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新年度スタートしました。昨年度は副担任でしたが、今年度は1年生のクラス担任。1年生の担任はとっても久しぶりな感覚なので、前回はいつ1年生の担任をしたかなぁと振り返ると・・・。実に13年ぶり!! 前任校は閉校等の事情で、3,4年生の担任や分掌主任ばかりだったため、前々任校までさかのぼって1年生の担任だった頃を思い出した次第です。入学式の日、クラスの1年生の表情、とっても生き生きとして、新たな高校生活に期待と意欲を感じるいい表情でした。 入学式が終わり、各クラスに分かれていよいよクラス開き。クラス全員の保護者が集まるのは、入学式の日と、卒業式の日くらい。この日を逃さず、学校の教育方針や担任自身の思いを保護者にしっかりと伝えて、学校の教育活動への理解と協力を求めておかねばなりません。
毎回、入学式当日に確認している事柄がいくつかあります。まずは、「今朝(つまりは入学式当日の朝)、一人で起きたかどうか」ということ。目覚まし時計は可とし、家族に起こしてもらわずに自分の力で起床したかどうかを尋ねてみると、「家族に起こしてもらった人、挙手して」と言ったときに手を挙げたのが、実にクラスの半数の生徒。 この傾向、これまで担任をした1年生、全てに共通している傾向です。保護者は教室の後ろで苦笑い。そこでたたみ掛けるように、「もう、高校生になったのだから、明日から自分の力で起きなさい。目覚まし時計は使ってもかまいませんが、家族に起こしてもらわないように」と、生徒にむかって言い、「保護者の方も、もう起こさないでください」と保護者に協力を求めました。約半数の「家族に起こしてもらった生徒」は、急に不安そうな表情に。さて、明朝はいかに。
次の日の朝。「今朝、自力で起きた人、挙手して」と尋ねると、全員が元気よく手を挙げました。昨日家族に起こしてもらった生徒も、自信に満ちた表情をしていました。なかなかいいスタート。続けてもらいたいものです。「自分の力で起きた」という、ちょっとしたことも、生徒にとっては大きな自信につながります。 入学してから約1週間後、二泊三日の教育合宿へ行ってきました。合宿中には飯ごう炊飯も計画されていて、5~8人の班でカレー作り。人数が多いと手持ちぶさたな生徒が出るかもしれないので、誰もが協力して作らないとカレーができあがらないように、できるだけ少人数の班編制にしました。朝起きでさえ家族任せだった生徒が、テキパキとカレーを作れるはずもなく、「肉、洗っていいん? 先生」と聞いてくる生徒や、皮をむくのに、まるで鉛筆を削るかのような包丁さばきの生徒もいて、てんやわんやの大騒ぎ。鍋に入れる水の量が多すぎたためカレーのルーが足りず、隣の班のルーを勝手に入れてしまった班あり。「ルーがありません」と訴える班あり。カレースープのような状態になった班あり。生煮えの班あり。 準備から片付けまで含めて4時間半かかった飯ごう炊飯。教員側が予定していた時間よりも時間がかかりすぎて、当初の研修計画を一部カットするしかなくなってしまいました。
私たち教員のよみが甘かった・・・(笑)。
今後は、いま小学校での実践がはやりつつある「弁当の日」を取り入れて、自律や段取りの力を身につけさせたいと思っているところです。
教育合宿では、オリエンテーリングや長縄跳びなど、体を使う活動がてんこ盛りで、二泊三日の日程が終わる頃には、生徒はへとへとに疲れていました。私もグッタリ疲れてしまいました(合宿中は禁酒なので、それが応えたかな?)。
無事に帰校し、運動部はその日も部活動あり。好きな部活動とは言え、運動部の生徒は半泣きでした。合宿の翌日は通常授業。少々しつこいとは思いつつ、合宿の翌日にも「自力で起きたか」聞いてみました。自己申告ではありますが、ほぼ100%の生徒が自力で起きていました。ただし「今朝は体がきつくて起きるのがつらかったぁ!」と口々に。よしよし、この調子。
13年ぶりの1年生の担任は、こちらも気持ちが新たになります。素直にこちらの言うことを聞く生徒たちをみていると、間違った方向に導いてはならぬという責任に、気持ちが引き締まっている4月です。

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深井恵(ふかい・めぐみ)

九州某県の高校日本語教員。
日教組の「教え子を再び戦場に送らない」に賛同して組合加入。北原みのりさんとは、10年以上前(ジェンダー・フリー・バッシングがひどかった頃)に組合女性部の学習会講師をお願いして以来の仲。

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