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ひとりでカナダ大学生やりなおし~アラフォーの挑戦 Vol.7「熱心な同意」って?

橘さざんか2023.04.06

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昨年9月にカナダに来てから、政治的なことや日本とカナダの違いを考えない日はありません。そして今、カナダで私の周りにいる人々と私が多くの面で共通した信条を持っていることが、私が日本にいるとき以上の心地よさを感じている大きな理由のひとつです。多様性を尊重すると言いつつも、みな自分の信条が正しいと思っている(その二つはとくに矛盾しない)ものなので、私も堂々と自分の考えていることを書き、外国かぶれと言われることを恐れずにカナダで感じた良さを伝えていこうと思います。私=日本、友達=カナダというように主語がものすごく大きくなることを、今回はお許しください。

私の認識は偏っているかもしれませんが、日本では自然発生的には親世代の保守的な考えを当然のものとして育てられ、自分で勉強したり人に影響されたりして後追いでリベラルになっていくものかなと思います(親がリベラルのリベラルサラブレッドも、なかにはいますが)。カナダは比較的新しい国であり、現首相ジャスティン・トルドーの父ピエール・トルドーが首相のとき(1968-1984) に国家のアイデンティティーが定まり、一気に多文化主義を中心としたリベラル化が進んだようです。その新しい歴史のせいか、階級関係なくカナダの人はだいたいリベラルであるだけでなく、私が「保守主義の中心にあるのは信条ではなくリベラルへのアンチですよね?」と発言した時に、そこにいた誰もが「そりゃそーよ(当然、なにをいまさら)」という反応をしたのが印象的でした。保守を「外側から見ている」視点が一般的なのだなと思います。

話はかわりますが、前回のコラムではセクハラ被害を報告した際の大学側の対応について書き、私は「というわけでよかったです」というような大団円で終わらせました。でもその後何日かして、「30年近く生きてきた人の考えを1カ月の教育で変わらせられるわけないよな」「それで解決とするなんてキレイごとだよな・・・」という思いも生じてきて、もしかしてこういうのが「リベラルがお花畑と言われるゆえん・・・?」と考えたりもしました。

このように、何が正解なのだろうといろいろと気持ちが揺れ動く日々ですが、「性的同意」について人と交わした会話でははっきりと二度感動しました。まずは大学内で性的同意に関するワークショップに参加し、「Enthusiastic Consent」という言葉を初めて知ったときです。日本語訳がネットでは見つからなかったのですが、直訳すると「熱心な同意」ということです。本当にいいの? 本当にしたいと思ってる? と相手に何度も聞いて確かめるという行為のことです。それが推奨される理由は「一度では足りないから」というもの。一度だとその場の雰囲気にのまれて言っているだけだったり、「ここまではOK」という線引きをすりあわせたりするのが難しいからでしょう。初めは私にとってあまりに新しい考えだったため「えっ、なんで何度もする必要が・・・?」と思ってしまい飲み込めなかったのですが、いまのカナダでは共有されている概念のようです(どこまで実施されているかはわかりませんが)。同意形成をていねいにすることに重きを置くというのは素晴らしい性教育だと思いました。

次に、カナダ人のボーイフレンドとNetflixの「やれたかも委員会(英題:The Could’ve -Gone-All-The-Way Committee)」を観たときのことです。以下、知らない方のためにWikipediaから引用します。
毎回、女性との「やれたかもしれない」(セックスできたかもしれない)思い出を持つ男性が、面接会場のような場所を訪れ、女性との甘酸っぱさやほろ苦さ残る思い出を独白形式で語る。女性が独白する回もある。聞き手である男性2名、女性1名で構成される「やれたかも委員会」メンバーが、最後に「やれた」か「やれたとは言えない」かを判定する〜 (Wikipedia)

第3話まで観た私の感想はありがちなもので、
「女性を性的対象としてしか見ていない」
「女性のキャラクターにバリエーションがない」
というものでしたが、彼の視点はさらにおもしろいものでした。彼いわく、まず、シュールでユーモラスだということはわかるが、違和感を覚える番組だったと。

その理由としては、

(1)セックスをするかしないかというのはプライベートな瞬間であり客観的に測れるものではないのではないか?
(2)3人の審査員がそれぞれ象徴しているもの(かっこいい系のミュージシャン=男性的かっこよさ、柔道着の塾長=男性的な力の強さ、セクシーな女性=女性のセクシーさ)がマッチョで受け入れがたい 
(3)日常のセックスより、非日常のよく知らない人とのセックスのほうが貴重という考えはよくないのではないか 
(4)最後の瞬間からセックスに持ち込むまでの流れを教えてあげたくなり、もどかしかった

といったものでした。
なので、(4)については私が息子役となってその流れというものを教えてもらいました。

「父さん、パーティーの後で女の子と二人きりになったんだけれど、その女の子が何も言わずにベッドに横になったからどうしたらいいのかわからなくなっちゃったんだ。僕、本当はもっと親密になりたかったんだけれど・・・」

それによると父の答えは、

「いいかい、そういう時は目をみて、『いま僕はあなたにキスをしたいのだけれどしてもいい?』って聞くんだ。それはawkward(気まずい)ではなくてromanticなことなのだから自信をもっておやんなさい」

普段の映画などではそういった場面は省略されているし、自然に学べるものではないからこそ父親がそんなことを息子に教えていたら、よい性教育になると思いました。

そういったカナダと日本の違いを感じるにつけ、国の政治的方針と性教育は強く結びついているのだなぁと思います。

写真©Tachibana Sazanka


Coraという一日中朝食メニューのみのファミレスに行きました。朝食のみとはいえメニューのバリエーションが豊富でものすごく幸せな気持ちになりました!


市の図書館の中にこのようなボックス席があるのですが、集中して勉強するのによいです。


ポテトだと思いポテトサラダを作ったらなんと蕪でした。ただポテトのようなでんぷん質感もあり、中間というかんじです。

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