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桜の季節がやってきた

おのゆり2017.03.29

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 ユノが帰ってくるまで、1ヶ月を切った。もうここまで来たら、あとは流れるように過ぎて、きっとすぐユノが軍隊から出てくる姿を目にすることになる、はず。そうなれば、本当に、東方神起の復活が現実的に迫ってくる!現在、日本では、東方神起のフィルムコンサートというのが開催されていて、本人たちは登場せず映像が流れるだけのコンサートにも関わらず、幕張メッセなんて大きな会場がいつものコンサート会場さながら赤いペンライトで満たされて、盛り上がっている様子。もしかしたら今年中にふたりに会える機会があるのか?コンサートツアーはいつからなんだろう?と、トンペンは以前のような、東方神起の情報に一喜一憂し、興奮する日々を思い出しながら、だんだんテンションを上げてきている。

 やっと、あれから2年。ある程度、年齢も重ねてくると月日の経つのは早く感じるようになるし、過ぎてしまえば早い。だけどやっぱり待っている時間ていうのは長かった。過去の映像を見て、過去の写真を見て、東方神起の魅力を再確認して来たわけだけど。彼らは本当に常に走り続けてきたから、わたしたちファンも彼らを追っかけるのに同じように走って来た。だから、この休止期間は、東方神起の過去の軌跡をきちんと、じっくり見返すのに最適な時間だった。ほとんど見ることのなくなっていた5人時代の東方神起を見て、また2人に歌って欲しい昔の良い歌もたくさん思い出した。もちろん、どの過去の作品も、さすが東方神起、クオリティが高いので、繰り返し見たってやっぱりなんでもすごく良い。だけど、過去の映像ばかりを見ているのは正直に言うと刺激も少なくて、なんかさみしくなってくる。やはり新しいものが見たいなと思ってしまうものだった。

 だけど、今は東方神起に会えないのだから仕方ない。わたしたちは、我慢して、良い子に待ってきた。わずかな彼らの情報に飛びついて興奮したりやきもきしたりしながら彼らに思いを馳せたり、自分たちで彼らの過去のネタで盛り上がったり。ファン同士で集まってDVDを見て、彼らのことがどれだけ好きか語り合って。そして、戻ってきたら、また一緒にコンサートに行こうって誓い合って、励まし合って。多くのファンが、彼らが戻ってくるまでに〇〇って目標を立てたりして過ごしてきたと思う。ダイエットとか、貯金だとか、韓国語のお勉強、それから、戻ってきた時にちゃんとコンサートに行けるように体力を保つ、なんて風に様々に。彼らが兵役に行って頑張っている間、わたしたちも頑張らないとって思いで。

 わたしにとっての待つ時間は、なんといっても、このコラムと共にあり、そして結構必死だった。軍隊にいるユノへの募る思いや、以前から東方神起に抱いて来たたくさんの強い思いを文章にして、毎回がラブレターだと思って、大好きってことを声を大にして伝えてきた。今でも、これをだれか知らない人が読んでくれていることが信じられないし、つたない文章だけど、東方神起を思う気持ちだけは本物だし、こんな風にその思いを存分に表して伝える機会をもらえて、そんな幸せなことないし、わたしも、頑張っているユノとチャンミンに恥ずかしくないようにと奮起してきた日々。東方神起にはまり、それを支えのようにして前へ進んで来たわたしの過去を振り返り、東方神起は女の人生を変える、東方神起を知ると女が生きていくことに前向きになれる、彼らを好きでいることが自立した人生を生きることを助けてくれる、そんなことを再確認してきた。

 こんなに女を魅きつける男たちは他にいない。女をこれだけ幸せにする男たちは他にはいない。その効果や影響力は無限の可能性を秘めていると思う。こんな美しい男たちに出会えて本当にわたしは、わたしたちは恵まれてる。帰ってきたユノは、きっとますます色気が増していることだろう。いや、ふたりとも、格段にかっこよくなってるに違いない。より一層、気絶するほどかわいくなっていたらどうしよう。

 ユノが戻るまで、あと少し。最後まで彼の心のままに存分に頑張って欲しい。そして彼の兵役が無事に終わりますように。やっぱり本当に出てきたユノを見るまでは、なんとなく心にブレーキをかけておきたい。盛り上がりたい気持ちを抑えて、あと少し、待つ。そして、帰ってきたら、わたしは、とりあえず少し休んで欲しいと思う。入所する彼を見て、普段のキラキラした彼との落差にすごく悲しくてショックだったけど、今度はそこから華やかな世界に戻って来るのだ。きっと、ユノも指折り数えて、ファンに会える日を待ち望んでくれていると思うけど、過酷な日々を過ごしてきた自分自身をまず癒して欲しい。わたしたちの前に現れるのはそのあとでいい。完璧な東方神起のユノの姿を、わたしは待っている。

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おのゆり

おのゆり(おの・ゆり)

大学院生。
1974年生まれ。東京出身。女性学修士。2012年に渡独し、現在、大学のジェンダースタディーズ博士課程で、フェミニズムや女性運動について研究中。もうそんなに若くもないのに、ひとりドイツで、貧乏学生生活送ってます。トンペン歴8年。 

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