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こんにちは。このコーナー初登場いたします。北原です。
春めいてきましたね。新入社員、新入学生のみなさん、新しい生活に向けて忙しい頃なのではないでしょうか。
ラブピースクラブも、4月から2人の新人が入社します。新しい空気が入って、これからどんどん、女が自由に楽しくなるような、そんなセックスグッズを広めていくぞーっ! おーっ! と盛り上がってます。
そんな中、ラブピースクラブのイベントではないのですが、私のトークイベントのご案内です。4月3日木曜日夜8時から、下北沢B&Bというブックカフェで「奥さまは愛国」トークイベントを行います!
「奥さまは愛国」。
ライターの朴順梨さんと共に、排外的なナショナリズムにはまる女性たちを半年間かけて取材した本です。タイトルからは重たい空気を放っています。読んだ方も「重かった」という方もいます。でも、「めちゃくちゃ笑った」という感想を頂くこともありました。
特に、明治天皇の玄孫という竹田恒泰氏の講演会に北原が参加した時のルポは、なぜか好評です。重たいのだけど竹田氏のめちゃくちゃぶりは・・・笑うしかない・・・からかも。本を執筆中には、竹田氏はまだともちゃんと交際していたのですが、竹田氏がともちゃんにプレゼントしたものの正体などについても、ぜひ読んでいただきたいです。
朴さんは「私は日本が好き」と書きはじめ、
私は「この国は変だ」と書きはじめました。
朴さんとは、本を執筆中、一度も会いませんでした。
お互いに「共著」というのは、初めての体験です。どんな風に「共著」していけばいいのか分からないまま、2人別々に走り続けました。そして、ばらばらに原稿を出し合い・・・だけれど、まとまると、こんな一冊になったんだ・・・、と私自身が驚いています。
本を読んでいない方も、読んで下さった方も。
よかったらぜひ、3日夜、お会いしましょう。
http://bookandbeer.com/blog/event/20140403_nationalism/
主催: 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
2014/04/03 [木] 20時~
以下、編集者からのイベント案内です。
いま、この国では、愛国の思想を持ち、活動にはまる女性たちが増えている。日の丸を振り、ヘイトスピーチを路上で叫ぶ彼女たちは、家に帰れば夫や子どもに食事を用意する、隣の〈普通の主婦〉でもある・・・・・・。
そんな女性たちの存在に驚き、そして知ろうと試みたフェミニストと元・在日韓国人三世が、一年前から取材を重ね、この2月に『奥さまは愛国』という本を上梓しました。
愛国女性たちの動機は何か、社会に望むものは何か、そして何を愛し、守ろうとしているのか。明治神宮、新大久保、幼児学校、皇居、朝鮮学校、靖国神社…
愛国活動の場を訪ね、北原さんはジェンダー視点で、朴さんはマイノリティ視点でそれぞれ聞いて、考えました。
ふたりは何がわかり、何がわからなかったのか。
実は、取材・執筆中、ほとんど言葉を交わす機会がなかった北原さんと朴さんが、改めてじっくりと、いまそこにいる「愛国奥さま」といまここにある「愛国の空気」を語ります。
北原みのり(きたはら・みのり)
1970年生まれ。女性のためのセックストーイショップ「ラブピースクラブ」代表。時事問題から普遍的テーマまでをジェンダー視点で考察する。著書に『アンアンのセックスできれいになれた?』『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』『さよなら、韓流』など。
朴順梨(パク スニ)
1972年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、テレビ制作・情報誌編集を経てフリーライターとなり、「AERA」等に寄稿。元・在日韓国人三世。著書に『韓国のホンネ』(安田浩一氏との共著)『離島の本屋』がある。