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今期パリコレでシャネルがフェミニズムをフィーチャー♡ ランウェイに輝いた「Histry is her story(歴史は彼女がつくる)」

栗林デバ子2014.10.13

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安倍サン肝入りの「すべての女性が輝く政策パッケージ」が発表されたにもかかわらず、輝くどころか、怒ったり、悲しくなったりすることの多いデバ子です。


でも、そんななか、嬉しいニュースが!!
ひとつはマララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞したこと。
ラブピを読んでらっしゃるみなさんなら、もうチェック済みかもしれませんが、マララさんのスピーチ、チャーミングでユーモアがあってカッコよかったですねー。
マララさんの出身地パキスタンと敵対しているインドの人権活動家・カイラシュ・サティアティさんと同時受賞なんて、ノーベル賞委員会も粋な人選をするなぁと思いました。


そして、もうひとつ。9月30日に行われたパリコレでシャネルが「フェミニズム」をフィーチャーしたんです。ショーのフィナーレ、ランウェイを歩くモデルたちが、拡声機を持ち、「Histry is her story(歴史は彼女がつくる)」「Boys should pregnant too(男たちも妊娠せよ)」「男女同権」とか書かれたプラカードを掲げたんです。なかには、前にも書いた国連でのエマ・ワトソンさんがスピーチで使った言葉「He.For.She」を掲げるモデルも。


シャネルといえば、フランスを代表する高級ブランドで、むしろコンサバなイメージがありますが、創業したココ・シャネル自身は、女性たちのウエストをぎゅうぎゅう締め上げていたコルセットから解放し、動きやすいジャージー素材でストンとした形のスーツをつくったり、もっと活動的であるべきだとスカートの丈を短くしたり、フェミニストだったんですよね。
他にも、「大事なのはカネよりセンスじゃない?(デバ子解釈)」とイミテーションのパールをたっくさん使ったコスチュームジュエリーをデザインしたり、社会の常識とか女性たちを縛っていたものに「NO」を、とてもスマートに、ウィットに富んだ形で突きつけた人だと思うんです。


そのシャネルがフェミニズムをフューチャー!!今回のショーを見て、久しぶりに物欲がわきました。きっと当時の女性も持っていただろう、世の中が動くんじゃないかという期待感。その動きに、自分も服を着ることで参加できるんじゃないか、というドキドキ。


すっごい高いんだろうけど、デバ子も来シーズンのシャネルの服が欲しいっ!
まんまとカール(現在のデザイナーですね)の思惑にのって、鼻息荒くしてしまったのですが、このショーを報じた新聞記事を見て、テンションがガクっと下がりました。


まず朝日新聞。
「中東の過激派組織によるテロへの警戒感が強まる中で開催中の2015年春夏パリ・コレクションで、平和や反戦への訴えを思わせる表現が広がっている。フランスの人気ブランド、シャネルは9月30日のショーのフィナーレで突然、「デモ隊」を登場させて観客を驚かせた。新作を着たモデルが「自由」「男女同権」などと共に「メーク・ファッション・ノット・ウオー」と書かれたプラカードを掲げて軽やかに行進した。シャネル社は「政治的見解はない」と話している」(朝日新聞)
・・・・すっごい退屈なんですけど。「平和や反戦への訴えを“思わせる”」って。反戦への訴えそのものでしょ。かつ、シャネル社に「政治的見解はない」とか言わせてるし。
そんな一文、意味ありますか?ファッションが政治的で全然いいでしょ。


読売新聞も、
「ショーの最後に、80人を超すモデルたちがデザイナーのカール・ラガーフェルドさんと共に登場。『戦争ではなくファッションを創ろう』『レディーファースト』など、反戦や女性を応援する英語やフランス語のメッセージを書いたプラカードを掲げたり、拡声機を手に声を上げたりする演出で会場を盛り上げた。フランスでは、政府への抗議デモやストライキが頻繁に行われることで知られる。最近も、航空大手エールフランス航空が約2週間にわたりストライキを行い、旅行者らに大きな影響が出たばかり。そんなお国柄をショーの演出に取り入れ、フランスのブランドらしさを強調したようだ」
あのショーを見て、エールフランスのストライキを思い起こすとは。本当にそんなことしか感じなかったんでしょうか。


毎日新聞は、
「ラストも意表を突く演出が。いったん、舞台裏に戻ったモデルたちが、今度はデモ隊になって再登場。「歴史は女でつくられる」「男の子も妊娠しなさい!」などと書いたプラカードを掲げて練り歩き、気勢を上げたのでした。デザイナーのカール・ラガーフェルド氏のフェミニストぶりがうかがえ、思わずニンマリしました」
一応、フェミニズムには触れたんですね。よかった・・・。でも、もうちょっと、今回のショーの意味、深めて欲しかったです。


いいニュースのはずが、つい暗くなってしまいましたが、久しぶりにシャネルのショーを見て、いくら景気がよくなっても、先行きが暗いと物欲ってでないもんだなぁ、と実感しました。世の中が変わっていく、きっと良くなっていく、そういう期待感がサイフのひもをゆるませるんですね。
その意味でも、安倍さん、あなたの「すべての女性が輝く政策パッケージ」では、全然物欲わかないです。

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