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電話による世論調査

深井恵2007.07.21

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台風一過、いかがお過ごしでしょうか? この台風が来る前、一匹の赤とんぼを目撃していました。「もう秋みたいだな・・・」とそのとき思ったのですが、その後、まるで夏の終わりのような夕立に見舞われ、季節の先取り(?)、これも温暖化の影響かな?と、思っていた矢先、秋の台風並の勢力である台風4号がやってきた次第です。私たちの気づかないところで、さまざまな変化が起きているのかもしれません。

ところで先日、「電話による世論調査」が自宅にかかってきました。電話による世論調査、体験された方、いらっしゃいますか? 私は初めてで、いままで新聞やテレビで「○○について電話による世論調査を行ったところ・・・」という報道があると、「そんなのうちにはかかってきたことないぞ?」「ほんとにその調査結果って、世論を反映してるの?」と、独りごちていました。

そんな私でしたから、「電話による世論調査です・・」って言われて、「よしっ、初めての体験だ! きっちり答えて自分の意見を世論調査に反映だぁ!」と意気込んで耳を澄ましたところ・・・怒り爆発!!
それが、その「電話による世論調査」って、極めて失礼なんですね。知りませんでした。

頭にきて、すぐに電話を切ってやろうかと思ったくらいです。何が失礼かと言うと、こっちは生身の人間が時間をさいて回答させられると言うのに、相手は全て機械だからです。生身の人間ではありません。

あらかじめ録音した音声に従って、相手にプッシュボタンで答えさせる・・・極めて一方的な調査。頭にきてもその怒りをぶつける相手はなし。問合せ先の電話番号を教えるわけでもなく、ナンバーディスプレイではない自宅の電話では相手の電話番号もわからずじまい・・・調査団体名は名乗ってきたものの、怒ってる間に忘れてしまい・・・

それでも、初めての体験だったので、最後までつきあってネタに使ってやろうと、怒りをグッと我慢して回答することにしました。・・・そして、今回のコラムネタに使ったわけですが・・・(笑)

「5分ほどで終わる」と説明された電話による世論調査は、参議院議員選挙に関する調査項目から始まりました。
音声「投票に行きますか。行く方は6のボタンを、行かない方は7のボタンを押してください」
私の対応:「何で6から始まるんだ? 投票には行くに決まってんじゃん」と6を押す
音声「支持する政党は次のうちのどれですか。自民党を支持する方は6を、民主党を支持する方は7を、公明党を支持する方は8を、共産党を支持する方は9を、社民党とその他の政党を支持する方は一度0を押して・・・」
私の対応:(最後まで聞かずに)「社民党が何で二度手間なんだ! 自民党を6から始めるから二度手間になるんじゃん」と怒りを増殖させつつ、0を押す
音声「社民党を支持する方は6を・・・」
私の対応:(最後まで聞かずに)6を押す
(中略)
音声「安倍内閣を支持しますか。支持する方は6を、支持しない方は7を・・・」
私の対応:思いっきり強く7を押す
(中略・・・このへんで、「ホントに5分の調査なのか? 長いぞ!」とイライラしてくる)
音声「あなたの年齢についてお答えください。20代の方は6を、30代の方は7を・・」
私の対応:7を押す
音声「あなたの性別についてお答えください。男性の方は6を・・・」
私の対応:誰がこんな調査に全てまともに答えてやるもんか!と、怒りを込めて強く6を押す
音声「調査へのご協力ありがとうございました」
私の対応:「どういたしまして」(ガチャン)

私の短い髪の毛が、怒りでさらに立ってしまった気分でした。
この体験は、早速教室でクラスの生徒に話しました。選挙権が手に入ったら必ず投票に行く必要があるということも含めて。

電話による世論調査を体験してみて思ったことは、体制に物言う姿勢で臨んでる人・・・つまりは野党側の立場に立ってるような人は、電話による世論調査に素直に従うような人は少なく、調査に回答せずにまず最初に「失礼な!」と電話を切ってしまいがちなのではないか、ということ。つまりは、野党側の考えを持つ人の意見は有効回答として調査結果に反映されない率が高いのではないかということ。

もう一つは、社民党等の少数政党支持にはハンデ?!(余分にボタンを押さないといけない)があったように、調査する側の意図する誘導尋問的な、世論操作的な方法で調査が行われ、その結果がまことしやかに世論の意見として報道されているのではないか、ということ。
みなさんはどう思われますか?

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深井恵(ふかい・めぐみ)

九州某県の高校日本語教員。
日教組の「教え子を再び戦場に送らない」に賛同して組合加入。北原みのりさんとは、10年以上前(ジェンダー・フリー・バッシングがひどかった頃)に組合女性部の学習会講師をお願いして以来の仲。

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