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No Women No Music Vol.11 VOL.11 いきなり最終回ッ!

ほんま えつ2003.12.09

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こんにちはぁ。
昨日、遂にというか、やっぱり(だっていっつも店内ガラガラだったものねぇ)閉店となるヴァージンメガストア新宿店へ行ってみました。残すところ1ヶ月余とあって、さすがに在庫総お蔵出しセール。CD&レコ業界年末の総ラッシュとあいまって、まあいくらお金があっても足りないわ!「CDドカ買い禁止令」を自分自身へ誓ったばかりの私は激ヤバっす。

とっさに目に入ったのが、ブリちゃん(ブリトニーよ!)の新作とその横にあるマドンナの出たばっかりのミニアルバム。見ましたか?この2人のキッスとビデオクリップ。いやぁぁタトゥ(来日公演さんざんでしたね。アギレラと同じ日だったしねぇ…。ファンもタトゥもみんなお気の毒な感じっす。私はどっちも行かなかったけど)なんて目じゃないわ!たしかに、今流行り(?!)のプチ・レズって感じだけど、あの2人の醸すオーラにはヤラレます。

そんなブリちゃんの新作‘IN THE ZONE’はスンバラシイらしいんですってね。私はまだ買ってない(&聞いてない)んだけど。んなブリちゃんのCD評でとってもイイなと思うのがあったのでちょっと引用します。

『…ショウビズの世界は心よりお金の方に近いためかあまり作品として取上げる機械がありませんが、最近じゃ邦洋問わず大メジャーのエンタテインメントに個人的には活力と芸術性を見出してしまう。より「タフ」なのが魅力なのでしょう。サバイブする賢明さと素養のあるアイドル。作られた感どころか作らせた感があるのがグレイト!』(by 井上由紀子「TVブロス」)

そうそうそうなのよぉぉと、思わず唸ってしまった一文なんだけど。よく音友(音楽の友達)の内輪では、既に今年のベスト盤をだしあう時期で、私も毎年なんだかんだと絞っていたけど、今年はそんなもんわかりませぇぇん。っていうよりそんなベスト何とかを選ぶ方々とはかけ離れた嗜好にいってしまった…故にそんな音友たちとも集う機会もなくなったということです。

もとい、そんなブリちゃんに憧れられ続け、追いかけられているマドンナ。ヴァージンではマドンナのミニアルバム“REMIXED&REVISITED”の方をお買い上げ!『アメリカン・ライフ』からのシングル・カットのリミックス。&例のブリちゃんとの熱いキッスを交わしたMTVでのライブ・テイクと、ミッシー・エリオットとの共演がめっちゃカッコ良かったGAPのCM使用曲が入ってるっす!!NOW ON PLAYING♪

ところで、突然なのですが、私の身勝手で、今回を持ちまして本コーナーを終了することとなりました。ご愛読していただいた方々、本当に本当にどうもありがとう。感謝多謝です。

これまで私は、中途半端な音楽マニア感覚で、いろんな音楽を聞くとともに、いろんな音楽に関しての雑誌や本を読み漁り、果ては音楽ライター講座なんてもんに中途半端に通ったりして、音楽について書くということに並々ならぬ関心を寄せてきました。そこで感じていたことは、月並みですが音楽ライター(業界そのものにも)に女の人が少ないってこと。でもあらためて隔週でこういうコラムのようなものを書かせて頂いてちょっとそれもわかるかもって気分になってきました。うまく表現できませんが。

女の音楽ライターが少ない理由に、よく女の人はコレクター癖がないから、とか音楽そのものよりアーティストに盲目になってしまうとか、いろいろ言われます。どちらもそうかもとも思います。

生憎、私は物心ついたころから、1曲気に入るとそのミュージシャンの音楽を全部聞かなきゃ気が済まないというような、いわゆるオタク気質をもつ女で、やはり同類な聞き方をするのは、女の人より男の人の方が断然多かった。なんでだろうって思ってました。でもなんか最近そんなもんだろうという気がしちゃいます。

中古レコード&CD屋で、いかにもマニアな方々(男ばっか!)が、目を血眼にして物凄い形相で物色、吟味している光景、ちょっとコワイです。いい歳したおっさんがビートルズの“レコード”にウン万円も払っている光景。いやぁぁ引く引く。ビートルズなんてCDででてるじゃん!…「いや、このレコードは○年にアメリカでリリースされていまや廃盤で…」。恐ろしきマニア魂。自分自身の中にあるオタク気質がどんどん恥ずかしくなっていく、心底くだらなくなっていく、そして醒めていく。こんなことに膨大なお金とエネルギーを心血注げるのって、やっぱ男の世界かも。。。 それと対比するように言われる、ミュージシャンへ盲目となる乙女的聞き方、イイじゃないそれはそれで。   

この連載でわたしは絶対に使うまいとした言葉がある。「女(性)らしい感性」「歌姫」「○○嬢」。みなさん、CD売り場のPOP、音楽関係のレビューを読むとき気を付けて見てください。女性アーチスト評への使用頻度ベスト3かも。書き手男女問わず、すごい頻度で使用されてます。「女(性)らしい感性」っていったいどういう感性だ????誰か教えてくれ!(音楽だけでなく映画や文学にも使用頻度高しでしょう、きっと。)

偏屈でくだらない音楽業界への、ちょっとアンチでルサンチマン的な鬱憤を晴らす居場所を与えてくださった北原さん、感謝多謝です。 そして、約半年間、お付き合いくださった方々へも、もう一度どうもありがとうございました。 それでは、ごきげんよう。

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ほんま えつ(ほんま・えつ)

音楽、映画、本をこよなく愛して生きる趣味人女。
小学5年生のとき同級生の友達宅で聴かせてもらった「クィーン」に感動。
以後、洋楽を貪り始める。初めて買ったLPレコードは「アバ」のベスト盤。
いまではこれぞと思った音楽はジャンルを超えてなんでもござれの雑食派。
本連載、約10年ぶりのカムバックです。

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