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子どもを育てていると、幼少のときの母や父との関係が鮮明に思い出されるときがある。
母に怒られたこと、母と父との喧嘩、母と姑の喧嘩など、よくないことほどはっきり覚えている。
思い出してしまったことと言えば、神戸の女児の痛ましい事件。親という立場にある人は特に、今後どうやって子どもの安全を守るか、不安にかられた人も多いだろう。
私は宮崎勤事件のことがフラッシュバックのように思い出された。当時テレビからながれたニュース、雑木林、犯人の部屋。その時私は9歳だったが25年経った今でもはっきり思い出されるということは、当時の私は、あのニュースを目にしただけで相当傷ついたのだろう。
あのときから、男とは怖い存在で、自分はいつか男に乱暴されたり殺されたりする可能性があるということを認識したと思う。
現在私はもうオバさんの域に達したが、まだまだ男に対する恐怖を乗り越えられそうにない。たぶんこのさきずっと。神戸の事件を知って本当にそう思った。
さて、もうすぐ結婚して5年になる。まぁ、いろいろあるけど、なんとかかんとか継続している。
最近、夫に対して前々からうっすら感じていたことが、気になって気になってしょうがない。
それは、「夫は実の父親のことで苦しんでいる?」ということ。
韓国は姑が怖いというイメージが強いが、うちは義理の母はまったく害がない人で、逆に義理の父(65歳、市場勤務)が要注意人物(笑)。
家に居場所がない疲れた日本的なお父さんとは真逆のタイプで、いつ行っても家のど真ん中に陣取って座っているような人。絵に描いたような家父長制。
夫が小さいときから父親に厳しくされた話をきいたり、支配的な態度をみたりしていくうちに、どんどん苦手になった。
夫の家族はみんな義理の父の顔色を見ながら生きているように見え、彼の家族自体が嫌になってしまった。
会うのはもちろん、夫が家族の話をするのも嫌悪感でいっぱいになった。
夫の顔が義理の父の顔とダブって見えてしまうこともあり、なんだか病気になりそうな時もある。
しかし、私より病んでいるのは夫の方だろう。
儒教を重んじるこの国では、親は絶対的な存在なので、夫が両親に対してタメ口をきいたことも、わがままを言ったことも、聞いたことがない。
そればかりか、義理の父といる夫は、彼の有能な秘書のような働きぶりだ。
とにかく義理の父の満足を得られるよう、非常に努力しているように見える。そしていつも失敗を恐れている。相手は常に高い要求を出す。
客観的に見ると「毒父」に支配される子どものあるあるだなと妙に納得してしまうのだが、夫のことがかわいそうだと思うようになった。
「お義父さんと距離をとった方がラクなんじゃない?」と言ってみたが、私が何を心配しているのか分からない様子。
「カウンセリングを受けた方がいいよ」とも冗談まじりに何度も言っているが、まったく自分と親との関係を客観視できていないので、行かないだろう。私は、夫はいつか義理の父のせいでボロボロになってしまうかもしれないと危惧している。
この間、私は結婚してはじめて、義理の母と2人で会う機会を設け、夫のことにつて話してみることにした。すべてをオブラートに包んで話したし、私の下手な韓国語でどれだけ伝わったかは分からないが、お義母さんは涙ぐんだ。その涙がいろんなことを物語っているような気がした。

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やまださらさ(やまだ・さらさ)

在韓8年目のフリーライター。
フェミだったのに現地で年下の韓国男にどっぷりハマってしまい、誤って結婚。
現在、結婚4年目を更新しつつ、且つ育児をしながら自分らしく生きるために奮闘中。
韓国的エロとはなにかも日々、模索中!

このコラムでは、未だに実態がつかめない宇宙人(韓国男)との生活の悲喜こもごもと、女のための韓国エロス案内を追求していきます。

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