喜びでなければならないの。

ラブピ:とても嬉しいです。私たちは女性が主体的に性を自由に語れること、楽しめることが広まるように活動してきました。そしてフェミニストとして、どういうことが発信できるかも、常日頃考えています。
exsensでは、今年の3月8日(国際女性デー)に合わせてタンクトップを作っていましたね?インスタで女性たちが思い思いのポーズで写真を撮ってる姿が印象的でした。あの「daring、desirable、delicious」3つにはどんな意味を込めたのでしょうか。


2018ex121401.jpgレベッカ:これは北米チームの企画だったの。ウーマンズデイの為に、多様な女性たちがexsensを使っているということを示したかった。
daring(思い切りのいい勇気のある)で、delicious(美味しい)で、そして皆がdesirable((性的)魅力がある)な素晴らしい女性たちということをね。若かろうが高年齢だろうが、MTFの女性だろうが関係ない、肌の色に関わらず、とかそういうことね。その人の生い立ちや裕福か貧乏か、知的だとか、肉体労働の職についているとか。とにかく女性は皆女性である、ということ。そして女性はexsensが似合うということよ。
私たちの立ち位置をWomen’s Day、Womens´ monthで示したかったの。
daringに込めた意味は、女性はもっともっと勇気と大胆に溢れているから。
desirableは、私たちは皆、素晴らしい女性で情熱に溢れていて美しく、欲望に忠実だから。
deliciousは、私たちは皆にうちの製品を使ってほしいし、そして女性たちに「味」をつけたいな、って思ってるからよ(笑)。
これがこのシャツに込められた思いなの。このキャンペーンはとても楽しかったのよ。それにとても多くの素晴らしい女性たちを巻き込めたのよ。皆、自分の写真を撮っているのよね。いい気分になっているときとかに写真を撮っていてとても素敵だったわ。


ラブピ:このような活動をされるきっかけはあったのでしょうか?


レベッカ:米国では、私たちのブランドは女性をサポートしていることを強調したかったの。女性にとってヘルシーなブランドを作りたい、と。そして実のところ、Women’s Dayをやったあと、その事について話し合ったの。とても素敵な活動だったし、私たち皆がワクワクしていた。私たちexsensは箱にプリントされた可愛い女性だけじゃなくて、世界中の様々な女性たち皆に向けて製品を作っている。ある人はクレイジーで活発、ある人はシャイで家にいるタイプ、そういう全ての女性によ。それで私は自分のチームに話し始めたの。

私たちの活動範囲の外にいる女性をサポートするような方法を見つけましょうよ、って。会社のオーナーは、「やってもいいんじゃない?構わないよ、やってみたら?」と言ってくれた。それで一緒にサポートできる会社を探し始めたんだけど、見つけるのが難しかった。だって私たちはセクシーカンパニーだから。それでも私たちは、女性をサポートすることをしたかった。だけど私たちはセクシーなビジネスをしているゆえに、私たちが関わるチャリティに来ても、彼らも落ち着かない思いをするのよね。そしてハラハラする。セックスは悪いことだと彼らは思ってるから。だから理解してくれる会社を探すのが大変だった。

そしてPSIというNGO団体に出会ったの。彼らは私たちと同じく性教育に関心があったし、ピッタリと合ったのよ。PSIを見つけることができて本当に嬉しかったわ。こうしたことは、私たちが世界の女性たちにお返ししたい、という考えからきているの。いつかうちの製品を使ってくれる人たちにね(笑)。思うに、出来ることなら会社はコミュニティや世界に何かを見返りしていくべきよ。皆がやるべきね。だってこんなにたくさんの事が起きているんだから。

ラブピ:PSIとはPopulation Services Internationalのことですね?(注:PSIは世界60カ国以上で活動するアメリカのNGO。途上国においてマラリア対策の蚊帳、コンドーム、生理用品、経口補水液などの生活用品、衛生用品の配布活動などを行なっています。)

レベッカ:そう。これは私たちが米国で今やっていることで、当社の米国での売上げの1%がPSIに行っているの。PSIは女性を手助けするためのチャリティで、女性が望むような家族を作ることができること、それも健康と幸せと共にね。
基本的に収益の95%がPSIの活動するそれぞれの国で使われている。世界中の国だけど、主にアフリカ、アジア、南米ね。

基本的な活動は、単にコンドーム配布ではなく、コンドームがどこでも安値で入手できるような環境を作ること。そして病院を作り、子供が欲しい女性、または望んでいない女性がケアを受けられるようにする。妊娠する為にはどうやって体をケアしたらいいか、妊娠前のケア、また出産の手助けもする。そして最近、女性が子供を持つことは素晴らしいとわかってきたので、マラリアや汚水対策にも活動を広げている。もしどこかの国を助けたいと思ったら、まず女性を助けなければならないの。それが活動を通して彼らが気付いたことよ。女性は国を作っていくときの核であり、状況をよりよく変えていく存在だと。

彼らの活動は、望むように家族を作ることについて女性を啓蒙していくことね。女性が望めば、よ。彼女たちはよりよい環境で子供を持ち、育てることができるのよ、健康や環境に気をつけながらね。だからPSIはその基盤を作ろうと決意したの。私たちはPSIと提携できてとても嬉しいのよ。99%の団体員がこうした国々で働いているのよ。とても小さな中心グループが米国にあって、彼らは基本的には資金集めをしている。残りの人たちはそのお金を他の国へと送っている。今年彼らと提携できたことは、本当に嬉しいわ。私たちも始めたばかりなのよ。そして欧州でも素敵なことをやってるでしょ?(ナタリーに向かって)

ナタリー:フランスの生産工場の中で、私たちが雇用した障がい者の人たちがボトルのパッケージングをしているの。もう何年も続けているわ。これが彼らと一緒に南仏で行っているパートナーシップよ。本当に素晴らしいパートナーシップ。そしてまた新しいこともやるでしょうね。私たちはコミュニティの一部になりたいのよ。


■日本の女性に向けて

ラブピ:最後に日本の女性に向けて、メッセージをお願いします!

ナタリー:とにかく幸せになること!それだけよ。

レベッカ:そして愛を送るわ(笑)。私たちは皆が大好きだし、世界中の女性全てが一緒なのよ。私たちは一つのものを一緒に創り出せる。素晴らしくて、ポジティブなエナジーよ。私たちは互いにサポートし合わなくてはならないし、幸せになること!そして、幸せを選ぶこと!

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ナタリーさん、レベッカさんありがとうございました。
exsensの理念や取り組みについて伺うだけでなく、セクシュアルヘルスのフランス、アメリカ、日本の問題について話し合い、共有できたことは、ラブピスタッフにとって励みとなるものでした。
セックスのこととなると、過激なものが求められたり、「猥褻」であると隠してしまったり、そうでなかったら「悩み」にクローズアップされがちです。世界中で多くの人が話せる時代になったからこそ、私たちは「セックス、セクシュアルヘルスについて考えることは喜びでなければならない」ことを伝えていきたいと感じました。「だってこれはなんといっても幸せに関することだから」。
そしてまず何よりも、自分を受け入れ愛し自分らしく生きることが、主体的にセックスを楽しむのに不可欠であるメッセージを大切にしたいです。

インタビューをご覧になった皆さんも、exsensがますます好きになったのではないでしょうか。
ラブピースクラブではこれからもexsensの商品を紹介してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
exsensの商品ページはこちら
https://www.lovepiececlub.com/shop/products/list.php?category_id=381

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