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第6回 夏休み特別編! YURIさんのソウルプチ留学生活雑感の巻

具ゆり2014.08.14

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夏休み特別編! <ソウルプチ留学生活雑感の巻>
 この夏はゆっくり自分の時間を持ちたくて、約3週間のソウル休暇生活を味わっています。自分を取り巻く環境や、なんとなく不穏で恐怖感すら感じる日本に漂う空気から離れたい気もちと、とにかくゆっくりしたい~と思って。だけど、もう日程の半分以上が過ぎちゃいました。

 

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さて、なぜソウルか?
 1992年、まだ韓流ブームなんて想像できない頃に初韓国。もう20年以上前ですね。実はそのころ、韓国伝統音楽にはまり始めたのです。楽器を買ったり演奏を観たりしに通うようになり、ソウルの街が変わっていく姿を目にしてきました。日本の「失われた20年」の一方で、はじめは困ることやガッカリすることも多かった韓国が、めまぐるしく発展していく姿はパワフルでとにかく面白かった。 この10年は「韓流」ブームに乗ってしまい、今はエンタメ中心です。関心の深さの元は、私のルーツがあるこの国と生まれた国日本、どちらでもない中途半端なアイデンティティのこだわりからともいえるでしょう。


 今回の「プチ留学」は、ホームステイで普通の生活を送ることと語学力のレベルアップが目標です。ホテルや寄宿舎では思ったような普段の暮らし方がしにくいことは経験ずみ。ホストマザーは留学したままソウルにい続けて10年選手の娘です。お久しぶりの長期母娘生活は大丈夫かな? 正直なところ、母娘だからこその遠慮と気遣いがいるものです。

 さて、日本での日常生活どおり、スーパーや市場で買い物して、家でご飯作って食べて、掃除洗濯して、勉強もして、新聞(は難しいので少しだけ)読んで、エンタメもたっぷり楽しんで。今回は水曜デモにも行こう、韓国フェミたちに会いに行こう、読書会にも参加しよう···。結局いろいろ欲張りながら、自分の家(部屋かも)にいるようでとても気楽に過ごせています。

 

生活して気がついたこと

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 これまでは生活雑貨や食品の値段に鈍感でしたね。ビックリしたものは! 卵、ハム、果物、パン、トイレットペーパー、などなど···。え~~、韓国って物価がこんなに高いんだっけ!? 衣類や外食は、安いなあ~といつも感じていたのに、生活者になってみると日本のほうが安いじゃん、がいっぱいあるんですよ。あとコーヒー豆がすっごく高いし、あんまり売ってない! あんなにカフェ好きな人たちなのに?です。う~ん、確かにカフェのコーヒーは量が多くて、味が薄いし···私はその半分の量でいいのだけどねえ。家でドリップで入れると濃くなるから口に合わないのかなあ? 
 野菜は、市場では新鮮で量もたっぷり(過ぎて困るほど)あります。あとは肉·魚といった生鮮ものは、2人生活で買うには量が多すぎて無理、だからほとんど毎日ベジタリアン。でも毎日、買うものがなくても市場をのぞいて歩いたり、人の声、顔、様子を見たりが私の好きな愉快な時間です。
いずれにせよ、その国ごとの食文化はそれぞれですが、韓国のほうが安くて生活しやすいだろうというのは、私の無知と独りよがりだったようです。
うれしいのは公共交通機関の安さ! バスも地下鉄も電車もタクシーも! ほんとに助かります。ガソリンの値段は日本と変わらないのに、大丈夫?って心配になるくらい。日本でもなんとかしてほしいよ。高速道路だって、誰かは無料にできるって言ってたよね~?


韓国語は、4年ぶりの再開
 梨花女子大語学教育院ではほんっとに苦労したので、今回はプライベートレッスンに。 日本語と韓国語を教えているハンドルネーム「りんごちゃん」先生に出会い、レベルに合わせて、カフェレッスンを受けました。予定していたレッスンは終了したけど、語学は継続が力なり、ですよね(はあ?··)。これをきっかけに、帰ってもやり続けねば~!帰ってからが問題(と自分にをハッパをかける呪文です)。

 


慰安婦ハルモニ支援の1138回目の水曜デモ参加

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 夏休みのせいか、全国から中高生が参加していました。デモといっても歩いて行進するのではなく、日本大使館前で開く集会です。整然と歩道に座り、あるいは立ち、メッセージを読み声もあげます。被害者の名誉と人権の回復を願う人たちが毎週集まって行動しています。若者たちがこうして歴史と向き合い学ぶのですね。「戦争と女性の人権博物館」(マポ区)には、さまざまな形の記録や証言が遺されています。14日はメモリアルデーです。


 韓国フェミの友人イ·ミヘさんは、2009年に日本フェミニストカウンセリング学会全国大会で招待したシンポジスト。ソウル女性ホットラインのスーパーバイザーで「青少年暴力予防教育プログラム」のマニュアル企画メンバー。昨年ソウル女性プラザにEducation & Counseling Center「Communication & Healing」を共同開設した、現在大学院博士課程に通うパワフルフェミニストです。
 毎週月曜午前に開かれている読書会に2回参加しました。テキストは『女性の身体 女性の知恵』(Women’s Bodies, Women’s Wisdom)。「生殖力」「妊娠と出産」をテーマとして、妊娠や堕胎、出産など、参加者が自分の経験や思いを自己開示して語りあうCR(Consciousness Raising)の雰囲気でした。みんな、遠慮なくしゃべるので私の理解力は約20%。でもそれだけわかれば私としてはOK。女性の問題って共通するじゃないですか?「韓国のフェミたちの言葉を生で聴いて共有したい」と参加したし、そのことに意味があると思っています。みんなに温かく歓迎されて、いい時間がもてたことがうれしい。
 

 ミヘさん姉妹に誘われて、夜のパブでおいしいビールと食事を共にしました。韓国のフェミ事情って、実はどうなの? 日本と違うかな? シスターフッドは? 「どの世界にも権限を持てばそこに力関係が起こるのは、フェミニストの世界だって同じ」という言葉にまさに同感。そうなのよ! 私も同じことで傷ついているし、苦しい···。「私って孤独なのよ!」ついそう叫んでスッキリした~。ソウルでつながったシスターフッドに感謝! サランヘ、チング!
 ☆ミヘさんおススメのお店情報=若者の街、弘大(ホンデ)の「So So Pub」☆

 

 

 

今回のおすすめエンタメ~ K-Musical !

① 「パルレ(洗濯)」
日本でも話題になったミュージカル。2度目の観覧で、今回は野島直人さんが出演する特別公演を観ました。ソウルの路地裏で暮らす人々の涙と笑いの人情もの。地方出身の娘とモンゴルから出稼ぎに来た違法滞在の青年ソロンゴ(野島さんの役)の恋、失業や障害者問題、都会での厳しい生活の中を素朴にひたむきに生きる人々の力強さに観客が引き込まれます。野島さん、大変な役を韓国語で通して頑張ってましたよ。すごいことです。


② 「PRISCILLA」(プリシラ)

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1994年のオーストラリア映画原作。3人のドラッグクィーン、女たち彼らが砂漠にあるリゾート地を目指して、バス「プリシラ号」で3000キロの旅に。 LGBTへの差別や葛藤を織り交ぜたロードムービー。2006年にミュージカル化。メッチャクチャど派手できらびやかな衣装が500着以上、バスは8.5tのLEDライトで装飾。音楽は世界的なヒットメドレーのオンパレードで、見ても、聞いても、どの世代の方も楽しめます。
観客はほぼ女性。ぜひネットで検索を! 観たくなると思いますよ~。9月28日まで。出かけてみる価値あり!保証します!!


この後は、K-POPのSMタウンコンサート、WAPOP公演で予定スケジュールは完了。

では、みなさまよい休暇を。

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具ゆり(ぐ・ゆり)

フェミニストカウンセラー
フェミニストカウンセリングによる女性の相談支援に携わっている。
カウンセリング、自己尊重・自己主張のグループトレーニングのほか、ハラスメント、デートDVやDV防止教育活動など、女性の人権、子どもの人権に取り組んで20年あまり。
映画やミュージカルが大好き。
マイブームは、ソウルに出かけてK-ミュージカルや舞台を観ること。

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