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高校の制服はフェミの敵?!

深井恵2004.10.25

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日ごとに涼しくなってきましたが、みなさん、いかがお過ごしですか。暑かったり涼しかったりと、体調を整えるのが難しい日々ですね。

台風22号では、関東・東海でかなりひどい被害が出たようですが、大丈夫でしたか? 農作物への被害が、今後の市場に影響しそうで、とっても心配です。

9月のコラムでお知らせした「教育基本法」を守る集会の一つが、11月6日(土)12:30開場、13:30開演 東京 日比谷野外大音楽堂 参加費:無料 で行われます。主催は「教育基本法の改悪をとめよう! 全国連絡会」です。呼びかけ人には、大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さんがいらっしゃいます。みなさん、ぜひ、お越しください。

先日、授業で「男服・女服さりげなく越境」という見出しの朝日新聞記事(04年6月29日付)を扱いました。ファッション界の04年秋冬コレクションで、男服と女服の差がなくなって、男女同じデザインの服になっているという内容の記事でした。ファッション界は、男女の差を際だたせることが根強く残っている業界の一つでもあるのですが、そのファッションに異変が起きているというのです。

「男服・女服が越境している」・・・そんな目で、世の中を見回してみると、様々な例が挙がってきます。生徒たちから出された例を、少し見てみましょう。

ちょっと前までテレビで流れていた、ジョージアのCM。スーツ姿にネクタイをしめたサラリーマン風の3人の女性が登場していた。最初見たときは「あれ?」と思ったが、見慣れてくると、かっこよくて、違和感がなくなっていった。最近のジョージアのCMでは、土木工事をしている女性や、駅員をしている女性など、かつて「男の仕事」だと思われていた職種への、女性の社会進出が描かれている。

ネクタイをしめている女性は、結婚式場の係の人や、タクシーの運転手さんなど、仕事をしている時にしめているのをよく見るが、最近では、ファッションでしめている女性もみかけるようになった。
男性用の下着である「ボクサーパンツ」を、女性のアイドルがはいて、CMに出ている。雑誌の写真でもボクサーパンツをはいているアイドルを見たことがある。別に違和感はなく、かわいく見える。

かつては「すね毛」を隠すため?!か、少々長めだった男性用靴下が、スポーツをする中高生を中心に、丈の短い「くるぶしソックス」をはくようになった。学校では、去年まで「くるぶしソックスは禁止」と言われていたが、今年から許可されるようになった。女子でもくるぶしソックスをはいている人が増えてきた。

男性がストッキングをはいて街を歩いているのを見たことがある。
ヘアバンドをしている男性も増えてきた。別におかしくないし、機能的でいいと思う。
高校の女子の制服で、パンツも選べる学校が出てきた。
などなど、身近ないろいろなところで、服装の性の越境は進んできているようです。生徒の意見の中には、「男服、女服にこだわらなくて、お互いの服装の機能的なところや、よさを取り入れていけば、もっとお互いが過ごしやすい服装を着られると思う」「男だからとか女だからではなく、個性を活かした自分らしい服装ができればいいと思う」といった、肯定的な意見が多く出されました。彼らの柔らかな感性をそのまま伸ばしていってほしいものです。

中には、「高校の制服は、性差が縮まっていくことを邪魔していると思う。制服は早くなくなってほしいと思った」と、苦言を呈する意見もあり、思わず納得しました。確かに、女子生徒の中には、私服ではいつもパンツなのに制服だけスカート、といったケースが少なくありません。かく言う私も、スカートが大っ嫌いで、制服以外のスカートなんて、一枚も持ってなかったし・・。
制服、早くなくなるといいんだけどなぁ・・。

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深井恵(ふかい・めぐみ)

九州某県の高校日本語教員。
日教組の「教え子を再び戦場に送らない」に賛同して組合加入。北原みのりさんとは、10年以上前(ジェンダー・フリー・バッシングがひどかった頃)に組合女性部の学習会講師をお願いして以来の仲。

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