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いまだに妊娠・出産で7割の女性が退職

深井恵2011.08.23

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今年は働き始めてちょうど20年目に当たります(いつの間に?)。そこで、「勤続20周年記念」と位置づけて、以前から欲しかったけど高くて買うのをためらっていた腕時計を思い切って購入しました。その時計は直径4?くらいの大きさのブルーの腕時計です。10年程前にある雑誌で見かけ、きれいな丸いブルーに一目惚れ。それ以来、時計の雑誌で何度もチェックし(本物はなかなか置いているお店がありませんでした)、欲しいなぁ…でも高いなぁ…と悶々とした日々が続いていました。
これまでの人生を振り返ってみても、幼い頃からブルーの色が好きだったことがわかります。自宅の本棚にあったシリーズものの子ども用の図鑑も、ブルーの表紙の昆虫図鑑ばかりを何度も何度も手に取っていました。同様に「世界のおはなしシリーズ」(国別に巻が分かれていて、いろいろなお話が載っていた)も、ブルーの表紙の「フランスのおはなし」が大好きでした。ニンジンの嫌いな私は、逆に、ニンジンを連想するようなオレンジ色が苦手で、オレンジ色の表紙だった「ソビエト・チェコスロバキアのおなはし」は、滅多に手にしませんでした。「ソビエト・チェコスロバキアのおなはし」がブルーの表紙だったら、何度も読んでいたかもしれません。
どうしてこんなにブルーに執着しているのか(いま乗っている車もブルーです)、自分自身謎ですが、今回買った時計をじっと見てみると、文字盤全体はブルーでまん丸のかたち、秒針は先が丸くなっていて、時針の先は鈴のようにも見えます。まるで、ドラえもんの頭と、ドラえもんのしっぽ、ドラえもんの鈴。潜在意識下で、ドラえもんに似ているからこの時計が欲しかったのか? そう思うと、自分の「お子さま度」を改めて感じざるを得ません(このコラムを打ちながら使っているマウスパッドもドラえもん)。海辺に育ったからなのか、海を見るととても心地よく、安心します。前世はシロクマがペンギンなのではないかと思ったりもしています。真偽のほどは定かではありませんが、何はともあれ勤続20年。「金属疲労」ならぬ「勤続疲労」を起こさないように気をつけながら、働き続けたいなぁと思っている日々です。
先日、大阪の「原楽女性の人権センター いこる」の運営委員をされている方のお話を聴く機会がありました。この「いこる」は、「女も男も仕事や家族責任を公平に分かち合い、性や雇用形態、労働時間の違いをこえた均等待遇の実現をめざす」「働く女性の課題にとりくんでいるさまざまな人たちと、働く女性自身が発言する力や解決する力をつけ、平等な社会をめざす」ためにつくられたそうです。
その「いこる」が結成された2004年に「小学校入学前の子どもを持つ男女の就労実態調査」を行ったところ、1300名余りの回答を得、「妊娠・出産で7割が退職する」という実態が明らかになったというのです。男女雇用機会均等法ができ、育児休業法もでき、21世紀になって10年以上経つというのに、1960年代と何ら変わらない女性の退職率。
自分の女性友だちはどうか、妊娠・出産で退職した人の割合は7割になるか、試しに計算してみました。いま現在つきあいのある女性の友だち・同僚など自分も含めて87人中、妊娠・出産経験者48人、妊娠・出産未経験者39人。妊娠・出産経験者48名の内、妊娠・出産を機に退職した女性は6人(12.5%)、妊娠・出産後も働き続けている女性42人(87.5%)。教育学部出身のため、友だちにも圧倒的に教職員が多いので、特殊な女性集団なのかもしれません。妊娠・出産後も働き続けている友だちの職種は、小中高校の教職員、看護師、医師、ハローワークの職員、IT産業の社員、団体職員、弁護士等。ごく限られた職種しか、妊娠・出産後の就労保障はないのが今の日本の社会でしょう。教職員の世界しか知らないと、働く女性のおかれている現状をきちんと把握できないと実感しました。女性教職員が、働く女性として、保護者(母親)とつながることの大切さを再認識した次第です。
このコラムがアップされる頃、「上関原発建設反対キャラバン」に参加して、長崎市爆心地公園から佐賀県伊万里まで20?×3日歩いてきます(炎天下を計60?歩く企画なんて、誰が考えたんだろ…)。熱中症に気をつけて、完歩できるといいな。このキャラバンの報告は、次回コラムにて。では、いってきまぁす。

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