ラブピースクラブはフェミニストが運営する日本初のラブグッズストアです。Since 1996

  • TOP
  • 屁理屈まみれの「助言」は、クソバイスでしかありません!

屁理屈まみれの「助言」は、クソバイスでしかありません!

2018.03.29

Loading...


 玖保樹でございま~す。3月末で『サザエさん』から東芝がスポンサーを降りることで、オープニングの提供ナレーションがどう変わるかが話題になってますねえ。とか言いつつもう10年以上、サザエさん見てないんだけど。ってどんだけ適当なつかみだよ(反省)。

 個人を晒しものにしたいわけではないので相手の名は書きませんが、ちょっと前に私、Twitterでメンションの応酬をしてしまった日がありました。私のアカウントは開設して半年程度しか経っていない、情報収集のためのものなので誰かに絡んだり絡まれたりは極力控えようと思っているのですが……。
 玖保樹はもう2年近く、AV出演強要問題の取材をしています。きっかけはひょんなことからで(しかし「ひょん」ってなんなんだ?)、それまでAVに関しての知識は「まるで興味のない人よりは多少ある」程度でした。でも求めれば得られるというか、幸いにも色々な人との出会いを通して、考えたり見たりする機会に恵まれています。感謝。

 最近では約半年前まで現役だった、強要被害者の香西咲さんとも言葉を交わすようになりました。現時点で私が彼女を語るのは時期尚早なので、どんな被害に遭ったかについて知るには、「香西咲さんを勝手に応援するブログ」が分かりやすいと思います。

 香西さんは2016年に被害を告白しましたが、2017年秋まで活動を続けていたため作品数はそれなりにあります。だから「なぜ強要被害者が告白後も現役で?」という声もあがりました。それは私の雑感でしかありませんが、「真面目で責任感が強かったから」だと思います。いい加減ではないからこそ、事前に決められたことを片付けるのにそれなりの時間を要した。だけど心身は悲鳴をあげていた。想像するだけで身を切られる思いです。こういうことを言うと「AVを差別するな!」という的外れな批判を頂きそうですが、私は向いてない・意に添わないことを責任感ゆえにやり続けるしんどさに思いを寄せているのであってだな。

 前置きが長くなりましたが香西さんは現在、Twitterで被害の告白をしています。読む側には辛い内容も多く、同時に「これをカミングアウトするのは本人も辛いだろうな」と思うことばかりです。本当に頭が下がります。
 しかし凌辱メーカーの作品に出て、その際に手を拘束され犬のような行動を「演技」としてやらなくてはならなかったことを「嫌で仕方がなかったが言いにくいと思っているうちに慣れた」とつぶやいた香西さんに対し、「現場では女優さんが嫌なことをされないストッパーがあります。(略)カメラが回って本番の時点でも『ストップ』と嫌なことは止めてもらえます」と絡む匿名アカウントが現れました(私にも巻き込みリプをしていた)。

 それに対してつい、「非当事者がなぜ当事者の告発に対し、「嫌なことされない」と言えるのですか?」的な内容の反論をしました。するとそのアカウントは「経験も豊富なアラサーにも関わらず(略)何故、18歳の新人でも出来ることを出来ずに後で文句いうの?」と書いたり、(香西さんのつぶやきが)「敵を増やすことになっているから助言している」などとも発言しました。またこの方はAV業界にお詳しいそうで、「事実を伝えるのは私以外いません」とも言いました。これらのメンションは現時点ではほとんど削除されていますが。

 要するにAVに誰より詳しい俺からしてみたら、「香西さんの告白は敵を増やすことになるので、助言」してくださってたそうです。でもなんで匿名の非当事者が、当事者による現場の告白に「嫌なことは止めてもらえます」と言えるの? 見てたの? 誰なの?

 そもそも「助言」ってなんなんでしょう? デジタル大辞林によると「助けになるような意見や言葉を、そばから言ってやること。また、その言葉。助語。じょごん」とあります。助けになる誰かの言葉が必要な場面は、確かに人生において多々ありますね。でも当事者の発言をまるで無効化するかの如き言葉を、どこの誰ともわからない人間が延々かけ続けるってただの嫌がらせじゃね? ってか怖いよ普通に考えて。

 でもこれに限らず女性にモノ申したい男性って、結構な割合でこれをわかっていない気がします。自分は女性に「助言してやってる」。そこにはどこか、当該女性を見下すニュアンスが込められてます。相手をリスペクトしていたら一方的な助言なんて、フツーはしない。まずは思いを共有して、本人が必要としているタイミングで言葉を渡しますよね。「良薬口に苦し」ということもありますが、それは互いの信頼関係が育っているから。どこの誰ともわからない、信頼関係もない男からの「助言」など、怖いだけなんですけど?

 と、怒り心頭な私でしたが、なぜかAV監督の二村ヒトシ氏が突然現れて「およしなさい」と言った途端、このアカウント氏は謝罪を始めました。この日は取材→移動→取材→移動を繰り返していてTwitterに貼りついていたわけではないので、何が起こったのか最初はついていけなかった程です。

 でもこの方、当初は二村氏にのみ謝罪していたんです。で、ある方が「玖保樹さんにも謝れ」と言ったので私にも謝ってきましたが、なんか「先生に謝れって言われたから」みたいなニュアンスを感じてしまいました。でも香西さんご本人にもちゃんと謝ったので、そこはギリギリ良かったと思いますが……。

 そこでこのAVに誰よりお詳しい匿名アカウント氏には、スマイリーキクチさんの
「気に食わない人のSNSに直接文句を書き込む人物がいるんですよ。問題が発生すると自分の行為を正当化するために「ただの意見」とか「ファンで応援です」と屁理屈を並べてシラを切る。書いた側の主張なんて知ったこっちゃない。基本的にやられた側がどう思うかが重要ですから。」https://twitter.com/smiley_kikuchi/status/978166714994114560

というつぶやきを捧げて終わりにしたいと思います。スマイリーさんにも「助言してたんです!」言うのかな。でもスマイリーさん男性で有名人だから、素直に聞くかもね~。あーあ、超疲れる。でも当事者はもっと疲れてるのだろうな……。本当に学ぶことばかりです。

RANKING人気記事

Follow me!

  • Twitter
  • Facebook
  • instagram

TOP